タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

 ♪往年の大スター『スティーヴ・マックィーン』♪

2015-10-31 | その他

                    スティーブ・マックィーン』

往年のスーパースターである‘スティーブ・マックイーン‘は、ご存知の向きも多いと思いますが、スタントを使わ

ない、本格的なアクションスターのはしりとして、ハリウッド映画に一時代を築いた俳優でありました。

1950~70年代にかけて、世界の映画ファンを熱狂させた彼の主演作は、ほとんで観たほど、私は彼の大ファ

ンを自認していました。

中でも代表的な映画、あの黒澤明監督の七人の侍のリメイク映画である『荒野の七人』をはじめ、『ゲッタウェイ』

『パピッヨン』『華麗なる賭け』、そして『栄光のル・マン』などの名シーンが思い浮かんでくる。

当時、史上‘最高にセクシーでタフな俳優‘等と言われていましたが‘最高にセクシー‘であるかどうかは別に、私

は、彼こそ最も男っぽく、カラッとした俳優さんであったと思っています。

映画「栄光のル・マン」、これは70年代公開のアメリカ映画で、スティーヴ・マックイーンの主演映画で、戦後から

高度成長期に時代が移り、日本に最高に活気のあった時期でもあり、そんな時代のモータースポーツ・ブームの

先駆けとも言える映画でもありました。

男の子なら青少年期に誰でも経験する、「オートバイやレースカーに乗ってみたい。」と言う、ブーム好きの日本

人気質にも合い、日本でも大ヒットとなったものです。

モータースポーツに人一倍こだわりを持っていた、スティーヴ・マックイーンの情熱によって作られた作品で、

1970年の「ル・マン24時間レース」の現場で撮られたということでもありました。(日本も1973年には、このレー

スに初参戦し、その後‘ル・マン‘の名が日本人の記憶に深く刻まれるようになった様に思います。)

「栄光のル・マン」でマックイーンが乗った‘ポルシェ‘やフェラーリの名を高めました。

映画は‘ル・マン24時間耐久レース‘の現場を舞台に、物語は レースの終盤まで、激しいバトルを展開し、つい

に24時間 の最終周へと勝負はもつれ込んで行きます。

過酷な状況の中で、生死をかけたレースの繰り広げられる、人間ドラマはモータースポーツを描いた最高傑作

の一つと言えるのではないでしょうか。

また「大脱走」も、これまでに幾度となくTV放映された戦争物映画ですが、何と言ってもドイツ軍の捕虜収容所の

鉄条網柵を、オートバイを駆って、高々と飛び越え、大脱走を企てるシーンが焼きついています。

モータースポーツの中でも、マックイーン自身バイク乗りの名手であり、ノン・スタントの象徴的で強烈に印象に

るシーンでした。

昔の映画なのですが、今観ても結構かっこ良く、楽しめる映画です。

そんな訳で、スティーヴ・マックイーンはセクシーと言うより、むしろタフで男くさいカラッとした、素敵な俳優さんだ

ったと思います。

そんな、 スティーヴ・マックイーンを描いて見ました。

スティーヴ・マックィーン~大脱走のマーチ

 

 

 

 

 

 

 

 


  ♪マリリン・モンロー♪

2015-10-29 | その他

お馴染みの世界のセクシャル・シンボル『マリリン・モンロー』を、秋の夜長に鉛筆画の練習に取り組んで見まし

た。

人物画も初期の頃の絵と比べれば、「少しは上達したかな~」等と、自己満足しています。

なんせ、自己流の絵ですから、自己満足で充分でしょう。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

小野リサ:ボサノヴァ


  ♪海を見にゆこう♪

2015-10-28 | 風景

 

(12.7)

