八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

ばあちゃんの同級生

2014年06月10日 20時53分05秒 | Weblog
八月で、百歳になる。昨日と今日は、眠る日。ヘルパ-さんが、体を動かしても、訪問看護師さんが、声をかけても、ぐっすりと眠っている。寝言が聞こえた時に、ポカリを飲ませ、ご飯を食べさせようと、ベットを立てる。眠っているので、不機嫌になる。水分不足を、心配する。誰でも眠いのを、邪魔されれば、不機嫌になるのは、当たり前。不機嫌になった時は、ほっぽっておくのが、薬で、一番いい。認知症なので、喜怒がはっきり、あらわれる。話が変わって、画像は、ばあちゃんのありのまま。百歳になるが、「尋常高等小学校」、「女学校」の、友達の名前。「算数もあったょ」、「国語もあったよ」、「習字でめんごいめんごいってだぁ」、「マラソンもいちばんだぁ」と、話す。姉のことは、若くして亡くなり、ショックだったのか、頭に残り、二人の「姪」の名を言う。ばあちゃんの頭の中は、子どもの頃遊んだことが、浮かんでくるのだろう。あるとき話したのは、「鼻どり」で、あんちゃんに、「こらあっ」って、怒られたという。農家育ちなので、田植えの前の田んぼをならすのに、馬の鼻に竹棒をつけ、馬の動きを、導いたようだ。人馬一体で、「鼻どり」は、子どもの仕事だったようだ。手の付けられない状態が終わると、泣きべそをする。たぶん、認知症で、「罵声」をしたことか、自分のふがいなさを、思っているのかも。
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