18日の土曜日に赤城山に登りました。雪山初挑戦には手ごろな、危険の比較的少ない山です。百名山指定されているので、人気あるものと思われます。
赤城山は付近の山の総称で、独立峰の火山です。最高峰は黒桧山の標高1,828メートルだけど、カルデラ湖である大沼にビジターセンターがあり、そこまでバス路線があります。
大沼が1,345メートル地点なので、実際の標高差は500メートルもありません。
雪山はアイゼンをつけたりして装備が重いし、先行者がトレースを踏み固めていない場合には自分で雪をかき分けて進まなければならないなど、雪のない山行に比べて楽ではありません。
しかし、赤城山なら登山口から頂上までの標高差も小さい上に、アクセスのよい人気の山ということでトレースもしっかりついています。
危険度も難易度も低いので、アイゼンをつけての歩行の練習など、雪山初心者の自分にとってもトライしてみるにはよい山です。
それでも、吹雪の中を登るのは嫌なので、天気図をよく見て晴れると確信した日に登りました。結果は上々。雪山らしい絶景に遭遇できました。まあこのレベルではプチ絶景かもしれないけれど。
まずは、上越・長野新幹線で高崎に向かい、両毛線に乗り換えて前橋で降ります。前橋駅前からは赤城山への直行バスが1日3本出ており、9時前に出て10時くらいに赤城山に着きます。登山目的なら、ビジターセンターではなく、あかぎ広場前のバス停の方が便利です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e6/01b93e038ae664a7c8052bec8cf1f5af.jpg)
快晴で風も弱く、お天気は最高ということで神に感謝。バス停付近のトイレに行ったら早速登山開始です。付近に登山口があります。
黒桧山に直接登る方がメジャーなようですが、ヤマレコや登山ブログを参考に、駒ヶ岳から登って黒桧山にプチ縦走します。この方が傾斜が楽な上に、稜線に出てからの登りで太陽を背に景色を楽しんで写真が撮りやすそうだったので。もちろん、傾斜が楽なのでアイゼン歩行の練習にもよいと思ったわけですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/24/fcd22826553157fdece4d54b29f0b747.jpg)
早速雪の世界。東京生まれで雪の多く降る所に住んだ経験がないので、これだけでも十分感動する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c6/a3b4fc8e4c30f76c91bbd5d7093faeb4.jpg)
アイゼンですが、今後のことも考えて12本爪の本格的なやつを買いました。と言うか、夏山と違って何かあったらホントに死ぬかもしれないという恐怖があったので、ウェアも値段高いけどモンベルの店員さんに勧められるままにほとんどフル装備買いました。まあ、滑落する危険の高い場所や凍結した崖にはまだ挑戦しないので、ピッケルとか買ってないですが。
登山開始直後は夏山を歩くのとたいして変わらない感じで歩いていたのだけど、15分もするとアイゼンの重さが感じられるようになります。
それに、雪や氷にちゃんと刃を食い込ませるには、やはりそれなりに蹴り込む必要があるのも実感として分かってきます。
そこで、コースタイムは3時間ちょっとで短くて時間に余裕あるし、雲も湧き上がってくる心配はなさそうだったので、敢えて時間をかけて歩行の練習をしました。
凍った階段が結構難しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/48/60ad11e526f15506e26097c7d123519d.jpg)
この日の気温はマイナス4度くらいだったらしいけど、風が弱かったので結構暑く感じましたね。
雪山では汗が冷えて凍ってしまい、稜線で風にさらされて低体温症になる恐れがあります。だから、薄めのウェアを重ね着して体温調節するんだけど、これに失敗していました。
樹林帯の登りを終えて稜線に出るころには普通に汗かいてましたが、穏やかな天候のおかげで特に問題なく帰ってくることができました。
それでも、稜線に出ると景色が一変して感動して写真撮ったりして運動が止まった時に、ちょっと強い風に吹かれたりすると、やはり急に寒さを感じましたね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/79/a96f591d7bb20f2ef31d23a8a96aad5f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/30/65baeb85287825c3f6aeaad0b1a2a6dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/e8/77e6a6ef7366a51bb275a10a8f52879c.jpg)