(13・12)日の御碕

(13・10)大社「経島」

(14・4)島根半島・古浦海岸

(14・7)中海・安来市

(14・7)松江市・美保関

(15・7)松江市・古浦の浜

私は山の子、家の裏の高い山に上って、山並みの遥か向こうに見える海を眺めたのが、海との関わりの始め

った。

数年経って後、その海を真近で見たくなり矢も盾もたまらず、親に内緒で近所の友達と二人、歩いて山また山を

越え浜辺(正確には岩場)に辿り着いた。

その時の海の青さ、大きさを今でも忘れらない。

瞬く間に時は流れて行ったが、思えば人生の節目節目で、フッと海が見たくなってよく足を運んだものである。

これまに描いた、ブログの原画を整理しながら、ここ数年の間にも確かに良く海を見に行っている。

今日UPした絵は、そのほんの一部である。

海を見に行く人は意外に多い様であるが、何が人々を海に引きつけるのだろう。

詩人・エッセイストの長田弘は、「海を見にゆく」の中でこの様に記している。

古来私たちの感受性を深く培ってきたのは‘海を見にいく‘と言うことであった。

浜辺に立ち、座し、ただただ海を見る見つめる。

海浜は独特の遠近法をもつ、『あいだ』なのです。(海山の、空海のあいまいな領域・・・あいだ)

それは「苦界浄土」・・・苦界の果てのない先に浄土を見る、そのような「あいだ」であり、「あたり」です。

詩 『海を見に』 長田弘

海を見にゆく。 時々その言葉に内からふっと つかまえられて、よく海を見にいった。

どこでもいいのだ。 目のまえに、海が見えればそれでよかった。 なにもしない。 そのまま、ずっと、海を見て

いる。

水平線がぐらりと沈んでゆくように見える日もあれば、空が水平線を引っぱりあげているように思える日もある。

夕暮れの海にはいつでも、どこでも子供たちがいた。 遊んでいる。 喚声を上げて走りり回っているのだが、声

は聴こえない。 犬は波が好きだ。 海をまえにするとき、言葉は不要だと思う。私はただ海を見にいったのだ。

海ではなかった。 好きだったのは、海を見にゆくという、じぶんのためだけの行為だ。

万葉の昔のころからずっと、海を見ること、寄せては返す白波を見つめることは、この世のさまに思いを致すこと

でした。

海を見にゆく。 それはわたしには、秘密の言葉のように親しい行為だった。 何をしにゆくわけでもなく、ただ海

を見にゆくということにすぎなかった。 海からの帰りには、人生にはどんな形容詞もいらないという、ごく平凡な

真実が、靴の中にのこる砂粒のように、胸にのこった。 

一人の日々を深くするものがあるなら、それは、どれだけ少ない言葉でやってゆけるかで、どれだけ多くの言葉

でではない。

・・・・・海辺が訪れるものにいつのときも語ってきたのは、地球というものを原初からずっとささえてきて、いまもさ

さえているもの、地球を地球たらしめいる調和というもの、そういうものを思い出させる秘密ではないでしょうか。

その古くからの秘密こそ、・・・「海を見にゆく」ということが、私たちの心を誘って止まないものなのだろう。・・・・・

                                          (出典:長田弘・なつかしい時間)

ジョアンジルベルトル~「想いあふれて」

 


 ♪百薬の長~山葡萄♪

2015-10-27 | その他

久し振りに山道を散歩してみると、木々が色付き始めてきていました。

甘栗は終わって・・・アケビは熟れたか・・・ムベの実はどうか・・・「あぁ~もうすっかり熟れている。」

枝の高見から山葡萄(ぶどう)のツルが垂れ下がって、すっかり紅葉した枝先に葡萄が生っている。

(実が少ないのは、鳥でも啄んだのだろうか)

この山葡萄でいつか葡萄酒を造って見たい、と思ったこともあったが未だに実現していない。

山葡萄は、普通の葡萄に比べて種ばかりで、果肉の部分が極端に少ないので、かなりの量を収穫し

て果汁を絞ないと、なかなか葡萄酒ということには成りそうになく・・・敬遠。

山葡萄は、とても日本人になじみの深い果実で、縄文時代からその絶大な薬効(豊富なビタミン、ミネ

ラル、ポリフェノールは、天然植物の中で群を抜く)が「百薬の長」として人々に愛されてき歴史がある。

山葡萄は、古事記・日本書紀にも記され、日本人には太古から縁のある植物なのですね。

医薬を司り病気を治す仏として有名な、「薬師如来像」は、別名を「葡萄如来」と言われその台座が葡

萄唐草であるように、山葡萄は古くから薬として珍重されてきた、いわば韓国の「高麗人参」に匹敵す

るような果実だったのです。

山葡萄のジュースは、少々高価かもしれませんが、現代病である糖尿病等の生活習慣病の予防にも

大変効果がある様です。

今日の里山散歩は、思わぬマメ知識の収穫でもありました。

~今日も良い一日であります様に~

先日に続いて、孫「ニャンニャン」と我が家の「ミカ嬢」の無理やり初対面~ニャン

ニャンの緊張極限の表情の割には、やがて表情も和らいできました。

 

