タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

春の海 花大根の 風にゆれ。

2013-03-31 | 風景

最近テレビでよく放送されていて気になっている「アカモク:神馬草(海藻)」を採りに

島根半島は美津の浜に出掛けて見ました。

この海藻、日本列島津々浦々、どこの海にも生えている身近な海藻で、サッと熱湯に

通すと、滑りが出てこれがとても美味しく、また体に良い成分(フコイダン)とか、最近

注目の食材の様である。(東北地方等では、以前からたべられていた様)

浜に下りて見ると、辺り一面に浜大根(野大根)の薄紫の花が咲いています。

浜大根の群落は、春の海にとても良く似合っています。

お目当ての海藻「アカモク」を採る為、防波堤の突端まで出て海底を覗いて見ると、確

かによく似た海藻(ネットで調べた)が、沢山生えています。

とりあえず少し持ち帰って見ました。・・・・・・・

帰宅後、図鑑やネットと首ったけで、見比べて調べるもイマイチ確信が持てず。

結局、長男の嫁(専業漁師の娘)に、写メを送って確認すると「ちょっと違うみたい」と

つれない回答!

「それじゃ~、また浜大根の花を見に行こうか」と誘って、今回は食べるのは断念しま

した。

          ~今日も良い一日であります様に~

 

 

 

 

「鏡の池」の森に白い花    ~ミヤマカタバミ~

2013-03-30 | 植物

松江・八重垣神社の森の中、孟宗竹の足元一面に、白い可憐な花が

たくさん咲いていました。

葉っぱはキッチリとしたハート型の三つ葉、以前にも何回か奥山の杉

の木立の中などで、何度か見掛けた葉っぱですが、ちょうど花の時期

に出会ったことがなくて、見たのはこれが初めて、「この葉っぱから

この花が」・・・ちょっと意外な組み合わせの様な気がします。

縁結びの「八重垣神社」鏡の池の森、ハート型の『ミヤマカタバミ』

って調べて判りましたが・・・)の花のようです。

これまで出会えなかったこの花に、ここで出会えたのも何かの良縁な

かもしれません。(ちょっと無理なこじ付けかも!)

 

                                    (八重垣神社:2013・3・28参拝)

               ~今日も良い一日であります様に~

 


「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」

2013-03-29 | 風景

今日は松江市近郊の八重垣神社にお参りしてきました。

桜の花もチラホラと咲き始め、境内は若い人達でいっぱい、お目当ては良縁を

占う池のようで、本殿にお参りするのもそそくさと、神社の裏手、奥まった杜の

中の碧色に澄んだ、神秘的な池「鏡の池」に向かいます。

この「八重垣神社」は、須佐之男命(スサノオノミコト)と奇稲田姫(クシナダヒメ)を主

とし、須佐之男命が八岐大蛇退治の後、

「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」

と詠んで、稲田姫との居を構えたとされる神社です。

この「鏡の池」は、ヤマタノオロチ退治の際に、稲田姫の姿を鏡代りに写して、

チを誘ったと言れる池です。

そんな命と姫の理想的な?縁に因んで、こ池で良縁を占うことが観光客の

間でかなブームとなっていて、次から次へと県内外の若者がお参りし賑わっ

ます。

~薄い和紙の上に、お賽銭を乗せて鏡の池に浮かべると、うっすらと「お告げ」

浮かび、早く沈めば早く、遠くに流れて沈めば、遠くの人と縁づくと言われるロ

マンのある占いです~

八重垣神社の境内には、他にも夫婦椿(連理の椿)が3本祀ってあり、おしどり

夫婦の徴だあることから、ワカイカップルは手を合わせて行きます。

鏡の池の杜のすぐ横には結婚式場があり、折しもウエディングドレスの新婦と新

が階段を下りて来るところに遭遇、占いを済ませた若者達に大受けでした。

            (鏡の池の杜の入口の夫婦椿)

                   (八重垣神社本殿)

                         (鏡の池)


♪春高楼の 花の宴 巡る盃 影さして~   千鳥城

2013-03-27 | 風景
 
「春眠曉覺」・春眠曉を覚えず (孟浩然)
民家の庭先に、杏と紅梅の花が仲良く並んで、今満開です。紅白のコントラストが絶妙で、絵心を刺激され筆も進みました。枝支えの竹の支柱や、花の時期を想い描いた紅白の配置とい...
 

暖かい日が続いていたが、ここのところまた寒さがぶり返した様で、開きかけ

た「松江城」のソメイヨシノも、少し足踏み状態が続いている様だ。

城山を散策していると、一ノ門跡(?)を過ぎて本丸壇の入口の重厚な黒門、

その脇に桜の古木が一本七分咲きで、黒門にかかる風情は、古の昔を偲ば

せる光景である。

丁度、運良く黒門を潜って下りて来る、和服のお嬢さん二人と行き交ったが、

茶会の帰りでもあろうか!

