数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク (78)   太腿フェチ

2016-12-19 17:07:35 | 漫画のシナリオ
(78) 太腿フェチ

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

宮田卓也(50)ポワ―とした天然。一見サラリーマン風で男前ではない。

三田聖子(28)美人。ぶっ飛んだ性格。

久美子(45)卓也の元妻で妖艶な熟女。

陽子(35)下着売り場の清楚な美人店員

栗栖(18)3年生。2mの巨人で恐ろしい人相。

舞(18)165㎝。3年生。ごく普通顔。

探偵(30)

N=ナレーション


   某デパートの外観。

   同、店内

   腕を組んで歩いてると多くのすれ違う男達に見られ、
卓也「さっきからジロジロ見られてるんだけど全員お得意さま?」

聖子「気にしな~い。クラゲはなんにも考えちゃダメなんだよ~」

卓也「ねえ、子供の代わりに盆栽を買って二人で育てようか~」

聖子「大賛成―。盆栽なら反抗期もないし親を虐待する事もないもんね」


   下着売り場の外観。

   パンツを履いた下半身だけのマネキンの股間を無心に凝視する卓也を美人の店員、陽子(35)が興味深げ(好意的)に見ている。その向うで栗栖と舞がこちらに背を向けてパンツを物色している。

   Tバックを広げ、
舞 「これなんかどう?」

   恥ずかしそうに、
栗栖「わしは股の部分がパカッと開いてるのがええんじゃが・・・」

舞 「(頬を染め)・・・わかった・・・」

   離れた所の影から下着売り場にいる卓也を見て、探偵に、
久美子「あの小娘と夫を別れさせるいい手はないかしら・・・」

探偵「私に任せてください」と話す二人の前を栗栖と舞が楽しそうに腕を組んで通り過ぎる。

舞 「下着くらい私のお小遣いで買えたのに」

栗栖「そない遠慮すな。他に欲しいもんがあったらなんでもこうたるで」

舞 「バイトもしてないのにほんとに大丈夫なの?」

栗栖「この前の試合のギャラやちゅうて岩城に一千万もろうたさかい心配せんでもええんじゃ」

舞 「(驚き)えーっ、一千万も・・・?」

栗栖「テレビ局のえらいさんを脅して無理やり出させたらしい・・・」

栗栖「無愛想なやっちゃが男気があるちゅうか、憎めんヤツじゃわい」

舞 「へー・・・優しい人なのは分かってたけど、なんか私達とは何もかもスケールが違う感じがする・・・」

栗栖「あいつにはえげつない目に合わされたが、そんなわしでも惚れてしまうもんのー」

   腕を組んで去る二人の後ろ姿に、
栗栖「昼は十階の名店街で舞の好きなもんを思いっきり食わしたるで」

舞 「わーい」



   同、下着売り場内。

   卓也がマネキンの股間を指でツンツンしてるのを陽子が微笑ましそうに見ている。

   少し離れた所から卓也に黒のブラを見せ、
聖子「これなんかどう~?」

   陽子、興味津々で卓也の反応を伺う。

卓也「ぼくねー、チョー太腿フェチなの~」

   陽子、口を押えて吹くのを堪える。

聖子「(むっとし)・・・だから?」

卓也「ブラジャーには興味ないし、乳もなくてもいいぐらいなんだよ~」

   顔を真っ赤にして腹を押さえて屈み、
陽子「・・・も、悶絶・・・」

聖子「(あ然)あ・・・了解しました~・・・」

   二本の指でマネキンの股間を無心に擦る卓也を見て、小指で涙を拭い、
陽子(なに、この突き抜けたキャラ・・・?)



