造り初めでの感想から言いますと、現行のガンプラ時代からプラキットに入った方は、絶対に手を出さない方がいいキットだと思います
あの時代のレジンキットを主体に生産していたメーカーさんの、最初のプラキットなので、アオシマ辺りのプラキットにクレームを付けていた方等は、絶対に手を出してはいけないキットになります
昭和に時代のWAVEの1/144サイズのMHシリーズか、スカイネットの勇者王シリーズ辺りを経験した方で、あのレベルを楽しく造れた方はチャレンジしても良いかも知れません
成形のレベルは、マブチモーターで可動したタミヤの戦車キットクラスで、バリやヒケのレベルは、ウォーターラインクラスと考えてくださると良いと思います
この時代になって考えてみると、ハセガワのザブングル等は、この時点の製造技術レベルでキット化されて良かったという事ですね
何はさておき、紋章の資料探しで、書籍コーナーで一時過ごしていました
結局、ジョーカー3100のデザイン画集にしか、カラーデーターは載っていませんでしたので、細かく画像を記録しながら、全体像も記録しておきました。
多少デザインは変更されていますが、基本的な彩色データーとしては使えそうですが、もう少し色が濃くなっても良いかも知れませんね。
さてキット側の造り初めですが、股関節と膝関節から開始です
この時代のキットは、間接を最初に造るとはいえ、それを差し込む部分との合わせもやっておかないと、意外と完成後にハマらない事もあります。
今回も一応は、差し込む隙間とポリパーツの確認だけはやっています。
最初の工程の太腿で、いきなり段差とヒケに加えて、パーツ間の隙間が発生しました
最初は、軽量パテで埋めてみたのですが、間接を入れて可動させると、パテと瞬接部分に亀裂が発生します。
間接を緩くする訳にはいかないので、プラ板で隙間を埋める事にしました。
左側は部分的な隙間で済んでいますが、右側は全体的に埋める事になりました
実は作業中に、膝関節の調整をしてみたところ、左側は問題無かったのですが、右側はかなりきつかったので、隙間を埋める為にパーツを寄せてしまうと、間接が入らなくなりそうな感じでした。
結構削り込んでいますので、消えたモールドを掘り直しながらラインの調整もしていきます。
ここまでは可動に支障も出ていないので、とりあえず画像のような状態で、確認作業までは済みました
まだ始めたばかりですが、関節部のポリパーツの可動強度を一定以上求めてしまうと、可動時にパーツの接着部が外れたりもするので、この辺りの調整も難しいです。
立ちポーズの安定性と、ある程度の可動には耐えられないと困るので、この部分が一番苦労しそうな気がします。