いろじろ覚書(仮)

日々のヨシナシゴトをつらつらとつづりたく・・・
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首相と読書の思い出話

2008年11月14日 | 読書
今週の「週刊文春」の林真理子のエッセイ「夜ふけのなわとび」は読書の話。

エッセイ自体は「本を読まない人が増えた」「漫画好きを公言する首相ってどうなの?」といったお話なのですが、その中で「歴代首相の中では、大平正芳氏が読書好きで有名だった」っていうエピソードにふれているんです。

それで思い出したのですが、小さい頃うちの母に
「大平さんの病室には、枕もとにいっぱい本が置いてあって、元気になったら読もうって楽しみにしてるんだって」
という話を聞いた覚えがあります。
(いつの頃の話かは定かでないのですが「大平氏入院中」みたいなニュースを見ていたときの話だった)

今となってはこの話のソースもわからず、すっかり曖昧な話なのですが、子供心に、(元)首相と「本好き友達」にでもなったような気がして、親しみを感じたのを覚えています。
あと「好きな本がみんな買えて、いっぱい読めるんだ。いいなー」と、病気のことはすっかり忘れてうらやましく思ったのも。
そして「総理大臣(当時の私にとって"立派な大人"みたいな意味あいだったと思う)ってやっぱりたくさん本を読むんだー」と、何となく納得したことも。

その後、大平氏死去のニュースを聞いたときには
「読みたいって言ってた本、どうしたかなあ。読めなかったのかな。」
と、寂しい気持ちになりました。


読書の効果を過大評価するつもりはないんですが、こういう感じを共有できる人が、今は減ってきているのかなー、と思うと、ちょっとつまらない気がします。



☆本日の馬体重
体重: 前日比-0.3hg
体脂肪率: 前日比+0.2%
まあまあかなあ...。