   同、十階食堂街

   食堂街の絵。

   藪そばの外観。

   同、店内

   ざるそばが置かれたテーブルに掛けて嬉しそうに下着の入った包みを見せ、
聖子「早く履いたとこを見たい~?」

卓也「(嬉しそうに)うんうん」と頷く。

   聖子が顔の前に広げた黒のTバックパンツを卓也が姿勢を正して無心に眺めるのを周りの女客達が興味深げに見ている。

卓也「(興奮して)もう辛抱たまらん・・・」

聖子「どうたまんないの~?」

   ぴっと手を挙げ、
卓也「質問!」

聖子「はいどうぞ」

卓也「Tバックってズブッとはまって痛そうだし衛生的にも不安なんだけど大丈夫なの?」という彼を見て周りの女客がドン引きする。

聖子「女のアソコはタフに出来てるから全然平気だよ~」

   その時突然両手でバンッとテーブルを叩き、聖子に、
探偵「またこんなとこで人様に迷惑をかけてるのか!」

   卓也、聖子、探偵を見上げてあ然。

   卓也に、
探偵「ちゃんと監視してたんですがちょっと目を放した隙に逃げられてしまって」

探偵「妻がなにかご迷惑をお掛けしなかったでしょうか?」

卓也「この人、あなたの奥さんなの?」

探偵「はい。中度の認知症で、もう子供が可哀そうで・・・」

聖子「(焦り)ち、ちょっとー」

探偵「先月やっと退院したんですが、虚言癖と徘徊は相変わらずで・・・」

卓也「あ、全部ウソだったんだ!」

卓也「信用しかけてたのにまた裏切られちゃった・・・」

   卓也に、
聖子「ちょっと待ってよ。私はこんなおじさん知らないし、ウソもついてないよ」

探偵「これ以上迷惑をかけたらまた入院させるぞ。さ、帰ろう」と腕を掴んで引っ張る。

   卓也に、
聖子「オジサン助けてっ」

卓也「もう僕に構わないで!ほっといて」

聖子「オジサン・・・」と悲しげに呟いて連れてゆかれる。

   店内の絵。

   人のいない階段の上で悲しげに、
聖子「本当に私は認知症であんたの妻なの?」

   呆れ、
探偵「ほんとに何も覚えてないのか?」

   聖子、俯いて超悲しげ。

聖子「(顔をあげ)そんな訳ないだろが!」

聖子「ボケ!」と横蹴りをくらわす。

探偵「ぎゃっ」と叫び階段下に転げ落ちた男を見ながら、
聖子「マジで認知症になっても、だれがあんたみたいなブサと結婚するか!」



   さっきの下着売り場の外観。

   同、店内

   陽子に下着の入った包みを手渡し、
卓也「これよかったら君にプレゼントしたいの」

   とまどい、
店員「・・・あの、先ほどの奥様は?」

卓也「彼女は妻じゃないしうそつきだった。ぼく今度こそもう女性は信じない・・・」

   陽子、興味深げに卓也を見つめる。

   頬を染め上目遣いで見つめ、
陽子「よく生々しい太腿をしてるって言われるんですが・・・」

   下着の入った包みを卓也の顔の前にかざし、
陽子「履いたとこを見たいですか?」

   超満面の笑顔で、
卓也「見たい見たい!!」

   あ然として、
陽子(なにこの無垢な笑顔・・・わけもなく涙腺が崩壊しそうになっちゃう・・・)

   カーテンが閉まった更衣室の前に陽子と卓也の靴が揃えてある絵。

   同、更衣室内

注、陽子はブラとパンツだけの姿。

   卓也、恥らって立つ陽子の前に正坐し一心に股間に見入っている。

   恥じらって頬を染め、
陽子「・・・お気に召しましたか?」

卓也「うん、チ○コがムズムズしてきた・・・」

店員「(頬を染め)あ、良かったです。そのためにデザインされたものですから・・・」

卓也「ちがうの、君の艶めかしい太腿にムズムズするの」

   頬を染めて照れ、
店員「あ・・・ありがとうございます・・・」

卓也「太腿に触ってもいい?」

   頬を染め、
陽子「お客様なら太腿と言わずどこでも・・・」

   卓也、太腿に頬刷りする。

   陽子、快感の溜息をもらす。

   無心の表情で陽子を見上げ、
卓也「君の太腿、いい匂いするね」

   頬を染めて恥じらい、
陽子「お褒めいただき恐縮です・・・」

   卓也、股間に鼻を押し付けて無心に嗅ぐ。

   陽子、恥ずかしそうに赤面する。

   卓也、毛が一本はみ出てるのを発見する。

   陽子、それに気づき「はっ」とする。

   卓也、真剣な顔で、はみ出た毛をパンツに押し込む。

陽子「(赤面)お手数をおかけします・・・」

卓也「パンツ脱いで」

   頬を染め、
陽子「あの・・・脱ぐのは構わないんですがお客様のお体に障らないでしょうか・・・?」

卓也「足を広げてクパーってして」

   赤面し、
陽子「・・・クパーって・・・アソコをクパーって事ですよね?・・・」

   陽子が羞恥に赤面してる顔のアップ。

   ノーパンの陽子が両手で性器を開いた股間を、正坐した卓也が無心に凝視している。

   陽子、頬を染め切なげな顔。

   無心に性器を見つめ、
卓也「・・・アワビが食べたくなった・・・」

   赤面して照れ、
陽子「わたしの?・・・ですか?」

卓也「君のを食べさせてくれるの?」

陽子「(赤面)お客様に食べて頂けたらこの上なく幸せです・・・」

   卓也、無心で陽子を見上げる。

   恥じらい、
陽子「わたし、まだ赤い糸を探してる最中なんです・・・」

      つづく
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