一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「NIS×Tefu CUP」はファッショナブル④・中井広恵女流六段との妖しい会話

2010-06-25 01:06:30 | LPSAイベント
きのう24日は中井広恵女流六段の誕生日だったが、日本テレビ系の「DON!」の「今日は何の日?」を観ていたら、テレビドラマ「相棒」の米沢守役で人気を博している、六角精児(ろっかく・せいじ)が出た。なんと6月24日は、「六角精児が生まれた日」だった。この日は人気グラビアアイドル・池田夏希の誕生日でもあったのだが、これは中井女流六段、衝撃の事実だったのではあるまいか。
中井広恵と六角精児が同じ誕生日。なかなかおもしろい組み合わせであった。

(前日のつづき)
このふたりだったら将棋の解説はなく、トークショーの続きになること必至だ。
暴走特急のさかもと未明さん、今度はどんな話題で楽しませてくれるのか、興味津々である。しかしそこは百戦錬磨の中倉宏美女流二段、うまくコントロールしている。下手をすれば、自分にヘンな質問が来ないとも限らないのだ。中倉女流二段も息を抜けない。
石橋幸緒天河-松尾香織女流初段の決勝戦は駒組みも終わり、中盤にさしかかるところ。大盤の背後には、佐藤天彦五段と中井広恵女流六段がスタンバイしている。中井女流六段の顔が強張って見えるのは、気のせいか。
中倉-未明ペアの、10分ほどの「快説」が終わり、無事、佐藤五段、中井女流六段のおふたりにリレーされた。本日は意外にも、この組み合わせの解説は初めて。さすがに落ち着いて聞ける。
将棋のほうは、石橋天河が二枚銀を素早く繰り出し、指しやすい形勢。松尾女流初段が5筋から反撃して、激しい戦いになった。
お互いあまり時間を使っていない。入場時にいただいたスケジュール表では、午後5時から表彰式となっている。もうその時間は過ぎているが、少しでも早く決着をつけて時間調整をしようという、暗黙の了解ができているかのようだった。私は対局場へ観戦に向かう。
中盤を飛ばして、もう終盤になった。石橋天河が☗6一銀と掛ける。ここで松尾女流初段が☖7一銀と打ったのが、消極的な受けだったと思う。すかさず☗6三銀と打たれて、数の攻めが受からない。
松尾女流初段、仕方のない☖2八飛に、石橋天河は☗7二竜!と竜のほうから行って、松尾玉を鮮やかな即詰みに討ち取った。
戻って、松尾女流初段の☖7一銀では、☖6三銀打と☗5二竜に当てて打ち、千日手を狙うべきではなかったろうか。
いずれにしても、石橋天河の貫禄勝ちであった。ダントツの優勝候補と目されて、やはり優勝してしまう石橋天河は、大したものである。
感想戦もそこそこに、表彰式に入る。今回は蛸島彰子代表理事代行が読み上げる。中井広恵女流六段が理事職を退いたいま、女流棋士第1号である蛸島代表理事代行にかかる期待は大きい。
佐藤五段は、
「フードカフェと将棋という組み合わせはどうかという心配もありましたが、意外とマッチしていて、楽しめました」
と総評した。もちろんそれが実感だったろうが、未明さんの暴走には面喰ったことだろう。これに懲りず、またLPSAのイベントに参加していただければ嬉しい。
石橋天河、松尾女流初段のコメントも短く終わり、勝敗予想クイズの当選者発表である。全問正解者はなく、5名正解が、5人いた。賞品(優勝者サイン入り将棋コースター)が全員に行きわたった。
注目の「ベストドレッサー賞・女流棋士部門」は、島井咲緒里女流初段が受賞した。初夏らしいシンプルなワンピースが、観客の目を惹いた、ということだろう。
「お客様部門」は、審査委員長?の船戸陽子女流二段以下、LPSA所属選手の意見がほぼ一致して、女性2名、男性1名が受賞した。受賞した方を拝見すると、なるほどという着こなし。さすがにLPSA、見るところは見ているのである。
最後は、本棋戦プロデューサーである、島井女流初段の挨拶。カミカミのお礼の言葉が、かわいらしかった。
このあとは6時から懇親会がある。決勝戦が短時間で終わったので、だいぶ遅れを取り戻せたはずである。
この参加は任意。私はいまさら懇親会でもないのだが、女流棋士と将棋以外の話ができる機会は意外にない。やや迷ったが、参加の予約はしていた。
懇親会の準備のため、私たちはいったん店を出る。渡部愛ツアー女子プロに挨拶をすると、これから北海道に帰るという。渡部ツアー女子プロは前週も東京に来た。地方在住のプロにはハンデがあるが、それを克服する力が、渡部ツアー女子プロにはある。これからの対局も頑張ってほしい。
私は汐留の周辺をぶらぶらしたが、オシャレなビルが林立しており、日本とは思えなかった。北欧の香りがする。と言っても、私は香港とシンガポールしか外国旅行をしたことがない。
