一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

和がらすと截金。

2007-07-29 21:22:40 | 作品公開
イヤリングにしました。

これはスタンダードなものですが、もっと色んな工夫を出し合って、かわいいアクセサリーをみんなで作ったら楽しいと思うのですよ

パーツでどれだけ、ステキなものができるのか、サンプル提供してみますね

そして楽しく作れる機会を作ります


こちらのイヤリングは、マチャプチャレさんに置かせていただいてます。
ネパールの支援品となります。
ご購入いただくと基金として、ネパールのなかなか学校に行けない子供達の教育に、物資の足らない山の人々に、ささやかですが役立てるようになっています。
どうぞご協力のほど、よろしくお願いいたします。

こんなはずでは。。

2007-07-12 19:56:31 | ものつくり
どーにもイメージどおりには、いきません。

ベネチアンガラスに截金細工入りパーツに悪戦苦闘しております。
今のターゲットは、簪と帯留め、ピアス、食器です。

若い女の子達は、ハートがお好きみたいなので、制作挑戦中。何やら、歪んだハートが沢山できました。


しばらく田舎に参ります。更新は携帯から。
でもコメントは戻ってからになります。
よろしくお願いいたします。

こまごま

2007-07-07 23:06:16 | 作品公開
ちっさいもの、たくさん作ってみています。

オリジナルパーツとして、みなさんに活用していただきたいです。

帯留めや指輪、ボタン、ブレス、何でも面白く活用していただけたらなー
と思っています。

実はこの度、『ネパール料理&京のおばんざいマチャプチャレ』さんにお願いして、少し置かせていただく事になりました。
ネパールの支援品となります。
300円~からの寄金となります。純金、プラチナ使用されてますので、どうぞお許しくださいね。

京のお屋敷。チョコレートやでランチ

2007-07-06 22:39:47 | うまいもん
打ち合わせ?^^;
と、いうことにして。
2月頃、ショコラをいただいた、お店のランチがずっと気になって気になって気になって。
とうとう出かけて参りました。

”京都生ショコラ Organic Tea House”
http://www17.plala.or.jp/kyotochocolat/

以前お伝えしたように、こじんまりした京屋敷の佇まい。風が抜けるので、とても涼しいです。今回は、さらに趣きがパワーアップされ、お庭、お手洗いにいたるまで、うっとりとした空間をあじわうことができました。
何時間いたんでしょ。迷惑ですな^^
わんこと猫さんが、お出迎えしてくれます♪

メニューは、野菜ハンバーグのアラビアータソースと蕎麦クレープスモークサーモン入りサラダをアボガドソースで、いただきました。
うまっ。野菜・香草、とても新鮮で美味しいです!
双方ともにソースも絶品ですが、蕎麦クレープ、是非ご賞味いただきたいな。


ところで、出掛ける途中、道に迷ったのですが、そこで素晴らしいお屋敷や、流れる小川に初夏の花がにぎわう小路に迷い込みました。
その上すてきな、伝統和本制作のお店にもであいました。
しあわせでした。遅刻したけど。。。ごめんなさい^^

そうでした。そして決めました。来年晩秋の頃、作品展を開くことになりました。



平和活動家サティス・クマール氏の講演

2007-07-01 15:09:15 | よきもの
少し前になりますが、素晴らしい講演でした。それに平行して『君あり、故に我あり』講談社芸術文庫の本をプレゼントしていただきまして、拝読させていただきました。
平行?近頃読み終えたのでした(^^ゞ
良いご本をほんとうに感謝しております。

たくさんたくさん色んなメッセージを受けた気がします。
何やら頭も胸もいっぱいになって、今でも整理も付かないままです。

内容は深く多彩で、想うこともたくさんあります。でもここでは、ものつくりのブログなので、その視点からお伝えします。

クマール氏のお話しの中に、伝統の手仕事が貪るばかりの経済の在り方に、大きく働き掛けることが出来る、というものがありました。
貪るばかりではどの国の経済もいずれ滅びるばかりだけれど、手仕事の伝統により持続の可能性が、見いだせるというものでした。


今。古き良きものを大切に手直しして、截金の技術とコラボレーションさせていただき、新しいものを生み出したいと、ハッキリと思うようになっています。

本の中にはこんな言葉も見つけられることが出来ました。
『芸術的創造力の可能性はすべての人に。人は自らの魂の清らかさを照らし出すために自分自身に対して働きかけている。芸術を具現化することは、自己実現の外的表出である。献身、黙考、瞑想、祝福、魂の出現のためにある。』

この出会いで、ものをつくる一人の人間として私はとても力強く勇気付けられました。


ここに紹介したのは、クマールさんの思想の大きな大きな川の、ほんの一点でしかなくて、是非直接本など見ていただきたいな。
と、思っております。