高度感はあまりないけど、綺麗な雪の稜線を楽しむことができました。
快晴だったので空の青さが素晴らしい。夏山もそうだけど、山の景色は晴れるとホントに綺麗だ。
右前方には、日光山系の山々がくっきりと見えてきました。手前の大きいのは皇海山、奥の一段高いのが日光白根山ですかね。白根山は昨年6月に男体山に登った時にも眺めました。いずれ攻略したいですが、電車ではアクセスがあまりよくありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/fd/fa31569382df88089a68d1e64cb614e8.jpg)
赤城山は独立峰なので、登山口に着くまでに山深さを感じません。前橋からバスに乗って市街地を抜けていくと、いきなり坂になって雪が積もりだして赤城山に到着します。
日本アルプスや八ヶ岳、あるいは奥多摩であっても、徐々に山々の深いところに入っていく趣がありますが、それは感じられません。
しかし、独立峰のいいところは、付近を遮るものがないので展望台として活躍することです。この天気なら日光連山だけでなく、谷川山系や尾瀬の方の眺望も期待できます。
まあ、そのためにはサッサと黒桧山に登頂しないといけないんですが。
大沼を見下ろしてみると、完全凍結したところに雪が積もって真っ白だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a4/c20fb81b9b53bd3c6fe82c5249db3827.jpg)
大したアップダウンもなく、順調に駒ヶ岳の山頂に着きました。標高1,685メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/90/027fcbf74b02af9905ce397534cd74d4.jpg)
頂上はちょっと霧氷っぽくなっていました。午前の早い時間ならもっと綺麗な霧氷なのでしょうが、日光と風にやられてこの時間ではかなり落ちていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/1d/f3a9a9fe4e6d29087e458c1b67c32e24.jpg)
そして、谷川山系も早々に拝むことができました。やはり雪の量が凄まじいイメージ。真っ白。日本有数の豪雪地帯ですからね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ae/d03821cf8cc8830ce6f89ec6e434742b.jpg)
いよいよ主峰の黒桧山を目指します。事前のリサーチによると、頂上までは結構急な登りが控えている模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6e/f4017d94a951755b4391233d91049ae1.jpg)
天気がいいとはいえ、稜線で風が吹くと一気に寒くなります。この感覚を経験できたのはよかったかも。
今回は、カメラの操作がもどかしくなったりした時とかグラブを外したりしたんだけど、本来は危険な行為よね。
あとは、耳を覆う帽子は必要。自分は、極端に寒い場合に備えてバラクラバ(目出し帽)を持ってきていたけど、大して寒くなければウェアのフードをしっかりかぶれば風は防げると思ってまっした。
確かに防げるのだけど、やはり保温機能がないのは苦しい。帽子はいりますね。
稜線の鞍部では風が雪で不思議な形を作っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/e2/0bb618139e6158182853e1afefe292c6.jpg)
こんな中で見ると、木々の芽も健気な感じだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/06/c155c52666abe880b50d2c96b8c9f98e.jpg)
黒桧山を直接登ってからこちらに縦走してくる人が多いので、この辺りではすれ違いが多くなります。
ちょっとトレースを外れて雪を踏むと、ズボッと膝上まで沈みますな。この感覚も初体験。
頂上までの急登は、アイゼンの練習でしっかりと爪を使ってゆっくり登りました。
すれ違いは多いけど、こっちから登っている人がほとんどいなかったので、追い抜かれたり渋滞の先頭になる心配がなかったのはよかったですな。
で、頂上近くの黒桧山大神のところまで到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/04/393353ed7a279b799430231db9b70081.jpg)