「アーキテクトカフェ汐留」に戻る。定員は30名だが、けっこうな参加者がいる。
定刻になり、女流棋士がみんなにビールをついで回る。だが松尾女流初段は自身のグラスとビールがなくなってしまい、空瓶を抱えての乾杯となった。それが妙に似合うのが、松尾女流初段ならではといえよう。
LPSA金曜サロンの会員らと談笑していると、島井女流初段がビールをつぎにやってくる。近くで拝見すると、一段と綺麗である。最近は島井女流初段との指導対局の機会もなく、やや影が薄かったのだが、ここでグンと存在感が増した感じだ。ほかの会員が島井女流初段と談笑しているので私の出る幕はないが、一段落したようなので、かねてから訊きたかったことを訊いてみた。
「去年の『週刊将棋』の8月5日号で、マイナビ予選通過者の写真が出たじゃないですか。あのときの画像のようなものは、編集部からもらったんですか」
「いえ、なかったですね」
まあ、そうであろう。撮影した画像を、いちいち被写体に渡していたらキリがない。私はなおも続ける。
「ああ…あの写真、よかったと思いませんか? いやもう島井先生があまりにも美しくて、ほらこうやって腕を組んで、もう女優かと思っちゃいましたもん。ご自分でもそう思われませんでしたか?」
「ああ、あれは、そうですねぃ…確かに…ちょっとナナメに映っていたから…フフッ」
さらに私が突っ込んだ質問をしても、島井女流初段はにこやかに応えてくれた。「ベストドレッサー賞」では、島井女流初段に5点すべてを与えてもよかった、と思う。
プロデューサーの島井女流初段は忙しい。テーブルを離れると、今度は船戸女流二段がいらした。ちょうど私とふたりきり。よく分からぬが、チャンスだ。
船戸女流二段とくれば、ワインの話である。私はビール1杯ですぐ赤くなってしまうので、船戸女流二段の相手としては手合違いだが、船戸女流二段はワインを将棋に置き換えて話してくれるので、聞きやすい。
船戸女流二段に見とれながら傾聴するが、そこは懇親会で、すぐに邪魔が入る。別の会員に持って行かれ、夢のような時間は去った。
中井女流六段がいらっしゃる。
「大沢さん、『AKB48』は詳しいの?」
のっけからスゴイ話題になる。
「いえAKB48は…。前田敦子と大島優子しか知りません」
「ウチの人はけっこう詳しいのよ」
「ああ、中井先生のブログ拝見しました。あれを見て、私も総選挙の本、買ったんですよ。もっともそれ以前にも、AKBの写真集は何冊か買ってましたけど」
「篠田麻里子がいいみたいよ」
「そうなんですか…いや前、山口恵梨子ちゃんに似たコを見まして、いつかそれをブログに書こうと思ってるんですけど…」
「AKB48は、女の子の事務所がみんな違うんですって。だから各事務所が自分トコのコを売り出そうとするんだけど、いろいろあって…それで総選挙っていう形を取ったみたい。そのあたりのやり方は、秋元康って、すごいよね」
「ああ、そうなんですか! ボクももっとAKBを勉強しなくちゃいけませんね。もっともブログのネタは30本くらいあるんですよ。でもそれはなるべく使いたくないんですよね。将棋ペンクラブにも使えるかもしれないし」
「あるネタはどんどん書いてかなきゃダメよ」
「そうですよね。ネタがなくなれば新しいネタが入ってくると聞いたことがあります」
「そうよ。…ねえ、グラビアアイドルとエーブイって、違うの?」
「グラビアアイドルは、ヤングジャンプとかヤングマガジンの表紙や巻頭頁に掲載されているアイドルのことです」
煩雑は避けるが、グラビアとは印刷方法のひとつで、そのグラビア頁にアイドルの写真が掲載されたことから、転じて「グラビアアイドル」という呼称が誕生した。私はさらに続ける。
「グラビアアイドルは売れると、テレビにも出られるようになります。ほしのあきとかは、その成功例です。熊田曜子あたりはその頂点じゃないですか。グラビアアイドルも年間800人ぐらいデビューするそうですから、そこで残るのは一握り。勝ち残っていくのは大変なんです」
「…月見栞はどっちなの?」
「ああ、月見栞はレースクイーンからAV女優に転身しちゃいましたから、もうグラビアアイドルではありません」
…などと、LPSAの前代表理事とどうでもいい会話を楽しむ。お互い40代とは思えない、妖しくも奇妙な会話であった。
と、中井女流六段が、
「足湯には入りました?」
と訊く。
「はい、空いてる時間に入りました」
「ワタシ、入りたくなっちゃったなあ…」
すぐ先を見ると、船戸女流二段も同じ意向のようである。こ…これは、私がご一緒してもいいということだろうか?
思わぬ展開に、私の胸は高鳴った。
(つづく)
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8 コメント

