タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪赤い蘇鉄の実も熟れる頃~♪

2013-01-31 | 植物

~島育ち (田端義夫歌)~                                                     赤い蘇鉄の実も熟れる頃                                                加那も年頃 加那も年頃                                                大島育ち

黒潮黒髪 女身愛しゃ                                                  想い真胸に 想い真胸に                                                       織る島紬

~島のブルース (三沢あけみ歌)~                                               奄美なつかしゃ 蘇鉄のかげで                                           泣けばゆれます サネン花ヨ 
ながい黒髪                                                        島むすめ 島むすめヨ

愛人(かな)はいまごろ 起きてか寝てか
淋しがらせる 浜千鳥ヨ                                                  南風(はえ)のふく夜(よ)は                                                     ねむられぬ ねむられぬヨ

松江温泉に出掛けた途中、「湯掛け地蔵」にお参りし、ふと横を見る

蘇鉄の頭に赤い大きな実が、こぼれるほどに生っている事に気付

きました。

これが、あの 赤い蘇鉄の実も熟れる頃~ と、よく歌ってきた

蘇鉄の実なんだ!と・・・今頃になってガッテンです。

冒頭の歌謡曲にも、「島育ち」「島のブルース」とタイトルが付いて

いる様に、この「蘇鉄」は、九州南部、沖縄地方(・・・島々に)に自

する裸子植物ですが、さすがに南国育ちらしい橙色の大きな種

子を、綿毛のような冠部分にたくさん着けます。

和名「蘇鉄」の由来は、ソテツとは、植物が衰弱した時幹にク

打ち込んだり、根元に埋め込んで蘇生させた事に由来するとか。

蘇鉄の実は、毒と澱粉を合わせ持ち、食糧不足の戦時中には、

を抜き豊富な澱粉を取り出して、食料の足しにした地域もあった様

だが、毒抜きが不完全で、食中毒事故も多々あったそうである。

             ~今日も良い一日であります様に~

                  赤い蘇鉄の実も熟れる頃~

 



~雲間から薄日の射す宍道湖~

2013-01-30 | 風景

今日も宍道湖畔を散策、いつもそこにある宍道湖の風景、山陰独特

のどんよりとした冬空、雲間から時折薄日が湖面を照らし、湖面には

水鳥がのんびりと遊んでいる。

少し離れた沖合には、シラウオ漁か? それともアマサギ漁の船が出

ている。

近年、宍道湖七珍「シジミ・スズキ・鯉・フナ・アマサギ・モロゲエビ・シラウオ・ウナギ」の

漁獲が激減してきている。(シジミの漁獲量は首位を明け渡し!

地球温暖化による気象変化が、アオコの発生や水温変化を引き起こし

、七珍の生息環境を悪化させている様だ。

水都松江は、昔から「生活と水」は切っても切れない間柄、無意識のう

ちに自然の恩恵を受けている。

我々にも出来るエコな生活等、身近な温暖化防止によって、この素晴

らしい風景を後世に伝えたいものだ。

           ~今日も良い一日を~


水仙や 寒き都の ここかしこ (与謝蕪村)

2013-01-29 | 植物

   水仙   ウィリアム・ワーズワース
    谷また丘のうえ高く漂うくものごと
  われひとりさ迷い行けば
  折りしも見出でたる一群の
  黄金(こがね)色に輝く 水仙の花
  湖のほとり 木立の下に
  微風に翻りつつ はた 踊りつつ

  天の河に輝やきまたたく
  星のごとくに打ちつづき
  彼らは入江の岸に沿うて
  はてしなき 一列となりてのびぬ
  一目にはいる 百千(ももち)の花は
  たのしげなる踊りに頭をふる

  ほとりなる波は踊れど
  嬉しさは 花こそまされ
  かくも快よき仲間の間には
  詩人(うたびと)の 心も自ら浮き立つ
  われ飽かず見入りぬ されど
  そはわれに富をもたらせしことには
気付かざりし

  心うつろに 或いは物思いに沈みて
  われ長椅子に横たわるとき
  独り居(ひとりい)の喜びなる胸の内に
  水仙の花 しばしば ひらめく
  わが心は喜びに満ちあふれ
  水仙とともに踊る


イギリスの自然詩人・ワーズワースによって謳われた

この「水仙の花」が、今、その名の如く清楚な佇まいを

せ、香しく咲いています。

       ~今日も良い一日を~

 