山頂はもう少し北に向かったところです。そして、山頂からさらに少し進むと、展望の開けたところに出ます。快晴なので、皆さんそこで景色を楽しんでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/07/9ac9b10792ac7dc93f3724573f960726.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/31/e87d92fc2f02e7b159f06c439dba7387.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/26/bc871ade84d03974b3df1c992a0a580a.jpg)
北西には谷川山系、北には上州武尊山から尾瀬方面、北東には日光山系がよく見えました。アルプスとかもうっすらと見えていたのかもしれないけど、それなりに風も出てきて目を見開いてよく見る余裕がない。だって、ツツジの木とかこんな風になってしまう気候ですからね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e4/ae1d03c15967d498f6a88dc38562024b.jpg)
雪が結晶のようになって積もっているところもありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ef/958f43e534a330e6210449cff0bc10e4.jpg)
山頂には多くの登山者がいて、皆さんガスバーナーでお湯を沸かしたりしてちゃんと食事作ってました。
私は魔法瓶に紅茶入れてきて、コンビニで買ったパンを食べた。
そして下山。これは楽だった。
雪山のいいところは、下山時に膝への負担がほとんどないことだと知る。今までは膝を壊す恐怖と戦っていたけど、雪がクッションになるので下りがとても楽。スピード下山で1時間足らずで下りきりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/09/029b6d3449267444aabe379261d0bb3f.jpg)
下山中、大沼と赤城神社がよく見えるところがありました。湖に浮かぶ神社って感じで格好いいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/51/e619674a3cdf5594d9b6ac7e9f962cef.jpg)
下山終了でアイゼンを外し、神社にお参りしました。無事な山行を感謝しようと、まずは手と口を清めようと水場に行くも、当然凍結していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/60/dfcded89849f28828437c89a71a35deb.jpg)
神社ではお参りした後に登山のお守りを購入。これからも雪山に挑戦していくとなると、神の助けが必要。特に天候で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/51/553e1438d73d3b8a645eae7a6704d077.jpg)
神社は大沼に綺麗な朱塗りの橋がかかっています。これと黒桧山は絵になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/c7/d2d7882678303cd4933d3345569c8fbe.jpg)
そして大沼自体は広々と完全凍結。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/98/fcc8c0ceb776c133c05a9901298a86c0.jpg)
時間に余裕があったので、バスルートにある富士見温泉に寄って温まりました。富士山は見えないものの、気持ちのよい露天風呂があります。これで入浴料500円は悪くないです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/27/26ded2e05ae9d5c65a0d52edf88fbb0f.jpg)
温泉には食堂も併設されていたけど、夕食には早いのでパス。その代わり、土産物の販売所で漬物などを購入。地ビールは残念ながらなかった。登山で遠征する場合は旅行の一形態なので、その土地の食べ物・飲み物をできるだけ楽しみたいところです。
帰りは、高崎まで出てから快速電車で上野を経由して帰りました。新幹線使わなくても、乗り換えも含めた時間は2時間ちょっとなのでそんなに遠くないかも。
8時ごろには無事に家に着きました。
雪山デビューは天候のおかげで成功です。ウェアの調節とか、スキル面ではまだまだ問題山積だけど。
ちなみに、翌日の日曜日は東京は快晴だったけど、赤城山は猛吹雪だった模様。
運が良かったけど、天候の急転する雪山の恐ろしさを忘れるなという教訓かも。
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↓お勧めの本のリストを作りました。
冷たい風のような火を燃やすものたち
冷たい風のような火 by icyfire is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.1 Japan License
