先週大きな書店で5冊のまとめ買いをしてきた。
目の前に読みたい本があると、家事やテレビはそっちのけで読書三昧になる。
今日の1冊は貫井徳郎の「転生」幻冬社文庫’99年発行を7年前に文庫本化し
今や10版にもなっている。
心臓移植が成功して楽になった身体で今までに無い嗜好に気付き、
思い当たる節の無いリアルな夢を見るようになる。
ドナーの記憶に違いないと、調べに入る男子大学生
タブーなはずのドナーの特定と家族への面会。
交通事故死をした女性に違和感を覚え
突き詰めると、そこには心臓移植に関する秘密結社・・
育ちが良くて素直で、誰にでも好かれる男子大学生
秘密を知り、幸せな結末にすすむ・・こんな筋書きだが
物語上手、心理描写を手玉に取り(表現悪いが)一気読みをしてしまう。
移植手術を受けた人が今までと違う感覚を持つ事は知っていたし
他人の死を前提とした自分の「生」に後ろめたさを覚える事も想像出来る。
死後の臓器移植提供意思表示カード」も免許証ケースに入れているが、
「心停止後移植の提供」の2欄にしている。
改めて眺めてみると眼球は老眼で近視だし
肺は近頃咳き込んで自信なし、肝臓は目下治療中となると
心拍数60台の毛の生えた心臓と腎臓、膵臓くらいしか使えそうも無い。
それも年齢が高くなって大丈夫だろうか?
車に乗らない・血圧は低い・家族に癌の人はいないでは
元気なうちに死ぬのは難しそうだ・・
なんて、変な事を考えてしまったが、
土曜の夜に乃南アサの「いつか陽のあたる場所で」を読み
日曜日に「転生」を読んでいて目はシバシバ
これでは「眼球」の提供も無理かもしれない。
ともあれ、お薦めの1册です。
目の前に読みたい本があると、家事やテレビはそっちのけで読書三昧になる。
今日の1冊は貫井徳郎の「転生」幻冬社文庫’99年発行を7年前に文庫本化し
今や10版にもなっている。
心臓移植が成功して楽になった身体で今までに無い嗜好に気付き、
思い当たる節の無いリアルな夢を見るようになる。
ドナーの記憶に違いないと、調べに入る男子大学生
タブーなはずのドナーの特定と家族への面会。
交通事故死をした女性に違和感を覚え
突き詰めると、そこには心臓移植に関する秘密結社・・
育ちが良くて素直で、誰にでも好かれる男子大学生
秘密を知り、幸せな結末にすすむ・・こんな筋書きだが
物語上手、心理描写を手玉に取り(表現悪いが)一気読みをしてしまう。
移植手術を受けた人が今までと違う感覚を持つ事は知っていたし
他人の死を前提とした自分の「生」に後ろめたさを覚える事も想像出来る。
死後の臓器移植提供意思表示カード」も免許証ケースに入れているが、
「心停止後移植の提供」の2欄にしている。
改めて眺めてみると眼球は老眼で近視だし
肺は近頃咳き込んで自信なし、肝臓は目下治療中となると
心拍数60台の毛の生えた心臓と腎臓、膵臓くらいしか使えそうも無い。
それも年齢が高くなって大丈夫だろうか?
車に乗らない・血圧は低い・家族に癌の人はいないでは
元気なうちに死ぬのは難しそうだ・・
なんて、変な事を考えてしまったが、
土曜の夜に乃南アサの「いつか陽のあたる場所で」を読み
日曜日に「転生」を読んでいて目はシバシバ
これでは「眼球」の提供も無理かもしれない。
ともあれ、お薦めの1册です。