日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

「鉄の茶室」&「水の茶室」

2008-04-14 | 仕事・建物
土曜日のアウトロ・六本木のすぐ近くの乃木坂出口脇
TOTO「ギャラリー間」で開催中のお茶室見学。
「杉本貴志・水鐡展」
以前TOTO通信に掲載されていた「鉄の茶室」の実物展示
裏千家のお茶会が来週には開かれるようだが
混雑を避けて1週間早めて行った。

杉本清志氏の作品はルミネウエストのレストラン街を体験(?)したが
(知らないうちにMYCITYの名前が変わっていたが、新宿東口でウエストとは、いかに??)
黒を基調とした「薄暗さ」は若者向け過ぎて
歩くには心もとない感じで馴染めなかった。
(氏の経営する春秋新宿店はいい感じだったが、昨年末閉店してしまった。)

さて、「鉄の茶室」
やはり、黒の中に硬質な鳥籠?



しかし、大きな木の横倒しベンチ(?)にすわって眺めるといい感じ
一人で茶室を堪能しているお兄さんがようやく腰を上げた時点で
私も風炉の前に座ってみる
違和感なし・・
小振りな風炉と水差しが可愛らしい・・



でも、麻の敷物はお点前をするのがチトきつそう
(着物やタビが傷みそう)
大きなガラスの向こうに散った桜
慣れてくるとこの暗さが落ち着きそうだ。

上階の「水の茶室」
同行の友人達の「わ・・・・・」の声
一歩踏み込み同じ声を出しそうになる。
真っ暗な中に光のすだれ



白いワイヤーを伝わる水滴のカーテンor壁or結界??
水に浮かぶ床が鉤の手に折れ曲がりガラスの風炉へ
水差しも角形のガラス



手前座に座ると不思議な気分
透けて見えるけれども切り取られた空間
身体が上昇し、どこかの世界にいってしまいそうになる。

これは是非お茶会に出てみたくなる。
が・茶室と風炉のしつらえが整い過ぎている気がする
大胆な空間には大胆な道具立て
ミスマッチくらいの見立てが欲しかった・・
ブロークンな茶室にはブロークンな道具立てがに合うと思うが
果たしてお茶会はいかに・・
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