一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

京都国立博物館 新館リニューアルオープンおめでと~

2014-10-02 18:54:53 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
大好きな京都国立博物館
待ちに待った常設館がリニューアルオープンしました~


おめでとうございます。

もう何日も通っていて、日参と化しております。







新しくなった新館には、ミュージアムカートというものが出来ていて、4階・3階の展示室横西側のフロアーでボランティアさん達が実際に似せたものを使用して、解説してくれたり体験させてくれたりします。

これが大変面白いです!!
是非ご参加を~♪





あたらしいレストランも入りました。







ホテル ハイアットから「ミューゼス」が出店です。


音声ガイドは、元A&Dオーディオガイドさんで
名前がいつの間にか変わっていて「アコースティガイド」さんです。
常設館用なので、淡々としたものですが
キャプションに無い説明もワンポイント加わるので、面白いと思います。
4カ国語対応しているそうです。

やっぱりここのが一番好きです。
先日行ってきた、奈良博の醍醐寺展もアコースティガイドさんで、ちょっとバタバタと忙しい気分だったのですが、
まず導入部でとても気分を盛り上げてくれるので、短い時間の観覧でしたがお陰でとても集中できました。
白いジャケットの音声ガイドさんがいると、ふらふらとつい借りてしまうようになりましたよ~




2015年4月。
京都、龍安寺近くの多福院さんで技術講演をさせて頂く事になりました。
毎月一回催されている、観音講の中で参加させて頂きます(^ ^)
緊張します( ;´Д`)



ハンドメイドショップにぼつぼつ出品中 
iichi 一陽 ショップページ
http://shop.iichi.com/ichiyo_raihku


ふだん一陽の帯留めは、
京都 むら田祇園店さんがお店に置いて下さっています(^ ^)
むら田さんの厳しい検閲を通りました(笑)むら田ブランドの帯留めとなります。
web販売品とは概ね異なったお品物となっておりますので、ご了承くださいませ。

祇園、葛切りの鍵善良房 本店の近く

京都 むら田 祇園店さん

大阪店 阪神百貨店 7階
名古屋店 名鉄百貨店 8階

http://www.gion.or.jp/gion_shop_detail/むら田

http://www.gion.or.jp/murata/




着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。

一陽の帯留めも使ってくださっています~
ふあふあくらぶ 奈良の生駒と京都の町家で着付け教室

さとこさんの歳時記
ほな今日もおおきに~



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ポちっとよろしくお願い致します。
やっとこ、ここポイ進呈の仕方がわかった気がします(^ ^)

京都国立博物館に行こう「南山城の古寺巡礼」

2014-06-01 00:10:30 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
お久しぶりです。
博物館への愛が重過ぎて、我が事ながら引いてしまいますが、それでも時間をみつけては足しげく通っている始末です。

現在は工事パネルも取り外されており、東山を背に西門、噴水、銅像と明治古都館と望め。
日が落ちると静かにライトアップされ美しく、近所を通りかかっても足をとめて門の外に張り付いて、ボヤッと眺めている一陽の姿はさしずめストーカーのよう。。( ;´Д`)もう怖いですよ(笑)
狸に化けて、庭に住むか。スナフキンみたいにテント張って暮らしたいほど好きです(^ ^)


もうまたアホほど通いつめている
南山城の古寺巡礼展
http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

6月15日まで



浄瑠璃寺三重塔に安置されているお薬師さんを拝せるのは、本日6月1日までなので是非駆け込んで下さいませ。
塔のご開帳はありますが、今回のように御姿を現わされる事はないので、大変貴重なのです。

つい仏様ばかりに心をもっていかれてしまいがちですが、南宋の青白磁や一節切の尺八など欲しいものがいっぱいです~

他にも、この山城の地には思い出深いものがあってとても懐かしく感じます。
20年以上前、一陽が弟子入り先を探してふらふら京都や奈良を彷徨っていた頃の話しになりますが、追って昔話を書いてみようと思っています。

予告 海住山寺と一陽(^ ^)



こんなに通ってチケット代とかどうなってるの?と、いうところですが実は清風会という会員になっています。
旧友の会・パスポート会員では、もう物足らないという方にお勧めです。

休館日に催される特別鑑賞会。
担当の学芸員の方の講義有、会場では質問等に答えてくれます。
他にも先生方の引率で、見学会など年に数回開催されます。
京博での特別展覧会は何度でも鑑賞可。勿論平常展はフリーです。
他、奈良博・東博・九博で計7回特展観覧で使えます。各特別展覧会1回づつのみ。平常展フリー。
そしていずれも同伴者1名可です。

