一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

【webラジオ昔話】 むかしむかしのものがたり 第50話「幽霊滝」

2012-09-11 00:18:17 | webラジオ昔話むかしむかしのものがたり
石田彰さんと氷上恭子さんがたったお二人だけで、昔話をwebラジオで語ってくれます。


むかしむかしのものがたり 第50話「幽霊滝」

http://radiotomo.typepad.jp/old/2012/08/50-0c63.html
↑ここからクリックして入って、緑の矢印のとこをポちっと押すと昔話を聴くことができます。
配信は過去2回までとなっていますので、お気を付けください。


よかった~^^

とても良かった~

恐い内容ですが、出だしの昔情緒もあって。
ああ昔話くるな~って。

石田さんはそのうち、時までも語ってくれそうですね。
そんな石田さんの、久方ぶりの語りはじまりで、嬉しかったです。

恭子さんはめっちゃ演じ分けがあって、お疲れさまでした~おみごとですー


記念すべき50回目。小泉八雲だし。少しじっくり聴ける時までおあずけして。
とても楽しみにして聴きました~~


内容も、恐いものかもしれませんが、とても大切なことを語ってくれているのだと思います。
聴いて感じてもらいたいので、うんちくは無しにしますー
それに石田さんが、EDでお話して下さっていますしね。
是非聴いてみてください~^^
音楽もよかったです~







現地の説明では、裁きを下したのは天狗さまだったようです。
神さまをお護りしている、眷属の神さまだったということなんでしょうね。



春はミツバツツジ・秋は紅葉の美しいところのようです。
それだけに、清浄な場で悪さすると怒られるのかもですね。


まあつくづく。一陽はこういうことを、肝に銘じていたいな。って思います。

神仏の荘厳なんかに携わっていると、少しは色んな話を聞くわけで。
やはり、神仏への不敬の行いは命をとられる。っていうお話です。

神さまは本より、仏さまの世界でも、天部の仏さんにはいろいろなお話があったりします。
真意はともかく。
作り手は、そのくらいの気持ちで臨むのが当然なんだろうな。

心がけが満たなければ、ハブられるし。
悪ければ、命や大切なものを取られる。

ていう。単純で当然で、厳しいことなんですよね。





そういえば、以前偶然深夜放送でみた。

小泉八雲の
「怪談 (映画)」(1964年 監督:小林正樹、音楽:武満徹)


新珠三千代さん 「黒髪」より(小泉八雲 映画 怪談)

これがとてもよかった!
とくに黒髪は上田秋成の雨月物語のイメージまでも、思い出させてもらって素晴らしかったし~。
溝口健二さんのとは大違いでした(映画としては素晴らしいのか知れませんけど、秋成ファンとしては
結構許せないものがあるので^^)。


そして音楽もよかったんですよー。有名な方なのかな?

武満徹さん。こんな曲をつくる方。
003_ノヴェンバー・ステップスNovember Steps 1/2(1967)前半10:00


004_ノヴェンバー・ステップスNovember Steps 2/2(1967)後半


この映画もう一回みたいのです^^

ああ。それに男の人は、黒髪を観て脅えるといいですよ(笑)。



さて次回配信は、9月14日(金)第51話「亀のピクニック」配信予定^^

!?っ。亀のピクニック??? なんだか面白そうです~ 



RADIO TOMO!
感想・リクエストページ→ http://www.radiotomo.com/mailform/mukashi2.html

むかしむかしのものがたり


さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。

次回第3回は、9月29日(土)PM1~5時半までを予定。

会場 京都 洛庵おそらく営業^^; 
   洛庵奥座敷にて。

費用 2000円。
 

お問い合わせは、一陽。或は下記リンクのさとこさんまで。



着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
ふあふあくらぶ 奈良の生駒と京都の町家で着付け教室

京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
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京都国立博物館へいこう~ 大出雲展 後期 