アントニオ・カルロス・ジョビン「波」

 

 

 


 ♪朝ドラ「あさが来た」~女優・宮あおい♪

2015-10-25 | その他

NHKの朝ドラ「あさが来た」がだんだん面白くなってきました。

宮あおいは、さすがに若手演技派女優の旗手である。

このドラマの中では、珍しく主演ではなく、ヒロイン・あさ(妹)を盛りたてる姉役で助演し、がっちりと脇を固めるこ

とに徹している。

幕末から明治へと時代の過渡期、京都隋一の商家・今井家の次女・今井あさ(波瑠)を中心に、姉・は

つ(宮あおい)のそれぞれの人生模様も絡める形で物語は展開して行く。

姉、妹は、それぞれに商家に嫁いで行き、「家」や商家の「しきたり」等をかせに、波乱の人間模様を描いてい

る。

お転婆で好奇心旺盛な、妹「あさ」を優しく暖かく見守る、ゆかしく聡明な姉の役どころを、宮は見事に演じてい

る。

私が宮あおいと言う女優を知ったのは、随分昔のことだが、同じ局の連続ドラマ「篤姫」で、篤姫の娘時代

ら、老年に至る役どころを、あの童顔で一体どう演じるのかと、興味津津であったものだが、これが何の違和感

なく見事に演じ切ってみせた、ほぉ~・・・これは大変将来性豊かな女優さんが出て来たものだと思ったもの

である。

先日、「あさイチ」のプレミアムトークに宮あおいが出演していて、女優として人として生きる上で感銘を受けた

詩として、やなせたかし氏(アンパンマン)の『詩とメルヘンの世界』から、『えらくなっちゃいけない』の一節を紹

介してた。

『えらくなっちゃいけない』

星のいのちにくらべれば
ぼくたちみんなちっぽけな
ほんのはかないいきものさ
お金持ちでもえらくない
えらいひとでもえらくない
みんなだれでもえらくない
えらくなっちゃいけない
みっともない

ひとときだけのこのいのち
きずつきやすいこころなら
ふゆかいなことしたくない
ひげはやしてもえらくない
いばっているひとえらくない
みんなだれでもえらくない
えらくなっちゃいけない
みっともない

ちいさなちいさなゾウリムシ
めにもみえないプランクトン

それらもみんな仲間たち
名もないひとのその中で
名もないひとでくらしたい
みんなだれでもえらくない
えらくなっちゃいけない
みっともない

この詩の中で・・・えらくなっちゃいけない みっともない・・・の部分に共感し、「自分もそんな生き方がしたい」と語

っていた。

そんな一面からも、女優・宮あおいは、とても好感のもてる女優さんである。

先日、孫が飼っている「ニャンニャン」 と初対面してきました。

とても神経質なにゃん子で、孫の部屋に入るとこんな顔で身構え、やがてベッドの下

に潜り込んで隠れてしまいました。

私のよくお邪魔するブロ友さんのブログから、「猫は狭い所に入るのが大好き」、と言

うことなので、家にあった黒い箱をカッターナイフで丸く切り抜き、そっと置いてやると、

とても気に入った様で、早速入って寝ていた様です。

~今日も良い一日であります様に~

 

アナ・コスタで「ノーヴォス・アウヴォス」

 

 

 


 ♪懐かしい風景~一畑電鉄松江、出雲、大社線♪

2015-10-24 | 風景

                                   (2015.10.16 秋鹿無人駅:素描)

しばらくの間、所用で出掛けておりました。

こんなに長い間、家を留守にするのは久し振りのことす。・・・帰途、宍道湖沿いを車で走っていると、左手に一畑

鉄北松江(出雲大社)線が真近に並走して来ます。・・・(あぁ~帰ってきたな~と言う感じがします)

朝靄(もや)の湖上に、シルエットとして浮かぶ「シジミ舟」、そしてこの一畑電車は松江の風物詩の一つです。

この電車は、路線開通時から約70年も活躍した日本最古級の電車(デハ1で、1998年まで現役で走り続け

来ました。(今は後継車両が運行しています。)

