日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

小峰公園から桃源郷へ\0

2006-03-23 | 自然・風景
(昨日の続き:一昨日の話し)
お墓参りの後、「佐五兵衛」出昼食をとり
「広徳寺」から「金剛の滝」へ廻り、いざご帰還。

近道のはずの「小峰公園」経由
小峰公園は実家から帯をひく桜が見える向かいの山。
なだらかな小道の両側に桜が連なり、のどかなあきる野の山だ。
桜にはまだ早いものの、蕾の膨らんだ木の下を歩くのも良い感じ・・
なだらかな登り勾配に足を踏み入れた。

ハイキングコースの標識が所々に据えられている
(ハイキングのつもりはないが・・)
少し行くと確実にキロ数は減るものの実にいい加減。
500mくらいで0.1キロだったり、50mで0.1キロだったり
当てにならないことおびただしい。
坂道は次第に急勾配になる。
右手にはなにやら、変電所の様な施設
木々の間に物々しい様相を帯びてくる。
「発電所があるのかな」
「変電所だから発電はしない」
それにしても大規模「宮崎駿の世界のよう」
ロープを越えて見渡すがとても一望できる規模ではない。
「何処かで監視されているんじゃないの」
「これ以上はいるとサイレンが鳴るよ」
勝手にかしましい。

ようやく静かな景色になり、気がついた。
キロ数は直線距離で勾配には換算されていない
こんなに激しい登りでは、表示の距離よりも遥かにキロ数は延びる。

ようやく小峰公園の標識に着いたものの、見覚えのある景色ではない。
桜の木もない。
それでも小道はキチンと整備され擬木で階段が作られている。
相当な急斜面、下を見ると真っ逆さま
「高所恐怖症ではたまらないね」
「きっと70度以上の勾配だ(大げさか?)」
実に降りやすい具合の階段で怖くはない。
所々平地が挟まるものの一向に到着する気配がない。

お酒を飲んで歩き出したのでノドがカラカラ
滝の水を飲んだ私が一番に悲鳴
兄が「降りきった所に管理棟があって、自動販売機があるよ」
我慢強い姉や兄だこと・・
「早く帰らないと・・」留守番の夫を気づかう姉。
1時間経って、ようやく降りきった。

紅梅・白梅が咲き誇る「桃源郷」のような所。
犬を連れて散歩の人や、子連れの親子がいる場所でホット一息。
休憩所で眺めると桜の名所は目のさき、
違う尾根伝いに下っていたのだった。
どうりで人っ子一人にも会わないはずだ。
時間は4時半、ちょっとお散歩のつもりがとんだハイキングになった。
懐かしの自動販売機でお茶を買いようやく人心地がつく。
「タクシーを呼ぼう」「5人は乗れないよ」
下から二番目の姉と私は今度は車道を歩く
やはり兄や姉は限界だったか・・
私はお茶のおかげでへっちゃら・・

途中で「6人乗れるよ」タクシーに拾われて無事帰れた。
誰一人「あちらの道が良かった」と言わないのがよかった。
ハラハラしたけど結構楽しめた。

昨日は少しだけ筋肉痛になっていた。
怪我でリハビリ中の兄を心配してメールを入れると
「今石垣島のホテルです。
 少し疲れているけど問題なし」
心配が嘘のような、うらやましい返事が来た。

小峰公園
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