2012-09-10 01:37:10 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
とうとう終わってしまいました。

京都国立博物館での大出雲展~

終盤ということで、NHK出雲ジュニアガイドも頂きましたよー
わーい。





むかしの吉田くんも、しまねっこものっています。



大出雲展。

各分野。じわじわくる感じで、最後まで楽しめました^^
なんだかんだと何度も足を運びましたし。
終わって見ると、いつももっと見ておけば良かったと後悔します。

でもあんまり行き過ぎるのも恥ずかしいのですよね。顔覚えられてるし(笑)

当初は埴輪~♪
鹿ちゃん~^^
とか思っていたわけですが、

やはり工芸が好きなのですかね~
ちっちゃな八稜鏡や、鏡の装飾が可愛くて、何この削れ具合とか~かわいーってなってました。

後期には国宝「秋野鹿蒔絵手箱」も出てましたし、
「太刀 銘光忠」 も拵えは後期のみ展示されていましたー

備前?鉄釉?
初めて茶入れに、はっとする体験にも出会いましたー
いよいよ茶入れデビューかっ?!!


彩色されている檜扇は御神宝のように大切にされていたそうです。
前期にでていた、佐太神社の盛り上げ彩色?(未確認)の扇箱も素晴らしかった。

しばらく見納めになるだろう、総截金の峯寺・聖観音画像。


島根に旅に出ていたお蔭で、
遺跡の地理などもだんだん頭に入ってきて楽しめましたし。

島根の神社の御神紋は、大国主さまをあらわしているんだとか、龍蛇さまの鱗をかたどったとも言われている亀甲紋で、各神社により中の文様が変わる訳ですが、
出雲大社に伝わる御神宝の箱に、亀甲に有の文様が施されていて(ちなみに知られている出雲大社は二重亀甲に剣花菱です)、


二重亀甲に剣花菱


友人とこの御神紋みたことあるね。
神魂神社の御神紋だよね~!と、盛り上がってました^^

ふふふ。図録にものっていませんよ。この情報は。

と思ってほくそ笑んでいましたが、ちょこっと調べてみたら出雲大社の古い御神紋は亀甲に有であった、という話も出てきました。



今回のキャプションは、結構分かり難いものも多かったですが(笑)、その分島根からの先生達が常駐していて、質問等に親切に答えて下さっていたようです^^
すばらし~~


美術館・博物館には美しいものをみたいという気持ちと同時に、知識欲ももって訪れるものだと思うので、こんな風に教えていただけたら、何より楽しいことなのではないでしょうか~
今後も楽しみですね~♪



今回の土曜講座。
島根からの先生の講義は、受付2日目にはほとんどいっぱいでびっくり。

かろうじて埴輪の椿先生の講義を聴く事ができました。
とても盛りだくさんで、価値がありました。でも予備知識や土地勘がないので、ついていくのが少し大変でしたが、楽しかったです^^もっとじっくり勉強できたらよかったな。


あとは、京博の久保先生の講義(現在退職されてしまったそうですが)。
先生は金工分野の先生で、過去に開催された。

「金色のかざり」の展覧会の担当の先生です。

この展覧会がとっても好きでした。そして図録も素晴らしかったのですよ。
そういえば以前文博で開催されていた、
「KAZARI」も企画委員だったみたいです。
これも面白くて、大好きな展覧会でした^^

でも先生のお話は、噂では長いよ~(笑)って聞いてまして、聴講するのは初めて。

30分はざらに超過していましたが、とても面白かったです^^
内容は主に、

神々の国島根であえての山寺

のお話で、レジメも欲しかった資料が入っていたし、貰って嬉しい資料~
もともと考古の分野の先生なのですね。
山寺にたいする情熱があって、それを伝えようとしてくれる様子に、やっぱり心動かされます。
情熱が伝わって、お話の魅力とともにとても楽しい講義でした。

先生のお話を聴けてから、お蔭でぐっと展覧会に対する視野が広がりました。
もっとお話を聴けるかと思って、楽しみにしていたのですが退職されてしまったとのことで、大変残念です。
また客員ででも、お話に来てほしいですね~




大出雲展 話が尽きなくて長くなったので、3部に分けます(汗)



大出雲展 お神楽編へ つづく。



さて、出雲展はこの後、東京に巡回します。
観覧料や展示スペースをみてみると、京都より小規模になるのかな?