この「風景・人情」を後世に遺したいと、地元出身の監督が『RAILWAYS』で映画化したほど、市民の生活に染

み込んだ線なのです。

人と人、人と自然の細やかな「絆」を、今に残すローカル線の景色、赤字路線ですが何とか存続して頂きたい

のだと思います。

我々がいつも「何気なく見る景色」、最近は手元(?)ばかりに集中して、風景そのものをじっくりと見ることが、と

ても少なくなった様に思います。

風景の中で生きる老若男女それぞれの時代を、この大切な風景から様々な事を学んで来たはずです。

この一畑電鉄の駅もかつては駅員が改札をしていたものですが、今は経費削減で、ほとんど無人駅となってしま

いましたが故に、その景色が一段と郷愁を誘います。

今日も良い一日であります様に

留守中ミカ嬢は娘一家に預かってもらいました~夜勤明けで休む娘の

 布団の上で不安そうな顔してます。

テレーザ・クリスチーナ

 

 

 

 

 

 

 


 ♪一日の特別な時間♪

2015-10-15 | 風景

東京からの帰り、機上から眺めた夕暮れ時の富士山です。

これまでにも上京の度に幾度となく見てきた「雄大な富士山」の風景ですが、黄昏時に搭乗するのは、今回がたっ

た二回目のこと、めったにお目に掛かることの出来ない、夕陽を背景に眠りにつく前の、「穏やかな富士山」を眺め

ることが出来ました。

ある方のブログに、愛読の書として登場して来る長田弘氏(詩人・エッセイスト)、その詩集とエッセイを図書館で借

りて来ていたので、旅のお供にと持参し、読みなが時間を過ごしていました。

その『なつかしい時間』」という本の、「一日の特別な時間」という一文を読みながら、ふっと、機窓に目をやると、予

期せず幸運にも美しい富士山が目に飛び込んで来ました。

ちなみにこのエッセイ集の中で、長田氏は・・・

「どんなに時代が変わろうと、変わらないものがあります。 それは一日の時間です。」・・・「朝、昼、夜、24時間、

この変わり映えのしない一日の時間を、私達がもちうるゆたかな時間にしてきたのは、一日の特別な時間です。」

それは、ゆるやかな時間、夜あけ、曙、朝ぼらけ、朝まだき、昼下がり、日の暮れ等々。

そう言ったあいまいなと言っていい微妙な時間。・・・そんな誰でも感じられる様なそんな時間は、平凡な時間でしか

ない様にしか思えないでしょう。 

また、もう一つ私達の一日の時間を豊かにしてきた特別な時間があります。

その時は気付かないけれど後になって気付く、「あの一瞬」といえる鮮やかな時間も、変わることのない私達の一日

をゆたかにしてきた時間です。

『人生の特別な一瞬』 長田弘

人生の特別な一瞬というのは、本当は、ごくありふれた、なにげない、あるときの、ある一瞬の光景にすぎないだろ

う。

その時は少しも気づかない。 けれどもあるとき、ふっと、あの時がそうだったのだと云うことに気でづいて、思わず

ふりむく。 ほとんどさり気なく、当たり前のように過ぎていったのに、ある一瞬の光景が、そこだけ切り抜かれたか

のように、ずっと後になってから、人生の特別な一瞬として、ありありと記憶となってもどってくる。

特別なものは何もない、だからこそ特別なのだという逆説に、わたしたちの日々のかたちはささえられていると思

う。 (長田弘エッセイ集より)

