好奇 高齢者 の呟き

地場産業や蒲原の風景 山 山野草 良寛歌碑、 史跡 旧北国街道を訪ねる、 また聞いたり話した、方言を紹介したい、 

歳寒くして松柏の凋むに後れる。

2010-01-29 18:04:17 | Weblog
子曰,歳寒,然後知松柏之後凋也。
歳寒くとは寒い年の意味で無く 一年中の寒い時 凋む(しぼむ)に後れる。
他の物が凋むに後れれるという直接の文字である 実は凋ますにおこる事の
表した事は老子の『大器晩成』の晩成が出来上る事が無い事を意味しているのと
同様である、柏は『かえ』ヒノキさわら等の類。
事有り手初めて松や柏が他の草木の枯れしぼむ中に依然として緑のままで残っている
事が解る。是は事有り手初めて、平素その積み重ねる 修行の本領が表れる、
盤根錯節(ばんこんさくせつ)に遇はずんば何を以って利器を別たんやと同様である。

忠臣烈士と讃えた美しい言葉。難しくてよく解りませんが現代に合わない様な気がしますが。
諸橋轍次博士著 論語の講義より
大方無隅 大器晩成 
読み下し....たいほうぐうなく たいきはばんせいなり
無限に大きい四角形は四隅が無く大きな器は出来あがる大器は完成しない。

大器晩成は解釈が違う まま覚えて居たようです。
難しい事が少しでも解るように成るでしょうか。
コメント
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