タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~魅惑の花 ジャーマンアイリス~

2013-05-17 | 植物

豪華・華麗な「ジャーマンアイリス」の花が庭先に咲きました。

我が家の庭に来てから、かれこれ5~6年にもなるのに、家の軒下(壁際)の

日当たりのあまり良くない場所に植えてある為か、こんなに綺麗に咲くのは

年初めてです。(あまりにも咲かない為、調べたらアルカリ性土が適する様で、

昨年、苦土石灰で土壌改良したご褒美のようです?)

地中海・中近東原産種と幾つかの、原種アイリスを交配して作られた花で、色

もその名が示す通り、「アイリス(ギリシャ語):虹」の様に魅惑的な花として、ヨーロ

ッパでは古くから愛されてきた花。

花名の「ジャーマン」からは、ドイツ原産の印象ですが、これは「ゲルマニカ」と

いうドイツアヤメが母体であることから、この様な名になっている様です。

ヨーロッパから米国に渡り、日本には大戦後の昭和20年代にもたらされ、今で

「魅惑の花ジャーマンアイリス」として、愛好家も大変多くなってきています。

              (我が家の、もう一種のジャーマンアイリス)

            ~今日も良い一日であります様に~

 

 


一枝の 卯の花手折り お茶を点て

2013-05-14 | 植物

卯(う)の花の 匂う垣根に 時鳥(ほととぎす) 早やも来鳴きて 

忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ 

玄関先の塀越しに、その卯の花:梅花空木)五月梅)が咲き乱れ、

近付くと上品な香りが匂って来ます。

今朝は家内がこの花を一枝手折って来て、玄関先や客間に活けて

いました。

「梅花空木」の名前が付く様に、白い梅の花に良く似ており、「空木」

というのは、枝が中空なので「空ろ木:うつろぎ」が変化して「空木」と

なったようです。

この花、初夏の茶花として、床の間に差されているところをよく見掛け

ます。

今朝は、折角花が活けられたことでもあり、久し振りに好きな抹茶を一

服御馳走になりました。

静かで「幸せな時間」が、ゆっくりゆっくりと流れてゆきます!

         ~今日も良い一日を~

            玄関先で卯の花の香


北帰行 忘れてあそぶ 渡り鳥   ~キンクロハジロ~

2013-05-12 | その他

                   (里山のため池に遊ぶキンクロハジロ)

このところ寒暖の差が激しかったものの、もう季節はすでに初夏、日によっては25℃

前後の夏日の日もある。

宍道湖の水もすっかり温み、渡り鳥達はとっくの昔に、北に向かって飛発ったはずなの

に、相変わらず遊びに夢中で常習の「忘れ物坊主」みたいに、のんびりと波間にゆらゆ

ら揺れて遊んでいるカモ?が見掛けられる。

少し小振りの、金色の目と白黒ツートンの羽、頭の飾り毛がシャレている、図鑑によれ

ば「キンクロハジロ」と言うそうだ!

目の保養には良いのだが、もうそろそろ帰らなくても良いのかと、見ているこちらが気

になってしまう。

 

                ~今日も良い一日を~

 

 

 

 

 


寺を見て 茶のもてなしや 若楓   ~正岡子規~

2013-05-10 | その他

出雲大社からの帰り道、思い付いて鍔淵寺に向かって見たが、

すでに時間が遅かったせいか、辺りに人影はなくひっそりとして

いる。

本堂に至る石段下まで来ると、モミジの若葉のトンネルの向こう

に、朱塗りお堂が見えて来た。

若葉色のモミジが、木立の間から洩れる夕陽を受けきらめいて

いる。

ここは、秋の紅葉で有名だが、こうしてグリーン一色の中に浮か

ぶ、朱色のお堂が素晴らしく、後光が差している様だ。

一通り参拝して坂を下っていると、若いカップルに出会った。

ちょっと意外だが、デートスポットとしても人気があるのか?

 ところで、今真っ盛りの「新緑・若葉色・緑」など、「グリーン」の

言葉は:スタートの色・良い変化・心身に若々しさを与える色

なのだそうである。

確かに、新緑の中で深呼吸をすると「新鮮なものが体内に一気

流れ込んでくる」感覚を覚えるから不思議である。

    ~今日も良い一日であります様に~

 

 


茎右往 左往菓子器の さくらんぼ   (高浜虚子)

2013-05-08 | 植物

今年は時期的に少し早いのかどうか? 庭のサクランボの実が、もう赤く熟れ

だして来ました。

そう言えば、ここのところ朝早くからヒヨドリの、「ピー ピー」と甲高くうるさい鳴

声が、聞こえていました。(サクランボ泥棒です!)

ところがドッコイ、鳥との知恵比べ、今年は花が終わった後、すぐにホームセ

ーから、鳥除け用の網を買って来てご覧の通りしっかりとガードしてあるから

戒心の強いヒヨドリ、どうしたものかと首を傾げてよだれを出している様です。

我が家のサクランボの木は2本ありますが、生り年が隔年でくるようで、昨年は

不作でしたが、今年は鈴生りです。(少し間引てやると、立派な実に成るのですが・・・

垣根際のもう一本のアメリカン・チェリーの木?も、少し時期が遅れて沢山実を

いますが、こらは木が大きく高すぎて網を掛けるのも大変、結局は、ヒヨ

ドリの走として提供です。(こっちのサクランボは大きくて素晴らしい実が生るのに・・・

              ~生りすぎて、少し小振りなサクランボ(桜桃の実)~

           ~今日も良い一日であります様に~


石垣に ひっそりと咲く あかい花。  ~ムラサキカタバミ~

2013-05-07 | 植物

春から夏に掛けて、松江城山の周辺を散策していると、この可憐で美しい

「ムラサキカタバミ」に出会います。

と言うのも、この花は元々は南アメリカ原産で江戸時代末期に、観賞用に

と持ち込まれた植物ですが、日本の風土が肌に合ったのか?その後爆発

的に繁殖し、今では全国的に野の花として堂々と帰化しています。

この花の不思議は?連続して3日間、陽が当たり気温が高くなる朝に開

し、約10時間後の夕方には、きっちり閉じてしまうことです。

葉はくっきりとしたハートのクローバー型で、花は五弁の小さな赤紫色(濃

淡)の鮮やかな、とても綺麗な花です。

今年は、この花を少し頂いて来て、シャレたプランターに植えて見ようかと、

思っています。

鉢に群生させると(土に降ろすと増えるから)、きっと素晴らしいと思います。

        ~今日も良い一日であります様に~