 


映画「母べえ」    ~吉永小百合~

2013-01-27 | その他

映画「母べえ」は、2008年山田洋次監督のメガホンにより、主演吉永小百合

若手演技派・浅野忠信を共演に製作された映画です。

吉永小百合は、「サユリスト」の言葉が生まれた程、団塊世代の男達にとっては

「永遠の恋人」、この映画まだ見ていなかったので借りてきて、早速、家内と観賞

会?を開きました。

物語は、日中戦争が泥沼化しつつあるS15年のある朝、父べえ(上野滋:坂東三

津五郎)は、特高警察によって逮捕され、警察、巣鴨拘置所に収監されました。

思想犯として、国体の変革を企む国賊として、白眼視されるこの時代、母べえ(野

上佳代:吉永小百合)を中心に家族には苦難の日々が続きます。

父との往復書簡などによって家族が支え合い、明るく暮らしていく姿が描かれてい

ます。

この映画の中で、父べえの教え子(山崎徹:浅野忠信)が、一家をしっかりと助け、

さらに、心ある暖かい人々が見守り、父べえを信じて強く生き抜きます。

~山田洋次監督がこれまで、「家族」と云うテーマで描いて来た、作品の集大成的

な作品でもあるだけに、家族の「愛・信頼・絆」が、淡々とした中に、きめ細かく描か

れおり、人の一生にはどんな困難が待ち受けているか分からないが、どんな苦境に

立たされても、夢と希望を失うことなく、笑って前向きに「普通に生き抜く」ことの大切

さを、再認識させられる映画観賞会となりました。

おすすめ映画です!

              ~今日も良い一日を~


大相撲初場所がいよいよ勝負どころだ!

2013-01-24 | その他

大相撲初場所も、いよいよ正念場に差し掛かった。

大相撲ファンの私としては、いかにグローバル社会とは言え、相撲

が国技であるからには、誰もが望む日本人横綱の誕生に大きな期

待を持って観戦している。

もうそろそろ今年あたりは、何んとかして欲しいものだ。 

個人的には「希勢の里」に期待している。 

土俵に上がってから仕切りに至る、集中力を高める為の自然に出

るパフォーマンス(気迫溢れる表情)が実にいい、私の相撲観戦の

見どころは、スポーツに共通して言われる、心(精神力)技(技術)

体(体力)に、美(美しさ)を期待する

「心」を(気(迫)力)に、「技」を(自分の型)に、国技と云うからには

「美」(正々堂々)も求めたいところだ。

昭和の名横綱「大鵬」が、かつて「猫騙し」の技(?)を使った対戦相

手を「横綱に対して失礼だ!」と怒ったと云うエピソードがあるが、全

く同感だ。

ところで希勢の里には「気(迫)力」に劣るところはないが、自分の型

と云う点において、まだ確立の途上(前半の2敗・・・)にある様に思う。

これまでのところ2敗、あと4日間に集中し、12~3勝の星を残して、

への足掛かりとしてもらいたいものである。

また、我が郷土力士「隠岐の海」にも、内に秘めた気迫(?)を相撲に

思い切りぶつけ、まず三役を期待したいところである!

          ~今日も良い一日を~

 


♪凧たこあがれ 天まであがれ~

2013-01-23 | 風景

この日はとても天気が良く、ドライブがてらに浜辺に行って見ました。

ここ弓ヶ浜の砂浜では「何んと懐かしい!」、家族連れで「凧揚げ」をし

ているではありませんか。

日和は良いけど、さすがに海風が強く、凧糸もいっぱいに出て、びゅん

びゅん音が聞こえる程、凧は高空に舞っています。

昔は風の強いこの時期、よく見られた風景でしたが、今では「凧揚げ」

をする子供なんて、ほとんど居なくなってしまいました。

小学生の頃、学校から帰ると、カバンもそそくさと放り出し、自分の凧

は自分で作ったもので、小刀で竹を削って(骨組み)、障子紙を貼り、

派手な武者絵?を描き、紙の尾っぽでバンスを取って出来上がり。

しかし、そぜぞれに凧合戦に勝つための、微妙な工夫を凝らしたもので

す。(ほんと幼稚で無邪気でしたね~)

こうして子供達が外に出て思い切り、遊んでいる光景を見ると、何故か

仄々として嬉しくなってしまいます。

「子供は風の子、元気な子・・・」そんな歌が聞こえて来る様ようです・・・

      ~今日も良い一日であります様に~

 

 

 


冬の梅 あたり払って 咲きにけり 。  一茶

2013-01-22 | その他

 

 

 
雨上がり、茜の空を、急ぐ鳥。
 10年位前、彦名(米子市)の水鳥公園に、白鳥の写真を撮りに出掛けた際の情景を、帰宅後にイメージスケッチしたものです。 行く途中、雨に降られて、半ば諦めの心境で向かいま...
 

