好奇 高齢者 の呟き

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良寛詩60歳代 乙子神社時代 NO 2

2007-01-12 00:34:35 | Weblog
閃電光裏60年   閃電 (せんでん)光裏(こうり)60年
世上栄枯雲往還   世上の栄枯 雲 往還(おうかん)
巌根欲穿深夜雨   巌根(がんこん)穿(うが)たんと欲す深夜の雨
燈下明滅古窓前   燈下 明滅す 古窓前

稲妻と過ぎる60年
世の盛哀は雲に似る 岩をうがつ 夜の雨
窓の明かりもゆれほそる。

作品により多少のちがいがある。
起句  掣電光裏60年(せいでん)
   60有年夢裡(むり)過
 60有余 多病の僧  
 家占社頭隔人間  (家は社頭を占めて 人間を隔つ)
  古窓前が孤窓前

 有為転変のめまぐるしい60年の人生を振り返りると
まるで夢のごとく,栄枯盛哀はながれてゆく雲のごとく
去来している、しのつく雨を聞きながら ただ1人ほのぐらい
明かりの下でじっと座って 心身の脱落した自受用の境界には
今更俗界の煩悩もありはしないが、時には塵念のかげりもかすめよう。
渡邊秀英 良寛鑑賞より

もう 少し自分の人生の先も見えてきた、64歳まで働いた、
退社して もう社会は私を必要していない そんな空虚な気分に、
考え方を変えればやっと自分が好きな事 やりたかった事が出来る 海釣り、
山歩き 水彩 パソコン読みたい本だって まだまだこれからと言い聞かせ
これまで苦労させた、家族にも楽しい思いでも 家内とハワイ 中国 北海道
九州方面 2回家族みんなで 晩秋の京都 大坂の案内ここは私の仕事場で、
時には 友達家族とのドライブ 食事会 社交ダンスも是がなかなか
覚えられないが 急ぐことも無い。高齢者大学 論語も詩は解説聞くだけ
色んな事をしてもこの脳には残っていないだろうが、

ちっぽけな私の60歳代の人生観。じいさん ばあさんになれないのが残念だが
健康で真面目に働いてくれていれば、良いとするか。

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