書かれてる。

あるいは、今日見た『黄昏時の穏やかな富士山』、あの光景が私にとっての、その『特別な一瞬』なのかもしれな

い。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~


♪「風と共に去りぬ」:クラーク・ゲーブル♪

2015-10-12 | その他

         往年の大スター「クラーク・ゲーブ」

1930年代から50年代頃に掛けて世の女性を魅了し、キング オブ ハリウッドの異名を持つ

大スター:クラーク・ゲーブ、彼の映画を封切と同時に観たと云う人も、今ではすっかり少なくな

ってきましたが、マーガレット・ミッチェル原作の同名の小説が世界的に大ベストセラーとなり、

映画『風と共に去りぬ』が作られました。

この作品の中で、彼はレッドバトラー役でヴィヴィアン・リーと共演し、当時の世界中の女性達を

虜にした魅惑の大スターです。

今でも、男振りでは彼を超えるスターは居ないのではないでしょうか。

このところ、いつも一緒にいる家内がしばらくの間、娘宅に行って留守のせいか、ガランとした家

の中に一人で居ると、うっかり、家内も居ると錯覚してしまい声を掛けそうになったりしてます。

そんな訳で、退屈しのぎにと、今日は映画「風と共に去りぬ」をレンタルしてきました。

これを機会に、鉛筆画を描き起こして見ました

~どうぞ良い一日を~

風と共に去りぬ:タラのテーマ


♪映画「フラガール」♪

2015-10-11 | その他

映画「フラガール」を観た。

今日は文化祭出品用の日本画の手直しに熱中、この辺で一休みし

・・・とテレビを点けると、楽しみにしていた「楽天ジャパンオープンテニ

ス」の中継中、当市出身の錦織圭選手、出だしは非常に好調で「この調

子なら行けるだろう。」と楽な気持ちで見ていたら、次第に試合のリズム

を崩されて雲行きが怪しくなってきた、結局、終わって見れば二連覇なら

ず。

非常に残念・・・・・しかし、これも頂点に立つ選手が必ず通る道と思え

ば、夢も広がってくる。

チャンネルを変えると、これまた、私の好きな女優・蒼井優主演の、映画

「フラガール」が放映中であった。

これは随分前に話題になった映画だが、まだ観ていなかったので、うっ

ぷん晴らしも兼ねて(?)引き続き観賞してしまった。

( あらすじ)

この映画は、昭和40年代に大規模な縮小につぐ縮小の末、遂には閉鎖

に追い込まれた、福島県・いわき市の常磐炭鉱を舞台に繰り広げらるヒ

ューマンドラマ。(そう言えば炭坑事故で多くの犠牲者を出した、あの三

池炭鉱の争議も昭和30~40年代頃から激しくなったな~)

石炭から石油へとエネルギー革命で激動する社会状況の中で、炭坑で

働く労働者達は、次々と職を失っていく。

その現実と苦悩に立ち向かいながら、時代を駆け抜けた人々の「輝き」を

ダンス通じて表現した映画でもある。

炭鉱閉鎖後の町お起しの事業として立ち上げた、常磐ハワイアンセンタ

ー、北国の寒村を “常夏の楽園” にする事業の成功までの過程を、実

を元に描いたもので、炭坑夫の娘達が、腰みのをつけ肌もあらわにハ

イアンムード満点のフラダンスを踊りはじめるのだが・・・・・

富司純子演ずる紀美子(蒼井優)の母千代は、炭坑事故で夫を亡くし、そ

れでも長く夫と共に必死に働き続けて、子供を育て上げたと云う自負(人

生)から、娘が「人前で肌をちらつかせ、チャラチャラ踊る為にお前を高

まで出したんではない」と、時代の波にのみ込まれて行く悲しさもあっ

て、頑なに認める訳にはいかなかった。

さすがに、富司純子・松雪泰子・豊川悦司等の、いずれ劣らぬ演技派の

俳優陣が、しっかりと蒼井の脇を固めて映画を盛り上げている。

この映画の中で最も圧巻だつたのは、薄暗いレッスン場でひとり夢中

(今では娘のダンスを内心では認める母が、届け物に来ている事に気付

きながら・・・)になって無言で踊り続ける、蒼井優の踊る見事なフラダン

スのシーンである。

いかに女優とは言え、ハワイアンミュージックに合わせて踊るフラダンス

は、私の様な素人目にも、非常に本格的で見応えのあるものであった。

役作りの為に、プロのフラダンサーの指導のもとに、相当長期間集中し

て猛特訓を受けたのであろう。

その努力が見事に花開いた感じで、とても感動的であった。

二時間にわたる一見単調なストーリーを、適度なプロットポイントを配置

しながら楽しませる、脚本も見事であった。

 ~今日も良い一日であります様に~
 
 
リチャード・クレイダーマン「ノスタルジー」
 
 

 