赤城山は付近の山の総称で、独立峰の火山です。最高峰は黒桧山の標高1,828メートルだけど、カルデラ湖である大沼にビジターセンターがあり、そこまでバス路線があります。
大沼が1,345メートル地点なので、実際の標高差は500メートルもありません。
雪山はアイゼンをつけたりして装備が重いし、先行者がトレースを踏み固めていない場合には自分で雪をかき分けて進まなければならないなど、雪のない山行に比べて楽ではありません。
しかし、赤城山なら登山口から頂上までの標高差も小さい上に、アクセスのよい人気の山ということでトレースもしっかりついています。
危険度も難易度も低いので、アイゼンをつけての歩行の練習など、雪山初心者の自分にとってもトライしてみるにはよい山です。
それでも、吹雪の中を登るのは嫌なので、天気図をよく見て晴れると確信した日に登りました。結果は上々。雪山らしい絶景に遭遇できました。まあこのレベルではプチ絶景かもしれないけれど。
まずは、上越・長野新幹線で高崎に向かい、両毛線に乗り換えて前橋で降ります。前橋駅前からは赤城山への直行バスが1日3本出ており、9時前に出て10時くらいに赤城山に着きます。登山目的なら、ビジターセンターではなく、あかぎ広場前のバス停の方が便利です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e6/01b93e038ae664a7c8052bec8cf1f5af.jpg)
快晴で風も弱く、お天気は最高ということで神に感謝。バス停付近のトイレに行ったら早速登山開始です。付近に登山口があります。
黒桧山に直接登る方がメジャーなようですが、ヤマレコや登山ブログを参考に、駒ヶ岳から登って黒桧山にプチ縦走します。この方が傾斜が楽な上に、稜線に出てからの登りで太陽を背に景色を楽しんで写真が撮りやすそうだったので。もちろん、傾斜が楽なのでアイゼン歩行の練習にもよいと思ったわけですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/24/fcd22826553157fdece4d54b29f0b747.jpg)
早速雪の世界。東京生まれで雪の多く降る所に住んだ経験がないので、これだけでも十分感動する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/c6/a3b4fc8e4c30f76c91bbd5d7093faeb4.jpg)
アイゼンですが、今後のことも考えて12本爪の本格的なやつを買いました。と言うか、夏山と違って何かあったらホントに死ぬかもしれないという恐怖があったので、ウェアも値段高いけどモンベルの店員さんに勧められるままにほとんどフル装備買いました。まあ、滑落する危険の高い場所や凍結した崖にはまだ挑戦しないので、ピッケルとか買ってないですが。
登山開始直後は夏山を歩くのとたいして変わらない感じで歩いていたのだけど、15分もするとアイゼンの重さが感じられるようになります。
それに、雪や氷にちゃんと刃を食い込ませるには、やはりそれなりに蹴り込む必要があるのも実感として分かってきます。
そこで、コースタイムは3時間ちょっとで短くて時間に余裕あるし、雲も湧き上がってくる心配はなさそうだったので、敢えて時間をかけて歩行の練習をしました。
凍った階段が結構難しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/48/60ad11e526f15506e26097c7d123519d.jpg)
この日の気温はマイナス4度くらいだったらしいけど、風が弱かったので結構暑く感じましたね。
雪山では汗が冷えて凍ってしまい、稜線で風にさらされて低体温症になる恐れがあります。だから、薄めのウェアを重ね着して体温調節するんだけど、これに失敗していました。
樹林帯の登りを終えて稜線に出るころには普通に汗かいてましたが、穏やかな天候のおかげで特に問題なく帰ってくることができました。
それでも、稜線に出ると景色が一変して感動して写真撮ったりして運動が止まった時に、ちょっと強い風に吹かれたりすると、やはり急に寒さを感じましたね。
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高度感はあまりないけど、綺麗な雪の稜線を楽しむことができました。
快晴だったので空の青さが素晴らしい。夏山もそうだけど、山の景色は晴れるとホントに綺麗だ。
右前方には、日光山系の山々がくっきりと見えてきました。手前の大きいのは皇海山、奥の一段高いのが日光白根山ですかね。白根山は昨年6月に男体山に登った時にも眺めました。いずれ攻略したいですが、電車ではアクセスがあまりよくありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/fd/fa31569382df88089a68d1e64cb614e8.jpg)
