羽田空港で離陸前の機体メンテナンスや誘導、給油などの業務にテキパキと立ち働く人々、
今回フライト前の待ち時間に彼等の様子をじっくりと見てみました。
空港では見学会も開催されており、整備と一口に言っても、法定?整備だけでも8時間から
21日間掛けた数種類の整備がある様で、日本が世界に冠たる安全航行(神話ではなく)の
国であることが伺われます。
飛行機と言えば、どうしても制服姿が栄える機長やCA等に目が向けられがちですが、安全
航行の主役は何と言ってもメンテナンスクルー、高い職業倫理感をもって裏方の仕事に徹し
ている人々のことを忘れてはならないと思います。
この仕事、「想定外」とか「妥協」等と云う曖昧な言葉自体が、一切否定される世界ではない
でしょうか。
それこそフライト中の機体や機器の故障は、乗員乗客の生命線を握っている訳ですから!
見学後、羽田を発つ飛行機の窓から外を見ると、先程まで整備をしていたクルーの方が横
一列に整列し、一斉に手を振ってお見送り中でした。
きっと私達乗客への見送りの意味もあるでしょうが、機長をはじめ乗員に「あとは頼んだぞ」
と託す儀礼でもあるような気がしました。
私もつられて、窓から思わず手を振っていました。
果たして、「ありがとう」の気持ちは届いたのでしょうか?
~今日も良い一日で在ります様に~