 ~団地の文化祭に日本画を出そうかな~

2015-10-09 | その他

農家の庭先の花畑でひと際美しい、葉鶏頭(ハゲイトウ)とサルビア、いずれも夏から秋に掛け

て色づく花である。

実は、老人会が主催する団地の「文化祭」に、「絵を出品してもらえないだろうか」と依頼を受け

随分前に描いた展覧会用に描いた、50号、20号の2点を出すこととした。

10年以上も前に描いたものだから、それでもと思いながら少し加筆(彩色)してみた。

そう言えば、この絵を描いた頃は、まだ元気一杯で県の「総合美術展」に「毎年出品していたな

~」と思い出し、今はほとんど使わなくなった二階のアトリエを、ガサゴソと捜し、今の時期に合

うこの絵を捜し出してきたと言う次第である。

多くの作品の中には、もうすっかり忘れてしまっていた絵も数点あった。

マレーネ・デエートリッヒ「リリー・マルレーン」

 


~「出雲ナンキン」飼育のプロのお宅を尋ねました~

2015-10-08 | その他

稚魚から育てている「出雲ナンキン」、かれこれ三年経ちました。

素人には飼育がなかなか難しい金魚、天然記念物ですが勿論その条件を満たすには程遠いも

のの、なんとか3年が経過したのは上出来と言うべきでしょう。

以前から考えていたのですが、先日念願叶って、飼育のプロの方のお宅を訪ね(案外近くに住

んでおられました。)、教えを乞いました。

引き続きこれからも、一つ一つ手解きして頂き、素晴らしい個体に育て上げようと、決意を新た

にしました。

趣味とは言え、どの道も極める? のは難しいものですが、取り敢えず目標が一つ増えました。

~昭和歌謡1966年(昭和41年) ベストテンから~

第1位

霧氷:橋幸夫

 第2位

 

星影のワルツ:千昌夫

第3位

恍惚のブルース:青江三七

 第4位

 

霧の摩周湖:布施明

 第9位

 夕陽が泣いている:ザ・スパイダーズ

 

 


白き芙蓉 紅き芙蓉とかさなりて 児のゆく空に 秋の雨ふる (与謝野鉄幹)

2015-10-07 | その他

 

 白から次第にほんのりと紅を差しはじめ、ピンクから赤へと色変わりす

る芙蓉の花、これを、お酒を召した奥方が、ほんのりと頬を染め上げ

る姿に重ね合わせ、「酔芙蓉」等と誰が形容したものか。

ご存知の様に、演歌でも歌われ大ヒットをしました。

それが風の盆恋歌石川さゆりが妖艶に歌っています。

蚊帳の中から花を見る 咲いてはかない酔芙蓉

若い日の美しい 私を抱いて欲しかった

しのび逢う恋 風の盆

(この歌は、富山県の八尾の伝統行事「おわら風の盆」を詩にしたもの)

毎年9月初頭の3日間、越中おわら節の哀調帯びたメロディーに乗せ

て、町衆が無言で踊り続け、笛や太鼓の音とともに通り過ぎて行くとい

う、とても幽艶な情趣に満ちた独特の祭り(行事)です。

小説『風の盆恋歌』が昭和60年に発表されベストセラーになるや、それ

であまり知られない、極くローカルな盆踊りであった「おわら風の盆」

の人気が高まり始め、映画化に続き前述の、石川さゆりの演歌・『風の

盆恋歌』の大ヒットで、一躍「日本三大盆踊り」の一つと言われるまでに

なったと云うことですが、「おわら風の盆」の昔を知る人からは、『昔は

朴で静寂な雰囲気が逢ったのだが今は失われてしまったな~。』と言う

声もある様です。

変わって中国には「芙蓉の花」にまつわるこんな史実もある様なの

です

五代十国(ごだいじっこく)

~中国で唐が907年に滅亡してから、960年に宋が成立し、全国統一までの時代をいう。~五代(梁・唐・晋・漢・周の王朝) 十国(前蜀・後蜀・呉・南唐,呉越・閩・荊南 ・楚・南漢・北漢の諸国)