清風会
詳しくはこちら
http://www.kyohaku.go.jp/jp/riyou/index12.html


とうとう新館が出来上がっています。
後は開館を待つばかりです。
やはり京博は常設展でしょう!
もう待ちに待っています♪



9月13日にいよいよ開館です~



着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。

一陽の帯留めも使ってくださっています~
ふあふあくらぶ 奈良の生駒と京都の町家で着付け教室


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遊び展 京都国立博物館にいこう~

2013-07-13 22:31:01 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
<特別展観>

遊び

平成25年 7月13日(土)~8月25日(日)

神仏に捧げた音楽や踊りに始まり、

酒宴、月見、花見、船遊び、演劇の鑑賞、囲碁や双六、歌合わせ、貝合わせ、香合わせ、子どもの乗り物や人形遊びまで、
京都国立博物館が収蔵する多彩な美術品のなかに「遊び」の姿を追いかけます。

身近なテーマのもとに有名作品に親しみ、隠れた名品に出会えるこの機会、博物館へどうぞ遊びにいらしてください。

とのこと。

京都国立博物館
http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html





本日初日。
まずはぐるっと駆け足で、展示物を覚える感じで行ってきました^^




初見では、漆・蒔絵の類と、当時の風俗を偲ばせる絵画が多く展示されているように思いました。

遊びとはいっても、玩具の類に限ったものではなく、

神に捧げる奉納用の楽器装飾などをはじめ、展示は多岐にわたっており興味深いものです。

あと個人的に目を引いたのは、野点の煎茶セット! 可愛かったです♪

今回の展示物はいろいろな分野が混在しているので、これからじっくり楽しみたいと思います^^
日中の暑い時にふらりと休憩がてらでかけてみます~



新館がかたちをみせてます^^来年春です。
楽しみでなりません~



夏恒例となりました、野外上映会です^^

◆「マイマイ新子と千年の魔法」野外上映会
 昭和30年代の山口県防府を舞台に、空想好きな少女・新子と、東京からの転校生・貴伊子の交流を描いた感動作です。原作は芥川賞作家・高樹のぶ子が幼少期をつづった自伝的小説で、監督はTVアニメ『名犬ラッシー』を手がけた片淵須直、2010年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞作です。展覧会とあわせて、どうぞお楽しみください。

日時: ①7月19日(金) ②7月26日(金) 
各日午後7時30分~9時10分(上映時間93分)
*中学・小学生の方と、キャンパスメンバーズは無料。一般の方は「遊び」展チケットの半券をご提示ください。雨天中止。
*小学校低学年以下のお子様は、保護者同伴でお願いいたします。



※次週以降の土曜講座もまだ空きがあるようです。永島先生の講座は、本日終了。

次週山川暁先生のお話、いつも面白いのでお勧めです^^
法然展のとき、秋?に変更になった知恩院フォーラムでの講演もとても面白くて、先生のお話のあと皆の絵巻に対する関心が高まってしまって、休憩時間の時にはレプリカの前にがぶりつきの人だかりができたほどでした。←一陽もその中にいましたけど^^




京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいました。ありがとうございます。
さとこの着物まわり



さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。

7月のお教室 7月29日(月) 決定。

8月のお教室 8月24日(土) 予定。


PM1~5時くらいまで。


会場 京都 洛庵奥座敷にて 
 
費用 2000円。


お問い合わせは、一陽。或は下記リンクのさとこさんまで。



着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
ふあふあくらぶ 奈良の生駒と京都の町家で着付け教室


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大出雲展  ~KATANA~

2012-11-05 02:56:33 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
京都国立博物館に行こう~

大出雲展 ~KATANA~

今更ですが^^
話が尽きなくて長くなったので、3部に分けてあります(汗)


やはり出雲といえば、たたら製鉄でしょう!!

奥出雲 たたらと刀剣館
どうやら奥出雲が好きみたいだな。わたし。。

ほんで金属が好きなんだな~
いや、土も木ももちろん好きなんだけど、

截金師だもんね。やっぱり金属のルーツ・精錬にはどきどきしてしまいます。

調べていたら、地元群馬にも7~8世紀頃にはバンバン製鉄場が可動してたみたいじゃないですか~
生まれたとこも、育ったとこも製鉄遺跡のすぐ側だったなんて全然知りませんでした。
今度帰ったらみに行ってこよう~