赤城山は独立峰なので、登山口に着くまでに山深さを感じません。前橋からバスに乗って市街地を抜けていくと、いきなり坂になって雪が積もりだして赤城山に到着します。
日本アルプスや八ヶ岳、あるいは奥多摩であっても、徐々に山々の深いところに入っていく趣がありますが、それは感じられません。
しかし、独立峰のいいところは、付近を遮るものがないので展望台として活躍することです。この天気なら日光連山だけでなく、谷川山系や尾瀬の方の眺望も期待できます。
まあ、そのためにはサッサと黒桧山に登頂しないといけないんですが。
大沼を見下ろしてみると、完全凍結したところに雪が積もって真っ白だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a4/c20fb81b9b53bd3c6fe82c5249db3827.jpg)
大したアップダウンもなく、順調に駒ヶ岳の山頂に着きました。標高1,685メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/90/027fcbf74b02af9905ce397534cd74d4.jpg)
頂上はちょっと霧氷っぽくなっていました。午前の早い時間ならもっと綺麗な霧氷なのでしょうが、日光と風にやられてこの時間ではかなり落ちていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/1d/f3a9a9fe4e6d29087e458c1b67c32e24.jpg)
そして、谷川山系も早々に拝むことができました。やはり雪の量が凄まじいイメージ。真っ白。日本有数の豪雪地帯ですからね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ae/d03821cf8cc8830ce6f89ec6e434742b.jpg)
いよいよ主峰の黒桧山を目指します。事前のリサーチによると、頂上までは結構急な登りが控えている模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6e/f4017d94a951755b4391233d91049ae1.jpg)
天気がいいとはいえ、稜線で風が吹くと一気に寒くなります。この感覚を経験できたのはよかったかも。
今回は、カメラの操作がもどかしくなったりした時とかグラブを外したりしたんだけど、本来は危険な行為よね。
あとは、耳を覆う帽子は必要。自分は、極端に寒い場合に備えてバラクラバ(目出し帽)を持ってきていたけど、大して寒くなければウェアのフードをしっかりかぶれば風は防げると思ってまっした。
確かに防げるのだけど、やはり保温機能がないのは苦しい。帽子はいりますね。
稜線の鞍部では風が雪で不思議な形を作っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/e2/0bb618139e6158182853e1afefe292c6.jpg)
こんな中で見ると、木々の芽も健気な感じだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/06/c155c52666abe880b50d2c96b8c9f98e.jpg)
黒桧山を直接登ってからこちらに縦走してくる人が多いので、この辺りではすれ違いが多くなります。
ちょっとトレースを外れて雪を踏むと、ズボッと膝上まで沈みますな。この感覚も初体験。
頂上までの急登は、アイゼンの練習でしっかりと爪を使ってゆっくり登りました。
すれ違いは多いけど、こっちから登っている人がほとんどいなかったので、追い抜かれたり渋滞の先頭になる心配がなかったのはよかったですな。
で、頂上近くの黒桧山大神のところまで到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/04/393353ed7a279b799430231db9b70081.jpg)
山頂はもう少し北に向かったところです。そして、山頂からさらに少し進むと、展望の開けたところに出ます。快晴なので、皆さんそこで景色を楽しんでいました。
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北西には谷川山系、北には上州武尊山から尾瀬方面、北東には日光山系がよく見えました。アルプスとかもうっすらと見えていたのかもしれないけど、それなりに風も出てきて目を見開いてよく見る余裕がない。だって、ツツジの木とかこんな風になってしまう気候ですからね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e4/ae1d03c15967d498f6a88dc38562024b.jpg)
雪が結晶のようになって積もっているところもありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ef/958f43e534a330e6210449cff0bc10e4.jpg)
