いろじろ覚書(仮)

日々のヨシナシゴトをつらつらとつづりたく・・・
内緒話(笑)は「当覚書について」からメールフォームにて。

「なにわバタフライ」(PARCO劇場)

2005年01月13日 | 観劇
【念のためご注意】ネタバレありです

三谷幸喜の新作「なにわバタフライ」を観てきました。
冒頭、「これは面白くなるのかな?」とちょっと不安に思ったのですが、
尻上がりに面白くなっていきました。

劇場の楽屋をイメージしたセットで、天井裏にあたる部分に打楽器の
生演奏(小竹満里、山下由紀子)が控えています。
そして衣装や小道具の使い方が面白かった。
温泉旅館の浴衣の帯がガムテープぐるぐる巻きだったり、壁の
カレンダーをベリベリとはがすとそれが帯になったり。
衣装(黒須はな子)と美術(堀尾幸男)をつくるときの
「このぬいぐるみをさ、足にしちゃおうよ。あとさー、カツラ」
なんていう話が目に浮かびます。

何より、戸田恵子さんが達者です。
子供時代も演じれば歌も歌う、そして何より、目の前にいない(一人芝居
ですから)会話の相手がちゃんと「いる」ように思わせてくれます。
普通の会話だけでなく、コンビ漫才まで(一人で)やっているのですから
おそれいります。
公演チラシに「たった一人で九十分をもたせることの出来る(実際には
約120分)、度量と技術と愛嬌を持った人」と書いてありましたが、
たしかに、そう思いましたよ。


一見の価値あり、です。
前売チケットは完売しているようですが、電子チケットぴあの
当日券があるそうです。(TEL: 03-5237-9350)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