                                                                                                         (2012・1・21の絵日記)

風の便りに「梅の花が咲いている・・・」と聞き、少し早いなと思いつつ、

出掛けて見たところ、予想通り「寒紅梅」の花がチラホラと咲き初めていまし

た。

顔を寄せると「梅は香りに桜は花」と言うほどに、仄かな梅香と紅を差した

びらに、思わず気持ちがしゃきっと引き締まります。

梅の花と来れば「梅一輪一輪ほどの暖かさ」と行きたいところですが、こ

寒梅(花梅)、残念ながらまだひと花毎の暖かさは感じられません。

梅は万葉の昔から、桜と供に親しまれ詠われて来ましたが「飛び梅」

伝説があります。

~901年(延喜元・正月)あの学問の神・菅原道真公57歳の時、藤原時平の

により大宰府に左遷されてしまいます。

都落ちの際に『東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を

忘るな』と、好きな庭の梅の花との別れを詠みました。

この歌に詠まれた梅の花が、一日にして京から大宰府に飛んで来たと云うの

「飛び伝説」です。

失意のうちに道真公が亡くなり、これを機に政敵の時平は急死、御所に落雷が

ある等の異変が続いたのです。

相次ぐ災いに朝廷は、道真公の罪を取り消し、本宮に復権、正一位太政大臣を

贈り、大宰府に道真公を祀りました。~

その大宰府天満宮には、今も「飛び梅」が神木として植えられています。

              ~良い一日を~


冬枯野 山帰来(さんきらい)の実 鳥集い。 

2013-01-21 | 植物

里山もすっかり枯れ木立の冬色、そんな中、どんどん伸びたツルの先に赤

実がたくさんぶら下がっています。

「猿捕茨」:サルトリイバラ(山帰来:サンキライ)の実だ!

ツルには所どころに鋭いトゲがあって、山の中を歩き回る猿が、このトゲに

捕らえられてしまう・・・ことから「猿捕茨」と云う名が付いた様だ。

当地(西日本)では、昔から、以外と馴染みの深い木(ツル)で、春の若葉

の頃になると子供達が山から葉を摘んで来て、母に「カタラ団子を作って!」

とせがみ、餅や団子(餡)を包んで蒸して貰い、おやつ代わりに食べたもの

である。

また「端午の節句」には柏餅代りに供えられたもの。(別名:「マンジュウ

バ」の名もある。)

他にもこの蔓や棘(つる・トゲ)には思い出がある。

中学の頃、この季節になると友達と連れ立って、罠を仕掛けて「野うさぎ」捕

りをしたものだが、罠を仕掛ける獣道(けものみち)を探すために、夢中で山

に分け入ると、いつの間にか猿捕茨のトゲに捕らえられ?痛い思いをし、

や顔には赤い引っ掻き傷がいっぱい出来たものだ。

今は、思い出した様に葉を摘んできて、「団子」を作って食べて見る程度だが、

若い人は、この「つると赤い実」を使ってクリスマスの飾りを作ったりする様だ。

時代が変われば、利用の仕方もおしゃれに変わってくる様だ!

      ~今日も良い一日であります様に~

                    ~猿捕茨の若葉の頃~


~愛嬌振りまくコクチョウのひな~

2013-01-18 | その他

松江フォーゲルパークで1月5日に生まれたと云う5羽の黒鳥(コクチョ

ウ)雛が、親鳥から片時も離れず、よちよちと歩き泳ぐ仕草が、何ん

も愛らしい。

今は雛鳥だから白色(グレー)の羽毛だが、これから大きくなるに従い

だんだんと黒くなり、赤いくちばしとのコントラストが際立ち精悍な成鳥

に変身して行くのだろう。

私は、黒鳥は白鳥等と同じ、渡り鳥の一種と思い込んでいましたが、そ

れは識不足でした!