むかし昔その昔、中国の五代・十国時代の後蜀のニ代君主、「後主:孟

(もうちょう)は、政治改革の一環として、農業養蚕や科挙を行うなど国

の安定を図る一方、文学や芸術を好む一面を持ち合わせておりました。

「孟昶」は、この「芙蓉」の花をとても愛していたそうで、居城の周囲に

160キロわたる城壁を巡らし、城内には芙蓉を此処彼処に植えさせ、美

女達とその美しさを褒め称えたと言います。

金銀の錦で飾られたかの様な光景を前に、孟昶は「これぞ真の錦城で

ある」と云ったとか、そんなことから蜀の成都は、「錦城」とも呼ばれるよ

うになったとか。。

確かに大変スケールの大きな話なのですが、実は君主「孟昶」の前に付

く、「後主」と言う称号が問題。(君主に対する便宜上の呼称:名ばかりの称号~後に付けられた~

と言うのは、賢帝であった孟昶も、多くの権力者がそうであった様に、そ

の晩年は、度を超えた贅沢に溺れて、名宝の蒐集や後宮を拡張するな

ど、国政を顧みなかった為、他国から攻められて国を滅亡させてしまう

のです。

芙蓉の花に囲まれた通称「芙蓉城」も、こと敗れて振り返れば、『砂上

楼閣』の様なものだったのかも知れません。

この様に芙蓉の花には、なんとなく「華やかさ」「妖艶さ」そして「儚さ」の

漂う花のイメージがある様に思うのは私一人なのでしょうか。

今日も良い一日であります様に

今日の曲は、私のよくお邪魔するブログ友達が先日紹介されていて、

「いい曲だな~」と思ったのでUPさせてもらいました。

ジミー・クリフの「遥かなる河」

 


~これミニトマトそれとも茄子??~

2015-10-05 | その他

秋のお彼岸に、実家の畑でお参り用の切り花を選んでいた時の一幕。

姪が作っている花畑、様々な花の中にひと際目立つmini・tomato

が、たくさん生っている。???

茄子(ナス)の茎にミニトマト?・・・よく見ると赤色と黄色、白色の実が生

っているが、・・・これはトマトとはちょっと違う

そう言えば、この白っぽい実とよく似た実が、以前我が家の菜園の、ナス

の茎に突然変異の様に、1~2個生ったことがあったな~。

そこで姪に聞いて見ると、「これは、花ナスと言って、生け花などによく使

う」ナスなのだそうだ。

私は不覚にも知らなかった。

調べてみると、生け花の花材や飾り花等として、壁に吊るしたり、ドライフ

ラワーにして楽しむ人も多い様だ。

そうそう、それとナスの苗作りには、この花ナスを挿し木(病気に強くする

め)台木に使うことが多く、菜園のナスの茎に、台木になった花ナスの

特性がたまたま出てきた様なのだ。(先祖返り?)

赤・白・黄色のコントラストがとても綺麗だったので、2~3本根から株分

けしてもらい持ち帰った。

茎に着いた実は玄関に飾り、根付きの茎は短く切って早速畑に植えた。

だが待てよ・・・「茄子」そのものは、元々熱帯では多年草だが、我が国

ではご存知の様に一年草になっているので、この「花ナス」、果たして来

も実を着けてくれるのだろうか。

皆さん、今日も良い一日を

ボサノヴァ・ジャズミュージック

 

 

 


 ♪無花果(イチジク)が美味し~い♪

2015-10-04 | その他

友達から頂いて来たイチジク、家内の大好物で毎年、実の熟れるこの時

期が来るのを心待ちにするほどに好きだ。

無花果(イチジク)と、花が咲かずに実が生る様に見えるところが、名の

由来なのだそうだが、実際には、我々はイチジクの花を頂いている訳で

ある。

アラビア南部が原産地で、ヨルダンには、今からおよそ1万年のイチジク

の干物が残っているそうである。 

道理で、伝えにある様に『不老長寿の果物』な訳だ。

そうだ、イチジクのジャムを作って見よう 。

ベンチャーズ最後の日本公演の中から「ダイヤモンドヘッド」

世界の、いや日本のエレキブームを作ったザ・ベンチャーズのリーダ

ー、ドン・ウィルソン(82)一行は、昭和37年の初来日以来の生え抜き

のメンバーであり、日本をこよなく愛したドン・ウィルソンは、「日本は第

二のふるさとだ」と言っている。


 ♪美しいジャズの名曲をどうぞ~♪

2015-10-02 | その他

庭の秋明菊、赤は咲き揃いましたが、白は少し遅れてポツポツと咲き始めたところです。

まだ浅い秋と言うところでしょうか、ひところに比べれば朝夕は冷気を感じさせる様にな

ったものの、時折、日差しが肌に暖かく感じる日もありますから・・・今が、一年で一番過

ごし易季節、コーヒーでも飲みながら音楽でも聴きたいですね~。

ジャズギター:美しいジャズ名曲からどうぞ・・・