一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

今週の成果。

2006-10-27 09:18:23 | ものつくり
案の定バーナーワークでパーツ作りは難しく、ボロボロになりました。でも楽しかった(^^)もっともっとやっていたいけど、ハマったりしたら大変なのでほどほどにしなければ…。

今週は二回連続寄せていただいてきました。
2日目は時計作り(まだ焼き上がってません)、フォトフレーム(まだ出来上がってません)でした。
なので、お見せ出来るものがほとんど無いです。前回の穴空けとバーナーワークのマドラー・バーナーで作ったパーツを七宝と組み合わせた小物入れです。マドラーは色が可愛く出来て、お気に入りです♪

あくまで、どんな事をしているかという紹介で、作品になるまではマダマダですよ。



こちらのコースではガラスを使ってどんなことができるのか、色々な体験をさせていただけるのが、私のように多分野に生かそうと思っている者にとって、かなり魅力です。
当たり前のことですが、いっぱしのガラス工芸にしようと思ったら、修行が沢山必要ですね(^^)

私は兎に角、キリ金にいかしたいです♪

伝統工芸展

2006-10-23 19:30:34 | うんちく
10月18日。後編。
高島屋の伝統工芸展に行って参りました。
今日が最終日でしたね(^^;)

今回はガラスや七宝にかなり目がいきました。
楽しい!

截金はいつもの方々が頑張っておられてましたが、3作品とも似たような内容に感じてしまいました。

多分野の方々が色んな工夫をこらしておられるもので、つくづく截金も枠に捕らわれず何か出来ないものかと、思いました。

今回の成果。

2006-10-23 19:14:36 | ものつくり
10月18日。
今回バーナーワークかと思い、ドキドキしておりましたが次回に持ち越されました。

なので第三回目はガラスとガラスの間に種類の違うガラスや金・銀箔を挟んだりガラスに穴を空けたりです。
まだ焼き上がってないものもあって、作品は少なめ。

前回のハート型がまざってます(^^)黄色になるとばかり思ってたらば、赤でした。
焼く前は同じような色なんですよね。

プライスコレクション

2006-10-22 19:33:39 | 美術展感想
10月17日。後編。
またもやプライスコレクションに(^^;)

十二ヶ月花鳥図が障子越しの自然の明かりに照らされて、とても美しかったです。

残念ながら、他の作品はやわらかい明かりながらも、真上からの一定の光りになっていて、金・銀屏風や盛り上げを使っているものなどは、特に効果が発揮出来ず、寂しいガッカリとしたものになっていました。
東博での展示の様子を知っているだけに、改めてその効果の違いを痛感しました。

日本人は、もっと頑張らねばいけませんね。

並河靖之七宝記念館

2006-10-21 19:24:32 | 美術展感想
10月17日。
まずは東山三条にあります、京都の代表的な七宝家の記念館にいって参りました(^^)

ガラスの粉末を使って焼き上げるところでは、ホーロー鍋も七宝の仲間になるそうで、グッと身近に感じました。

美しいです。下絵などもとても美しく描かれてました。以前拝見したウイスキーの瓶?がとても好きかなー

少しガッカリしたのは、並河さんという方は、職人さんや親方でなく、ご主人様だったようで、焼き上げだけは全て行っていたそうです。
実際担っておられたのは、哲泉さんみたいです。

昨日の成果

2006-10-12 14:34:37 | ものつくり
昨日は、ガラスのお勉強第二回目です。
銀枠や型にはめ込みました。
簡単な作業なんですが、それだけにセンスが問われるなーと感じました(^^)
思った通りにならないとこも、ガラスがいろんな反応してくれるとこもナカナカ楽しいです♪

次回はバーナーワークなので、難しそうですな。
ちなみに京都は『カトレア』さんで習っています。1日体験コースもありますよ。

神坂雪佳

2006-10-12 12:37:05 | 美術展感想
10月10日。
また。プライスコレクションに行くつもりで、お休みということに気づき、神坂雪佳に変更。

本物の金魚の絵が出てました。グッズや図録では良くみてましたが、本物は始めて(^^)

龍胆って龍の胆って書くのだなーと知りました。古い意味をもってそうですねー。
奈良博国宝の十一面観音像の天蓋も龍胆なのだと、今更気付いたり(^^;)
天蓋に龍胆なんて、珍しい!ますます古い云われがありそうです。

古き良きものを愛する皆さんへ

2006-10-06 19:33:40 | うんちく
修復のお仕事をしている友人の話しによると、名のある修復の職場であっても、近頃では本彩色で仕事を受けておりながらも、勝手にアクリル系などの絵の具にかえているところが、少なくないそうです。
もちろんお施主さん達はご存知でなく、こんなサギ行為が当たり前のように行われているようです。
また自然に害ある画材類を、社寺などへ不法投棄もあるそうです。

古き良きものを守る立場におられる方々は、悪徳業者に呉々もお気を付け下さいませ。