英語では、かつて無駄な努力を表す諺として~『黒い白鳥を探す様な

のだ』と云う言葉があったが、1697年にオーストラリアで、その黒

(黒い白鳥)が発見されたため、当時は驚きで迎えられたとの逸話

も残っています。(出典:ウィキペディア)

そんな訳で、黒鳥の故郷はオーストラリア(全土)で、白鳥などの様に

渡ることはなく、季節や環境の変化等によって移動する『漂鳥』とか。

と云うことは、国内各地で見られる黒鳥は、元々はオーストラリアから

輸入されたもので、この雛達も、異国日本(第二の故郷)で、両親の愛

に包れて生きて行くということになるのだ!

 

 

 


映画「花のあと」   ~原作:藤沢周平~

2013-01-16 | その他

先日、テレビNHKBSプレミアムで、映画「花のあと」が放映される旨載っていたため、藤沢周

平の熱烈ファンとして、大変楽しみにして観賞した。

この映画「花のあと」は、藤沢周の短編小説を基に、中西健二監督により映画化されたも

の。

藤沢作品によく登場する、いわゆる「海坂藩もの」で主人公が晩年、孫達に若き日を回想しな

ら語って聞かせる形で物語は展開する。

(あらすじ)                                                           以登(北川景子)は、子供の頃から父・寺井甚左衛門(國村隼)に、剣の手ほどきを受けて育った女剣士でもある。                                                             そんな以登に、桜の花の下で声を掛けたのは、羽賀道場の剣豪・江口孫四郎(宮尾俊太郎)で、これが縁で孫四郎の人柄の一端を知ることとなった。                                                        しかし以登は、未だ孫四郎と剣を交えたことはなく、ある日父、甚左衛門に、孫四郎との手合わせを懇願し立ち合うことになった。                                                互いに激しく竹刀を打ち合う中、いつしか孫四郎に胸を焦がしている自分がいることに気付く。                                                        このたった一度の手合わせで、以登は孫四郎に淡い恋心に似た感情を抱くが、以登には既に父が決めた、許婚・片桐才助(甲本雅裕)がいるため、孫四郎への想いを断ち切ろうと努める。                                                       その数ヵ月後、藩命で江戸に向かった孫四郎が、自ら命を絶ったと父から聞かされる。                      どうしても納得の出来ない以登は、許婚・才助の手を借りて、事件の真相を探って行く。             その結果、藩の重役・藤井勘解由の卑劣な罠にかかっての無念の死と知る・・・・以登は孫四郎への淡い想いと、その無念を晴らすため復讐を決意し、藤井に決闘を申し込む・・・・

この作品も、男女の恋心を軸に、一見理不尽とも思える武士道:「切腹」「忠義」という封建道

徳を扱ったものであるが、映画全編に流れる美しい映像、とりわけ光と影を効果的に演出し

、桜花や夜の雪景色などの美しさの際立つ作品となっている。                                                   

主演の北川景子の決闘場面は、さすがに努力のあとが窺われ、迫力のあるものとなって

おり、今後の期待される女優と云うべきであろうか。

脇を固める父役(國村隼)、医者役(柄本明)などベテラン陣の重厚な演技や、市川亀次郎

の、自然な立ち居振舞いの中に、悪重役の雰囲気を醸す演技は、さすが歌舞伎界のホープと

しての光る演技である。

また許婚・才助役の甲本雅裕の、飄々とした演技が素晴らしく、こうした名脇役達が映画全体

を引き締め、なかなか見応えのある映画となっている。

               ~今日も良い一日を~ 

 


野菜たちも冬籠り準備スタンバイ

2013-01-15 | 植物

畑の野菜も「雪籠り」の準備がしてあるのに、一向に雪が降らない。

それはそれで良いのだが、これで雪が終わりと云うことはないはず・・・

ほんとうは、野菜にも雪の下でしっかりと、冬眠して甘味を蓄えて欲しいも

のだと思っているのだが。

そう言えば「どうせ降るなら(撃ち上げるなら)さっさと降って(撃ち上げて)

もらいたいもの・・・・」と、よく似た会見失言で、こっびどく叩かれた〇〇長

官もいましたネ。

話を元に戻して、我が家では「大根」は必需野菜、というのも夫婦とも大根

おろし(辛目の)が大好物、もう二十年近くも、常に食卓に載せるように努

めています。

むかしテレビ放映で、100数歳の元気印おじいさんが、「健康の秘訣は?」

と問われて曰く、「若い頃から大根おろしを欠かしたことがない」と、語って

いたのを観たのが、食べる様になった切っ掛け。(♪至極単純・・・♪)