10月10日(水)~11月25日(日)
東京国立博物館


そして次回の京博は 「宸翰 天皇の書」 御手が織りなす至高の美

10月13日(土)~11月25日(日)



京都国立博物館




さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。

次回第3回は、9月29日(土)です。

会場 京都 洛庵おそらく営業^^; pm1~5時半までを予定。
費用2000円。

お問い合わせは、一陽。或は下記リンクのさとこさんまで。



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京女さとこはんの着物であそぼ ~in京都 第2回~ 着付教室報告

2012-09-09 00:57:29 | 京女さとこはんの着付け教室
八月のさとこさんの装い。

同じ夏でも、お盆を過ぎたら装いがまた変わるのだそうです。





とはいえ、毎年夏がながびいて、暑くなるいっぽうなので、そんなに気にしすぎる必要はないのだそうですが、見る人には見られているらしいです^^

少しかわった布地だな~と、眺めていたのですが、洋装用の布地を仕立てたのだそう。





わやわやと、持ち物をひっくり返す様子^^







お着物好きの娘さんが、持っていたという、普段使いの薄物。
色が合わせやすくて、着付けてみたらとってもお似合いでした。
とても使い勝手のよいお着物に、娘さんの買い物上手が大絶賛!
帯締め付きの珊瑚の帯留めも、素晴らしいお買い物でした。色も素材も本物です^^

お手持ちの帯は、夏の薄物には少し素材が合わないそうですが、これまた色がぴったりで、とてもきれいにまとまりました。

とってもお似合いです~






絽だと思っていた蜻蛉柄の着物は、うそっこでした^^
派手で子供っぽいと思っていた柄ですが、着てみたらば白がまさって、派手ではなかったです。
帯も夏もので合うものが無いと思っていたのに、あるもので意外にもまとまってました。


来月は9月末になってしまいます。
僅かな時。単の着物の季節だそうです。


一陽は、さとこさんの装いが楽しみです~~




さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。

次回第3回は、9月29日(土)  PM1~5時半までを予定。


会場 京都 洛庵おそらく営業^^;
   奥座敷にて。

費用 2000円。

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【webラジオ昔話】 むかしむかしのものがたり 第49話「むじな」

2012-09-08 02:26:01 | webラジオ昔話むかしむかしのものがたり
石田彰さんと氷上恭子さんがたったお二人だけで、昔話をwebラジオで語ってくれます。


むかしむかしのものがたり 第49話「むじな」

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きました^^小泉八雲~

やっぱり、読むのも聴くのも初めてなお話でした。
有名なのだそうですが、知らなかったな~

旦那衆の感じがする石田さんが、娘さんに声を掛ける様子が目に浮かぶようで良かったです。
それに石田さんが、昔に思いを馳せてくれたようで嬉しかったかな?
これぞ昔話の醍醐味だもの~




江戸も東京もよくは、知らないのですが、昔の知り合いがゆうことにゃあ、赤坂はお化けがいっぱいいるところで、よく出るし普通の人でも見るのだそうだ。
嘘か誠かは知りませんけどね^^



赤坂の紀伊国坂 と、古いお濠(ほり)。





江戸時代には、幽霊坂というのもあったそうだし、昔からでそうな、さみしいところだったのかな?

とても興味ぶかくて面白いブログを発見。
東京の坂と橋をJeep M38で巡る江戸情緒発見の旅
より画像をお借りしました。

一陽は、お化けも幽霊もたみたことがないですが、いないとは思っていません。
いても不思議はない存在かな?