これぞ「城下町松江・お茶処松江」ならではの、スナップ・ショットを撮ることが

出来た。

行き違って黒門を潜り、本丸ノ壇に入ると、辺り一面にボンボリが立ち並び、

「花の宴」の準備万端といったところだったが、残念ながらソメイヨシノは未だ

開花寸前。

満開までには、あと5~6日は掛かるだろうか。

そう言えば、その昔は、年に一度職場で、飛び切りの花見の宴を設定するた

めに、この本丸ノ壇の「場所取り」に、朝から敷きゴザを持って駆り出されたも

のだ。

あの頃は、まだまだ世の中がのんびりと構え、ゆったりとした時間が流れてい

た様に思う。

「古き善き時代だったんだな~」と、昔を思い出してしまった。

                     ~今日も良い一日を~

         ~今年は花見には少し早い様だ!~              (2013・3・26)


隠岐の海~敢闘賞おめでとう!

2013-03-25 | その他

毎日楽しみにしていた大相撲春(大阪)場所も、横綱白鵬が全勝優勝終わ

ってしまった。

隠岐の島出身の「隠岐の海」をずーっと以前から、期待して応援している家

内と私、しかし入幕以来、前頭上位に上がったり、七、八枚目に下がったりの

繰り返し。

解説の元横綱・北の富士や舞の海等多くの先輩も、「欲がない。 もっと稽

せにゃダメだ!」と、今場所もいつもながらの手厳しい批評である。(期待の裏

返しでもあるが・・・) 

最近では、北の湖理事長までが「彼はこんな所じゃなく、もっと上で取ってる

士だ。」と言う始末。

以前から、専門家諸氏が口を揃えて「素質は非凡」と言うのだから、やはり

振の原因は稽古不足という他ないだろう!

「稽古は相撲の命でしょう!」・・・「あなたは島根の星でしょう!」・・・目標に向か

てひたすらまっしぐら、平素の申し合い・ぶつかり稽古・出稽古等に取り組み、来場

所こそ小結(?)の地位にふさわしい、力強い相撲で上位を撃破してもらいたいも

のである!

・・・とは言え今場所は、以前とは少し違い、立会いの迫力と自分から前に出て

動きが加わって来たように思う。

その結果が、11勝4敗で、敢闘賞獲得につながった様に思われる。

良い傾向だ!

国技「大相撲」の良さは、何んと言っても取り組みの迫力と、そこから透けて見え

る、素の血の出る様な努力(稽古)、器はあるのだから、是非とも偉大なる12

代横綱・陣幕九五郎(東出雲町出身)目指し、人々に勇気を与えて欲しい。

        ~今日も良い一日であります様に~

 

 


畑仕事・・・虫・・・ジョウビタキ

2013-03-21 | その他

今日も朝からいい天気、我が家の小さな家庭菜園に入り、畑仕事に精を出す。

秋野菜も花が咲き始めたので始末し、春野菜をそろそろ蒔かなくてはと思いつつ

水菜の抜き取り作業をしながら・・・「待てよ!」・・・先日、ヒヨドリが水菜の葉を啄

んでいた事を思い出した。

そこで全部は抜かずに、4、5株片隅に残して置いてやった。

作業が終わって家に入ったとたんに、どこで見ていたのか、早速、ジョウビタキの

雄鳥が二羽、人間を警戒しつつ、お互いに睨み合ってけん制しながら、だんだん

と畑に下りて来た。 !縄張り意識が結構強い様だ! 

しばらく見ていると畑に落ちた虫を、時折啄むが警戒は怠らない。

この鳥は、白・黒・橙色の配色が綺麗な鳥で、家の近くで良く見掛けるため「和鳥」

だと思っていましたが、晩秋に大陸から越冬のため渡って来て、雪が降る頃から里

に下りて来るらしい。

もうしばらくの間、我が家にも通って来るのか?

           ~今日も良い一日であります様に~

              ~高い所から相手をけん制するジョウビタキ~

 


雪を割り ひかり恋しと イチゲ草。

2013-03-20 | 植物

国立公園・三瓶山の裾野の町では、雪を割って咲くという「ユキワリイチゲ:雪割一華

の花がいま開満です。

「雪割」:早春の植物。                                             「一華」:一茎に一輪の花を咲かす。                                    花言葉:「幸せになる

この花が終わった頃から「一輪草」が咲きますが、どちらも里に咲く花の様な華やかさ

はありませんが、名の通り何んと可憐な花なんでしょうか。

やゃ高地のこの辺りは、早春(三月)と言っても、例年ならばまだ雪を被っていることが

多く、雪を割って顔を出し、陽の光を追って咲きますが、今年は暖かい為か気ち良さ

そうに、辺り一面に咲き日光浴をしています。

やがて本格的な暖かい春(四月)が来れば、この花も散り一輪草に咲き継がれて行き

ます。

地元の方が野草を大切に育んでおられるお陰で、こうして私達も今年も愛で「また来年

も見に来よう!」と、元気が出てきます

         ~今日も良い一日であります様に~

 