そんな訳で大根おろしの「効能」について、以前調べたことがある、

~大根は摺りおろす事によって、「イソチオシアナート」:辛味成分が生成さ

れ、免疫力を高めてがん細胞を抑制したり、殺菌や消化を高める効能があ

り、古くから食べられている・・・・~

と云うことであった。

ちなみに「大根おろし」は、食べる10~15分位前に摺りおろすのが効果的で

辛味の強いのは「夏大根」と云われている。 

「昔の人の言うことは一理ある」、身体に良いことは、実践してみる価値あると

云うものだ!

         ~今日も良い一日であります様に~ 


もうすぐ希望の春がやって来る!

2013-01-13 | 風景

数年前の確か2月末頃「市美展」への出品に向けて、日本画のモチーフ捜しのため、

残雪の大山に出掛け、スケッチしてきた絵を基に製作した絵です。

大山は西日本最大級のブナの樹海が広がっていて、周遊道路をブナの大木が包み込

んでいます。

春のブナ林は、希望の若草色一色に包まれ、息吹の春そのものを体感できて素敵です

が、この早春(残雪)のブナ林も、寒くながい長い雪に閉ざされた季節をじっと耐えて、微

かに赤い若芽が膨らみを見せていて、すぐそこに「希望の春が来ている」と感じさせてく

れます。

もう少し雪解けが進むと、雪の下から熊笹やナナカマドの赤い実が、色鮮やかに現れて

来ます。

このナナカマドの実は、聞くところによれば、鳥達が「こんなまずい実は食べられたもの

ではない!」とばかりに、食べ残した実だとか?

これ、嘘の様な本当の話です。

          ~今日も良い一日であります様に~

(ミカちゃん日記)

   ❤夕食もお腹いっぱい食べたし眠くなってきたな~

   ❤もう我慢できな~い

   ❤おやすみZZZZ・・・・


1月11日(金)のつぶやき

2013-01-12 | 植物

宮澤賢治「おきなぐさ」

2013-01-11 | 植物

                                                   (2010・4・25絵)

翁草(おきなぐさ)の花は春3月頃から咲き始めますが、これは3年前この花の保護活

動に取り組む人が、大田市・三瓶町で栽培していたものを描き止めていたものです。

翁草の花や葉を覆う様に生える白銀の羽毛(白髪)の様子から、うつむき加減にひっそ

りと咲く花の佇まいからは想像しにくい、「翁草:おきなぐさ」の名が付けられたと言われ

ています。

翁草と言えば、宮澤賢治の童話「おきなぐさ」が思い浮びまが、賢治は「おきなぐさ」を岩

地方の方言と思われる「うずのしゅげ」と記しています。

この作品は、賢治・27歳の時書かれた童話(詩)で、最愛の妹を亡くした後、「おきなぐさ」

の花を通して、妹への思いが綴られているのでしょうか。

「おまえは、うずのしゅげはすきかい、きらいかい」・・・「だいすきです。  誰だってあの人

をきらいなものはありません」・・・「でもあの花は真っ黒だよ」・・・「いいえ・・・燃えあがっ

真っ赤な時もあります」・・・「やわらかな銀の糸が・・・誰かが病気の時、あの糸を少し貰

って来てからだをさすってやります。」・・・この童話(詩)は、蟻の目、日の光、すきとおった

風、白い雲、雲雀のささやきなど、大宇宙の営みをた高らかに謳い上げ、そして物語のエン

ィング部分では、銀毛の房(種)となった二つの「うずのしゅげ」の魂(新しい生:輪廻)は

に昇ってゆき、小さな変光星(大きく小さく輝く星)になった・・・」

賢治がおきなぐさを通して伝えかったこと・・・それは「生きる事の素晴らしさ」」「再生」

は終わっても魂は生き続る」と言ったメッージでは無かったでしょうか。

※宮澤賢治「おきなぐさ」は、短い短い童話(詩)ですが、読み返せば読み返すほど多くの

ものが得られる味わい深い童話(詩)です。 是非一読をお勧めです!(参考:宮澤賢治・

おきなぐさ」で検索)

          ~今日も良い一日であります様に~