そんなたたら製鉄では、玉鋼(たまはがね)が拵えられていたんです。
それらは刀になるのですよ~

刀が大好きな一陽^^
そもそもメインは拵えが好きだったわけですが、近頃は刃も好きなんです。
刃物と向き合うときの、あの集中した感じが好きなんですねー


そんなこんなで脱線して、こんな漫画を発見~
KATANA かまたきみこ
Renta!http://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/1434/

高校生刀研ぎ師、滉くんの織り成す不思議なお話。
出雲のお話も出てくるし、スタンダードに安心して楽しめる、ファンタジー漫画です。
こういうの、アニメ化してくれればいいのにな~って心から思います。
まだ読んでないけど、最新刊では備前長船が出てくるみたいです。


東博はどうかな?出展されているかわかりませんが、京博では備前長船の祖といわれる
光忠の 太刀 出雲大社蔵がでていました。



拵えもすてき~^^鞘は後期だけでしたけど。



 備前長船刀剣博物館 備前おさふね 刀剣の里



「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」

こんなのやっていたんですね~
備前から巡回してくるお守り刀展は、大阪歴博にも来るので、いつもお友達に誘って頂いたりして、楽しみにしているのですが。
こんな変わったこともしていたみたい~
普段なら反対派かも^^(笑)
でもちょっと素直に面白そう~
みてみたかったかもです~
映画公開に合わせて、巡回とかないのでしょうか~?

と、
思っていたら、名古屋の
三河武士のやかた家康館」で

12月1日(土)~2月17日(日)までやるらしー^^
関西はすっとばされちゃったのですねー?
わ~。でも行ってみたいかもです。

もうすぐ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」も公開ですよね。
石田彰さんもでるので、たまにはアニメも観に行ってみようかな~

KATANAもアニメ化したら、石田さんがでてくれると嬉しいのにな。
あきら繋がりだし^^
もちろん滉や襲を役ってほしいけど、もがりや闇斬丸も良いなー。



さて、出雲展はこの後、東京に巡回しています。
観覧料や展示スペースをみてみると、京都より小規模になるのかな?

10月10日(水)~11月25日(日)
東京国立博物館


そして現在の京博は 「宸翰 天皇の書」 御手が織りなす至高の美

10月13日(土)~11月25日(日)



京都国立博物館







さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。

11月は特別企画。ランチと着付けとお寺散策です。

11月23日(金・祝)  
ランチ(コーヒー付。デザート別+300円)AM11:30~12:30。

のち、着付け。
お着物を着て近くの光明寺さんへお参りと、紅葉をみに散策予定です(入山料は別途500円)。

※お着物も貸して頂けるので、ご希望の方は事前にお問い合わせ下さい。       


会場  京都桂 まちやカフェ ちゃーみーちゃっと 和室

費用  4200円 

お申し込み・お問い合わせは一陽まで。ichiyo_raihku@mail.goo.ne.jp

詳しくはこちら→ 秋の催し



着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
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大出雲展  ~島根の神楽~

2012-11-04 00:54:03 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
なんだか、アップするタイミングを逃していました(笑)

京都国立博物館に行こう~
大出雲展 ~島根の神楽~


今回の大出雲展は展覧会に合わせ、お神楽の公演も開催されていまして。
もう一陽は、6月くらいから応募して、楽しみで楽しみで仕方なかったのです。

抽選は激戦だったそうで、もし漏れたりしたら。。

一陽の頭は八つになって、暴れてしまうところでしたよ~

でも2回公演ともに当選できて、無事暴れずにすみました^^


出雲のお神楽といっても、その土地に代々伝わるものは様々な独自の特色をもったお神楽で、とても興味深かったです。
ですがやはりお神楽というものは、お舞台で観るものではなくて、
その土地や神社で奉納されるものなのだな~としみじみ感じました。

ショーとして、とても成功しているお神楽もあったのですが、やはり島根の土着の土地での、匂いを感じれるようなお神楽がいいな~と、一陽は思うのでした。

友人もいる事なので、また島根に行きたいです。
今度は民芸や、製鉄など。人の働きに心を向けたい^^




上記の公演は写真を撮れませんでしたが、
博物館で、女子大生?高生?による。夜の石見神楽公演の様子。


立ってます


飲んでます


寝てます


やられてます

暑い中。大きな大蛇を身にまとっての熱演!
大きな拍手をおくりました^^




今更ですが

大出雲展 話が尽きなくて長くなったので、3部に分けてあります(汗)


大出雲展 KATANA編へ つづく。



さて、出雲展はこの後、東京に巡回しています。
観覧料や展示スペースをみてみると、京都より小規模になるのかな?