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小生も (Guten Tag)
2010-06-25 13:13:43
「6三に受ける一手だな」と思って見てたら7一だったので、
「それじゃ足されてダメじゃん」と思いました。
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展開 (洋志)
2010-06-25 13:27:52
 いやー、テンポのよい展開で楽しめますね。さすがエンターテインメント作家(笑い)。
 AKBとMoムスの違いは事務所の数でしたか。秋元にしてもツンクにしても儲けてやがるよねー。確かに研究の余地あり。
 サオリ姫、似合ってましたね。感想。
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Unknown (佐々)
2010-06-25 20:38:08
AKB48の前田敦子って、性格(悪い)のが、顔にモロに出るタイプですよね!!

ちょっとくらいの意地の悪そうなところが目のあたりに出ている戸部六段みたいな^^汗
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足湯 (LPSAファン)
2010-06-25 22:47:06
cafeの中にある足湯はとてもおしゃれな感じで良かったですね^^
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いろいろなコメントがありますね (一公)
2010-06-26 02:24:42
>Guten Tagさん
やっぱりそうでしょう? 松尾先生は諦めるのが早かったかな。私との指導対局では鬼なのに。

>洋志さん
私の文章がテンポがいいかどうかは分かりませんが、自分で読み返してみて、つっかえそうなところは適宜修正しています。ただ、誤字脱字が相変わらず多いのが難点です。
おカネのある人のところにおカネは行きますよねー。私は福沢諭吉さんに嫌われてます。
島井先生のコーディネートは、私が知る中で、史上最強でした。眼福ありがとうございました、という感じです。

>佐々さん
前田敦子は、そうなんですか?
私もいろいろ検討してみます。

>LPSAファンさん
あの足湯はよかったですね。カップルで入ると、なおいいですね。
ところでWさんは、藤森先生といっしょに浸かっていましたが、その直前に、松尾先生も浸かっていたそうです。つまり両手に花だったわけです。
許せませんよね。
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ま、また・・・ (w)
2010-06-26 04:06:24
余計なことを。
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AKBといえば・・・ (勇者レモン)
2010-06-26 14:58:20
もとメンバーがAVデビューとのこと。
芸名は「やまぐち りこ」。
ちょっとビックリしました。(笑)
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 (一公)
2010-06-27 00:15:58
>wさん
衝撃の事実を知った以上、書かずにおれませんでした。

>勇者レモンさん
AKB48にも、すでに「もと」がいるんですね。
やまぐちりこさんが、新たな世界で活躍されることを祈ります。今度探してみます。
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