色いろいろ、形いろいろ、大きさいろいろ、ダリアの花が畑の隅に咲いてい
ます。
足を止めて良く見ると、一枚一枚の花びらが規則正しく渦巻状に並んで、ま
るで芸術品の様です。
昔はこんなに色や形に種類がなく、ほとんどの家が赤や白、黄色の同じよ
うな色の花でした。
そうそう!大きな薄紫色のダリアをよく見掛けました。
今もダリアの花には、大自然の神秘的な力とほのかな郷愁の様なものを感
じます。
メキシコ原産のダリアは、江戸時代にオランダの船団によって、日本に渡来
した花で、元々高原に自生していたため、そのような条件下で育てると一段
と美しく咲くそうです。
~ダリア伝説を一つ~
ナポレオン妃・ジョゼフィーヌはダリアの花が好きで、色々な種類の花を宮殿
で育てて人々に自慢していました。
しかし他人が欲しがっても、ダリアだけは絶対に分け与えませんでした。
宮殿の侍女が、どうしてもこの綺麗な花が欲しくなり、盗んできて自分の庭に
こっそりと植え、見事な花を咲かせました。
鼻をあかされた・ジョゼフィーヌは、ダリアに対する興味をすっかり失ってしま
いました・・・・
そのことからダリアの花言葉「移り気」が生まれたそうです。
他に「華麗・優雅・威厳」などの花言葉を持っています。
~今日も充実した一日であります様に~