なのであんまり怖くは無いかな?生きてる人のほうが恐ろしいですよね^^


ま。そんな訳で恐いお話もなかなか恐がることができません。

それにこのお話。語るのはなかなか技術のいる。難しそうなお話だな~と、思いました。
タイミングがすごく難しそうですよね~
だから語るには、魅力があって、
極めがいがあるというのか、
一人語りも向いてるかもしれませんね~


で、幽霊といえばこれ。



プライスコレクションの「柳下幽霊図」  呉春・松村景文筆
薄闇に床の間にかければ、さぞ浮かびあがって恐ろしいことでしょう~

昔の日本画というものは、光と闇の効果をねらって描かれているので、美術館などでは、なかなか本当の良さを知ることができません。

成金かと思われてしまう金屏風も、お寺の本堂などで、斜めに差す陽光に照らされると、金の水面がたゆたうように、ゆらゆらと光を揺らす光景を見ることができます。

日本人のもっていたほんものの技量と、秀逸な感性をもっと知ってもらいたいな。


文豪シリーズというドラマCDが出てたけど、

江戸文人で、画家とか文筆家ごちゃまぜでやってくれないかな?

伊藤若冲・円山応挙・曽我蕭白・呉春(松村月渓)・松村景文・田能村竹田
上田秋成・与謝蕪村・池大雅



皆、とんでもなく個性的だし、楽しいのにな~

因みに石田さんは円山応挙のイメージです^^


お気に入りの応挙。




初めてみたとき、余白が多くてなんだか間の抜けた絵だと思ったのですが、
絵に光が差してきたら、朝靄がまいてきてびっくりしたもんですよ。
ただ目にしただけではわからない、秘密が隠されているのですね~

それと応挙は、食べ物に頓着がなかったそうです。
そしてこれは一陽の予想ですけど、きっと好き嫌いと偏食があったと思います(笑)








次回配信は、8月24日(金)第50話「幽霊滝」とっくに配信中^^



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さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。


次回第3回は、9月29日(土)PM1~5時半までを予定です。

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難攻不落なコイビト。~和ガラス 帯留~

2012-09-05 00:48:38 | ガラス帯留・他-作品群-
しばらく付き合っています。でも手応えがあまりない感じ。

なので落とせた感もなかなか無いんですよね~

うーん。


一見おとなしそうな和のヒト。

品が良くて、従順そう。
でも結構好き嫌いが激しくて、相手を選ぶ。

儚げだけど、意外にねばり強い。

ほっとけないタイプ。
ちょっと目を離すと。。


手のかかる相手は嫌いじゃないです^^


やっかいなのも楽しいものですが、根を詰めてたくさん作ったわりには、まだつかめない感じです。

姿も留めるのがやっとで、あんまり変わり映えもしなかったし。


和ガラスは、元の色が品よく個性的な色をしているので、色を組み合わせなくても趣があり、そのままでとてもきれいです。
もっと重ねの美しさのようなものを、表現できるかと思ったのですが、甘かった^^

もっとシンプルできれいなものを、つくりたいのですが。



でもやっぱり和ガラスは、色がきれい。しっとりとした独自の色をしています。

なので実は結構個性が強いのです。相性が悪いと色が濁ったり、変色したりもするわけです。

それに焼成時の温度の管理も大変難しい。目が離せません。
炉内は、同じ炉の内部でも場所により微妙に温度差がある訳ですが、和ガラスたちはそれにも非常に敏感なのです。





















もともとあまりフュージングに適した材では、ないのですが。
一陽にとっては、てこずってでも仲良くなりたい魅力的な材なのです^^


むら田祇園店さんにて、いくつか置いて頂けるそうです。

晴釣雨読さんのブログにも紹介して頂きました^^
ありがとう御座います。






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次回第3回は、9月29日(土)PM1~5時半までを予定。


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