先日、岩村までドライブしたのには、それに先立つ話があった。
その日は日帰りバスツアーで下栗の里へ行くはずだったが、
催行人数に足りなくて、ツアーが中止になってしまったのだ。
それなら、自分で走ろうと思った。とはいえ、自分で運転するとなると
日帰りではきついので、近くのしらびそ高原で宿を取ることにした。
ところが、ハイランドしらびそのサイトで予約を取ろうとしたら、
先の台風で道路が崩壊したので、当分の間営業休止とある。
(そういう大事なことはサイトのトップに載せてよね~)
そんなわけで、岩村城跡へ行こうと思い立ったのだ。
岩村城の出丸にある駐車場への道は一車線しかなく、
ところどころにすれ違うための待避所が設けてある。
行きは対向車が来なかったが、帰りには上ってきた1台と行き会った。
ちょうど待避所の近くだったので、少しバックするだけでよかったが。
岩村城は日本三大山城として有名だが、城はなく、石垣が残っているだけだ。
けれど、その石垣が巨大で、複雑に入り組んでいて、見応えがある。
駐車場から上っていくと、まず埋門に行き着く。
クランク状の石垣を抜けて――
開けた場所に出る。
岩村城跡の表示の手前に平らな土地が広がっていて、そこが本丸跡だ。
海抜を刻んだ石版があった。
長局埋門から下りて見上げる。
周囲を歩いて、さまざまな角度から石垣を眺められる。
右側が有名な六段壁。
正面から見るとひな壇のようだ。
あちこちに、かつての城の再現画像をCGで見られるというQRコードがでていたが、
スマホで読み取ってみても、どれひとつとして動作しなかった。
このあと、ふもとにある岩村歴史資料館を見てから、農村景観日本一展望所へ。
岩村城跡にいたときは青空だったが、ここへ来るころには雲が広がってしまい、
やや鮮やかさを欠いた写真になっている。
この展望所は4、5メートル四方ていどでそれほど広くないのだが、
ちょうどタクシー3台に満杯で乗り付けた中年男性集団が上がってきて
このときだけ、かなりの混雑ぶりだった。
写真中央のこんもりした山が、岩村城のある城山だ。
車に戻ると雨がぱらつきだしたが、ふたたび城下町に戻って「ふくろう商店街」を
そぞろ歩きした。続きは次回に。
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