10月10日(水)~11月25日(日)
東京国立博物館


そして次回の京博は 「宸翰 天皇の書」 御手が織りなす至高の美

10月13日(土)~11月25日(日)



京都国立博物館

とっくにはじまっていて、3回くらいはもうみました^^





さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。

11月は特別企画。ランチと着付けとお寺散策です。

11月23日(金・祝)  
ランチ(コーヒー付。デザート別+300円)AM11:30~12:30。

のち、着付け。
お着物を着て近くの光明寺さんへお参りと、紅葉をみに散策予定です(入山料は別途500円)。

※お着物も貸して頂けるので、ご希望の方は事前にお問い合わせ下さい。       


会場  京都桂 まちやカフェ ちゃーみーちゃっと 和室

費用  4200円 

お申し込み・お問い合わせは一陽まで。ichiyo_raihku@mail.goo.ne.jp

詳しくはこちら→ 秋の催し



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京都国立博物館へいこう~ 大出雲展 後期 

2012-09-10 01:37:10 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
とうとう終わってしまいました。

京都国立博物館での大出雲展~

終盤ということで、NHK出雲ジュニアガイドも頂きましたよー
わーい。





むかしの吉田くんも、しまねっこものっています。



大出雲展。

各分野。じわじわくる感じで、最後まで楽しめました^^
なんだかんだと何度も足を運びましたし。
終わって見ると、いつももっと見ておけば良かったと後悔します。

でもあんまり行き過ぎるのも恥ずかしいのですよね。顔覚えられてるし(笑)

当初は埴輪~♪
鹿ちゃん~^^
とか思っていたわけですが、

やはり工芸が好きなのですかね~
ちっちゃな八稜鏡や、鏡の装飾が可愛くて、何この削れ具合とか~かわいーってなってました。

後期には国宝「秋野鹿蒔絵手箱」も出てましたし、
「太刀 銘光忠」 も拵えは後期のみ展示されていましたー

備前?鉄釉?
初めて茶入れに、はっとする体験にも出会いましたー
いよいよ茶入れデビューかっ?!!


彩色されている檜扇は御神宝のように大切にされていたそうです。
前期にでていた、佐太神社の盛り上げ彩色?(未確認)の扇箱も素晴らしかった。

しばらく見納めになるだろう、総截金の峯寺・聖観音画像。


島根に旅に出ていたお蔭で、
遺跡の地理などもだんだん頭に入ってきて楽しめましたし。

島根の神社の御神紋は、大国主さまをあらわしているんだとか、龍蛇さまの鱗をかたどったとも言われている亀甲紋で、各神社により中の文様が変わる訳ですが、
出雲大社に伝わる御神宝の箱に、亀甲に有の文様が施されていて(ちなみに知られている出雲大社は二重亀甲に剣花菱です)、


二重亀甲に剣花菱


友人とこの御神紋みたことあるね。
神魂神社の御神紋だよね~!と、盛り上がってました^^

ふふふ。図録にものっていませんよ。この情報は。

と思ってほくそ笑んでいましたが、ちょこっと調べてみたら出雲大社の古い御神紋は亀甲に有であった、という話も出てきました。



今回のキャプションは、結構分かり難いものも多かったですが(笑)、その分島根からの先生達が常駐していて、質問等に親切に答えて下さっていたようです^^
すばらし~~


美術館・博物館には美しいものをみたいという気持ちと同時に、知識欲ももって訪れるものだと思うので、こんな風に教えていただけたら、何より楽しいことなのではないでしょうか~
今後も楽しみですね~♪



今回の土曜講座。
島根からの先生の講義は、受付2日目にはほとんどいっぱいでびっくり。

かろうじて埴輪の椿先生の講義を聴く事ができました。
とても盛りだくさんで、価値がありました。でも予備知識や土地勘がないので、ついていくのが少し大変でしたが、楽しかったです^^もっとじっくり勉強できたらよかったな。


あとは、京博の久保先生の講義(現在退職されてしまったそうですが)。
先生は金工分野の先生で、過去に開催された。

「金色のかざり」の展覧会の担当の先生です。

この展覧会がとっても好きでした。そして図録も素晴らしかったのですよ。
そういえば以前文博で開催されていた、
「KAZARI」も企画委員だったみたいです。
これも面白くて、大好きな展覧会でした^^

でも先生のお話は、噂では長いよ~(笑)って聞いてまして、聴講するのは初めて。

30分はざらに超過していましたが、とても面白かったです^^
内容は主に、

神々の国島根であえての山寺

のお話で、レジメも欲しかった資料が入っていたし、貰って嬉しい資料~
もともと考古の分野の先生なのですね。
山寺にたいする情熱があって、それを伝えようとしてくれる様子に、やっぱり心動かされます。
情熱が伝わって、お話の魅力とともにとても楽しい講義でした。

