一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

今年の成果

2006-12-31 20:26:18 | 木地物-作品群-
本年も終わりです。ありがとうございました。

伝統工芸展の選考で不可になったものを見るのが嫌で、ずっと箱に入れたままになっておりました。
何といいますか。自分が一番良く分かっているだけに嫌なのです。

まず。下地が悪く、せっかく繊細に施しても逆にみすぼらしくなってしまっていること、デザインの詰めの甘さ。表現に技術が追いつかなくなって稚拙であること、彩色の失敗、仕上げコーティングの問題。
数え上げればキリがなく見るのが怖かったのですが、
このほどやっと勇気を出して、向き合うことになりました。
みつめております。


今年は色んな発想に恵まれはしたものの、これといった作品にまでおろしてこれず、あちこち調べてたり手を出して、頭から湯気を出す始末でした。

来年は少し整理をして、何がどこまで形に成れるかは分かりませんが、それと同時にステップアップを図りたいと思っております。


どうぞ来年も宜しくお願い申し上げます。


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