山頂には多くの登山者がいて、皆さんガスバーナーでお湯を沸かしたりしてちゃんと食事作ってました。
私は魔法瓶に紅茶入れてきて、コンビニで買ったパンを食べた。
そして下山。これは楽だった。
雪山のいいところは、下山時に膝への負担がほとんどないことだと知る。今までは膝を壊す恐怖と戦っていたけど、雪がクッションになるので下りがとても楽。スピード下山で1時間足らずで下りきりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/09/029b6d3449267444aabe379261d0bb3f.jpg)
下山中、大沼と赤城神社がよく見えるところがありました。湖に浮かぶ神社って感じで格好いいです。
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下山終了でアイゼンを外し、神社にお参りしました。無事な山行を感謝しようと、まずは手と口を清めようと水場に行くも、当然凍結していた。
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神社ではお参りした後に登山のお守りを購入。これからも雪山に挑戦していくとなると、神の助けが必要。特に天候で。
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神社は大沼に綺麗な朱塗りの橋がかかっています。これと黒桧山は絵になります。
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そして大沼自体は広々と完全凍結。
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時間に余裕があったので、バスルートにある富士見温泉に寄って温まりました。富士山は見えないものの、気持ちのよい露天風呂があります。これで入浴料500円は悪くないです。
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温泉には食堂も併設されていたけど、夕食には早いのでパス。その代わり、土産物の販売所で漬物などを購入。地ビールは残念ながらなかった。登山で遠征する場合は旅行の一形態なので、その土地の食べ物・飲み物をできるだけ楽しみたいところです。
帰りは、高崎まで出てから快速電車で上野を経由して帰りました。新幹線使わなくても、乗り換えも含めた時間は2時間ちょっとなのでそんなに遠くないかも。
8時ごろには無事に家に着きました。
雪山デビューは天候のおかげで成功です。ウェアの調節とか、スキル面ではまだまだ問題山積だけど。
ちなみに、翌日の日曜日は東京は快晴だったけど、赤城山は猛吹雪だった模様。
運が良かったけど、天候の急転する雪山の恐ろしさを忘れるなという教訓かも。
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冷たい風のような火を燃やすものたち
![Creative Commons Licence](http://i.creativecommons.org/l/by-nc-sa/2.1/jp/88x31.png)
来月赤城山に行く予定なので参考にさせて頂きました。
青い山と白い雪、遠くの雪山、綺麗です。羨ましい~~お天気に恵まれるようお祈りセネバ♪
雪山は一年ぶり2回目の挑戦です(去年は八ヶ岳の北横岳)疲れて止まると体が冷えて辛くなるので、安定したゆっくりペースを維持出来るのか?気分屋の私には非常に難しい課題で・・・イメトレせねば!頑張ってきますネ♪
三頭山に続いてコメントありがとうございます。
赤城山はトレースがしっかりついていて登りやすかったです。駒ケ岳方面から登れば登山者も少なめなので、追いついたり追い越したりでペースを乱される心配も少ないと思います。その分、黒檜山方面から来る人とすれ違うのが難儀ですが。黒檜山は、晴れると絶景の展望台になるので楽しんでください。
北八ヶ岳も雪山初心者の定番ですね。私も今年の冬には挑戦しようと思っております。
2月中に登る予定でしたが、大雪の影響で延期となり、ようやく9(日)に登頂出来ました。
icyfireさんのの紹介通り、見晴らしの良い縦走を楽しめましたよ!
この日は、本当に素晴らしい快晴で谷川連峰・至仏山・燧ケ岳・日光白根山まで良く見えて、青い空と白い雪のコントラストを楽しんできました。
それと、黒桧山大神が隠れてしまう程、雪がたっぷりあって歩きやすかったです。
ご報告ありがとうございます。楽しい山行だったようで良かったですね。
赤城山は、標高の割に景色が素晴らしいので、お得だと思います。
晴れた日の雪山は、雪の白と空の青学本当に綺麗ですからね。そこに周囲の山々の絶景が加われば最強ですね。
私は、天気がよければ日曜に北八ヶ岳の天狗岳に行くかもしれません。頑張らねば。