映画「戦火の馬」   ~スティーブン・スピルバーグ~

2013-03-19 | その他

スピルバーグ監督製作の映画「戦火の馬」には感動しました。

地平線に赤く染まる夕日を背景に、アルバートが愛馬・ジョーイに乗って、戦

から故郷に帰って来るシーンには、ホッとする安らぎを覚えました。

この映画は、戦場に駆り出された馬(感情のある)の視点を通して、「愛」の美

しさ・気高さ・生命の重さを観る者に訴えています。

映画の全編を通して、ジョーイ(馬)が出会う、戦場の兵士、農民、家族、老人

と孫娘・軍医など、馬を愛する多くの人々と、ジョーイの心の結びつきを克明に

描いていますが、中でも、

戦火の中を駆け抜け有刺鉄線に絡まって身動きできないジョーイ(馬)を、戦闘

中の敵同士のイギリス兵とドイツ兵が、協力しあってカッターを使い、一つ一つ

切り外してやる場面、

また、従軍し負傷(眼を毒ガスにやられて)して前線基地の医療舎屋に運ばれ

て来たアルバートが、偶然にも破傷風に罹って同じ舎屋に連れてこられたジョ

イ(馬)を、足音一つで聞き分け、指笛で呼び寄せるシーンなどには、すっか

り泣かされました。

さすがに名匠スピルバーグ監督、一頭の馬を通してある意味、重い戦争映画で

りながら、愛や命の美しさを画面いっぱいに高らかに謳い上げています。

この映画を観終わった時、最初に感じたのは、最近医療現場に登場するセラピ

ーアニマルのことです。

イルカや犬等が、一般的には使われている様ですが、ここ数年、小型犬を

みて思うのは、生きとし生けるものすべて、愛を持って育めば、飼い主の言葉は

勿論のこと、このジョーイ(馬)の様に、人の気持ちをも理解するのではないか?

そんな気がします。

何はともあれ、まだこの映画を観ていない人に、ここ一のお勧めの映画です。

        ~今日も良い一日であります様に~

 

 

 

 

 

 

 


♪アカシアの 花の下で あの娘がそっと 瞼を拭いた・・・

2013-03-18 | その他

赤いハンカチ (歌:石原裕次郎)

♪アカシアの 花の下で

 あの娘がそっと 瞼を拭いた

 赤いハンカチよ 

 怨みに濡れた 目がしらに

 それでも涙が こぼれて落ちた

今は亡き石原裕次郎の主演映画、「赤いハンカチ」「錆びたナイフ」を観て、大スター

往時偲びました。

(あらすじ)

三上(石原裕次郎)、石塚(二谷英明)両刑事は痲薬ルートを捜査していた。

そして事件の参考人のひとり平岡に辿りつく、取り調べを進めるが黙秘を通し、捜査

は難航する。

そして容疑者平岡を検察に護送中、隙を狙って逃走しょうとする平岡が、石塚の拳銃

を奪って抵抗しため、これをかばって誤って射殺してしまう。

過失による射殺とは言え、世論の風当たりは強く、やがて三上は職を追われることに・

・・・・・それから4年後、三上は雪の北海道・ダム工事の現場で働いていた。

そこへ神奈川県警の刑事の訪問を受け、かつての同僚・石塚も、その後警察を辞めて

今は実業家として大成功していると聞く。

しかし、その事業資金の出所に不審な点があるという・・・・その裏には、4年前のあの

事件が絡まっている事を知り、三上は失われた4年を取り戻すために、その謎を解く決

心をし、横浜に舞い戻って来たが、三上が射殺した平岡の遺児、玲子(浅丘ルリ子)は

平岡と結婚して居る事実を知る。

一方、玲子は4年前の事件の際、訪ねて来た三上の面影が、今も忘れられずにいた・・

この映画は、日活の屋台骨を支えた「スター映画」の典型。

当時、日活の全盛を支えたスター達は、「男らしさ」「恰好良さ」「派手なアクション」「歌

えるスター」が必須条件であり、それに「可憐なヒロイン」が絡むロマンス(純愛)が、ど

映画にも折り込まれています。

長身の裕次郎は、すらりとした長い足を引きずる様に大股で歩き、随所に男の背中を

せ、派手なアクションと、愁を帯びた歌声でギターの弾き語り、絵に描いたように恰

好良く、私を含む多くの若者を魅了して止みませんでした。

映画のヒロイン・浅丘ルリ子は当時24歳という若々しさで、初々しく飛び切りの美人で、

八重歯がとても印象的な女優さんでした。

また劇中、横浜「山下埠頭」「港の見える丘公園」「ホテル・ニューグランド」や代官坂

出てきますが、当時の横浜(1964年頃)は、今とは随分違い殺風景で、スクリーンか

伝わってくる「あの日、あの時、あの時代」が偲ばれ、郷愁を誘われる映画でもありま

した。