一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

まだ4局ある

2009-12-18 22:59:22 | 女流棋戦
きのう17日(木)は18時40分の飛行機で東京を発ち、定刻を11分すぎた20時51分に長崎空港に着いた。長崎は雨の出迎え。まあこれはいつものことだから、気にしない。
明けてきょうは、1999年12月18日(土)に初めて訪れて以来、毎年12月に必ずお邪魔している、長崎県のある喫茶店に行く。そう、きょう18日(金)は、あれから丸10年になるのだ。だからこの日のLPSA金曜サロン常駐棋士が船戸陽子女流二段だろうと中倉宏美女流二段だろうと、この日を外すわけにはいかなかった。
さてこの喫茶店はなんの変哲もないが、マスターの話がとにかく面白い。そしてためになる。いつもこの店を出るときは、前向きな気持ちになれる。今回は店に来ていた何人かの女の子が、感涙にむせぶ一幕もあった。
ちなみにこの喫茶店は完全予約制。18日(金)は、男性6人、女性26人で満員札止めだった。いつもこんな比率ではないが、やはり女性のほうが多いようだ。
今年はミートソース1皿で4時間半粘って、788円也。また来年も行く。
なおこの件についてコメントされても、お答えできません。どうしても知りたければ、Gooメールでどうぞ。

ここからが本題。17日の船戸女流二段と岩根忍女流二段の一戦は、岩根女流二段の勝ち。
船戸女流二段には厳しい結果となったが、勝負事だから、仕方ない。ただ、船戸女流二段はこの敗戦で緊張の糸を切らさないことである。これがマイナビだったら、今期の戦いは即終了だった。今回は、リーグ戦だったことを幸運に思うべきだ。まだ4局ある。それを全勝すればよいのだ。
ちなみに紅組の中井広恵女流六段と石橋幸緒女流四段の一戦は、石橋女流四段の勝ち。石橋女流四段は前期五番勝負で、自分が何故負けたか、訳が分からないはずだ。何故なら石橋女流四段は、女流棋士の中で自分が一番強いと信じているからだ。だから彼女は、第21期女流王位就位式でのコメントも、すでに決めているはずである。
もっともそれは中井女流六段も同じで、石橋女流四段との敗戦が納得いっていないことは確かである。中井女流六段だって、最後は自分が挑戦者になり、女流王位を奪取すると思っている。
こういう図々しい思い込みを、船戸女流二段にも持っていただきたいのだ。私が桧舞台に立っていいのかしら? なんてつまらぬ考えを持っているんだったら、そんなものはすぐに捨てることである。マイナス思考は最大の敵だ。
船戸女流二段は実力がある。ただ、それを100%出していないだけである。私見では、女流のタイトル戦に出るより、ソムリエの資格を取るほうがはるかに難しい。そのとき勉強した集中力を将棋に代えて、残り4局を精一杯戦ってもらいたい。

あ、あと、あやうく書き忘れるところだったが、竜王戦6組・武者野勝巳七段と植山悦行七段の一戦は、植山七段の勝ち。今期3勝目、おめでとうございます。
コメント (6)
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