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「タイヤ洗い文化!」創業の原点を再発見!

2014年06月24日 | タイヤビジネス
会社の未来を創造するとき 「日本に新しい洗車文化を」という価値観に高揚します。
みんなに行き先を示し 到達の道順・手順も用意して
新しいものに挑戦し始めているわけです。

ところが未来にウエイトを置くと 足元が抜けるような不安がでてきます。
現実は今ここにあるけれど 未来は構想としてあるだけで具体化するまで
時間もかかれば費用も掛かる 本当に大丈夫なの?といった感じの
おそらく一種の防衛本能が働くと思うのです。
自分の気持ちの中にも 「このままでいいじゃん」という保守派と
「新しいものを」とする革新派とがせめぎ合います。
人には保守的な防衛本能と 革新的な報酬系の回路が脳内に組み込まれています。


ここを上手に使うことを教えてくれたのが「かもの法則」という本で
「できるかも やれるかも 上手くいくかも」と気楽に考えることが大事だと
毎日の朝礼で回し読みをしているのは 以前書き込みました。



その不安が また新しい再発見をもたらしてくれました。
「洗車文化」に進むために 当社には「独特のタイヤ文化」があって
それを少し忘れていたことに気が付きました。

真ん中のラベルを貼ったタイヤは 廃タイヤを洗ってきれいにして並べてある
トーテムポールです。


そうです「洗車文化」に向かうベースに「廃タイヤ洗浄文化」があり
買っていただいたタイヤを付けたとき 
廃棄するタイヤを洗って捨てる(葬式を出す)ことを ずっとやっていて
中止状態になっていることに気が付きました。
新しいものを追いかけるに夢中でしたが
実は足元に素晴らしい文化があり 
その上に新しい文化を構築していくということで
古いものを捨て去ったり否定していくわけではないのです。


気が付けば即やってみると・・・・。
私たちが洗車商売へ入っていけるのも
この廃タイヤを洗ってから処理するという 一見馬鹿らしいことを
継続していたからだった。  
それは感謝の気持ちを表現する 素直な心であるための
素朴で大切な行為です。

廃タイヤを洗うことで磨いた素直な心が 新しい物事のベースになっている。


温故知新 灯台下暗し 
当たり前にしていた廃タイヤを洗って捨てるということが
当社独特の「タイヤ屋文化」なのです。
そんな宝が持ち腐れにしてありました。

だから「新しい洗車文化」に進むにつれ 不安が出てきたのです。
再始動すると廃タイヤがささやいてくれました。
「良かったね 思い出してくれて ありがとうね」って感じです。
新しいことに前のめりで進む時 
やっぱり創業の原点に立ち返ることが どれだけ大切な事か良くわかりました。


ずっと続けてきた事を 人が少なくなったから・繁忙期には中止といった理由で
やかましく言わなくなった実行しなくなったのは
やっぱり社長の気持ちが緩んだからです。
久しぶりに洗わせてもらいながら
タイヤ君は 「タイヤ屋創業の店は せめて非繁忙期は前のように洗って処分に回してください」
優しく叱ってくれました。



すると不思議な事に 新しい道に進む事に抱いた不安が一気に消えてしまったのです。
「日本に新しい洗車文化を」の前に 
「タイヤ洗い文化」があることを忘れてはならないのです。

反省です。
「全てタイヤが導いてくれているのです。」
ここをないがしろにするのは 
祖先を粗末にする事なのです。

創業の原点が行動化されていたのは良かった!~実感です。














コメント
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