先生のお話を聴けてから、お蔭でぐっと展覧会に対する視野が広がりました。
もっとお話を聴けるかと思って、楽しみにしていたのですが退職されてしまったとのことで、大変残念です。
また客員ででも、お話に来てほしいですね~




大出雲展 話が尽きなくて長くなったので、3部に分けます(汗)



大出雲展 お神楽編へ つづく。



さて、出雲展はこの後、東京に巡回します。
観覧料や展示スペースをみてみると、京都より小規模になるのかな?

10月10日(水)~11月25日(日)
東京国立博物館


そして次回の京博は 「宸翰 天皇の書」 御手が織りなす至高の美

10月13日(土)~11月25日(日)



京都国立博物館




さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。

次回第3回は、9月29日(土)です。

会場 京都 洛庵おそらく営業^^; pm1~5時半までを予定。
費用2000円。

お問い合わせは、一陽。或は下記リンクのさとこさんまで。



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ふあふあくらぶ 奈良の生駒と京都の町家で着付け教室

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大出雲展 京都国立博物館に行こう~vol.8

2012-08-05 15:58:44 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈


今回は、前期・後期(8月21日から)以外にも細かく展示期間が異なるものが、いくつかあります。
お目当てのものがある方は、要確認です。

最短。本日8月5日(日)までのものもありました。


<特別展覧会>


古事記1300年 出雲大社大遷宮 大出雲展
平成24年7月28日(土)~9月9(日)
本展は、古事記編纂1300年、そして平成25年に約60年ぶりで行われる出雲大社大遷宮を機に、出雲の古社、そして関わりの深い古寺の宝物と、出雲の重要遺跡から出土した品々を一堂に紹介する空前絶後の展覧会です。本展の事前調査による新発見も盛り込んで、出雲神話と出雲大社の成り立ち、古代・中世の出雲人がはぐくんだ神と仏への祈りのかたちを展望します。

詳しくはこちら
http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html



正直なところ。
今回キャプション大変わかりにくいです(笑)。
幸い私は事前に島根に行き。出雲をまわることができたので、楽しむこともできましたが。
古事記?
というか、例えば土地勘や考古、その分野に明るい人でなければ、難しいところも所々あります。
まず、キャプションの難しい漢字に、結構ふりがなが無いです^^;
なので人によっては、意味のわからないキャプションだらけ。。

個人的には、京博またか。。って感じなのですが、(←一陽はそれはそれで奮起するタイプなので良いですが)

音声ガイドや館内映像は、NHK色?が強くて?聴きやすいですし、面白いです。

必聴かも?!

あと館外のインフォーメーション隣りの休憩所にも、映像コーナーが設けられているので、あわせてご覧になると、わかりやすいかもしれません。

これだけのものを、京都でまとめて観ることができるのは、もう無いかもしれませんし、とても貴重なことだとは思います。
京博ならではの、研究の成果もあるそうなので(わかりにくいけど)。



これを機に、ご縁があるなら実際の島根に行くことも是非お勧めします~^^
一陽もまた行くつもりです~

吉田くんによる非公式島根CM「そうだ島根に行こう」篇


やはり郷土的なことは、匂いや風、生の質感を感じたいですよね。

思わず行ってしまった出雲記事^^→そうだ出雲にいこう~。 と、京都 大出雲展。




思ったより大きかった鹿ちゃん^^



古代 出雲大社 想像復元模型

なんと今回は中央室。のみ撮影許可がでています~



截金は12世紀。峯寺の聖観音画像・総截金を久しぶりに拝することができました。
島根県だったのね。。
と今更思ったり^^でした。




うっかりしてたのですが、今回もイベントがあるようです。
8月10日(金)

京都の中・高生による「石見の夜神楽・大蛇」

午後7時より 京博中庭にて 雨天中止 
無料(要観覧料)
   半券や博物館パスポート(旧友の会)でも入れると思います。




わかり難い博物館観覧の為の(笑)。あくまでお好みでご参考までに。

YouTube DLE チャンネルより。
めっちゃむちゃくちゃで、ふざけてますが、これで内容はバカになりません~^^

秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #1『むかしむかしの巻』


秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #2『国引き神話の巻』


秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #3『石見銀山の巻』


秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #4『ヤマタノオロチ伝説の巻』


秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #5『青銅器大量出土の巻』


秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #6『小泉八雲の巻』


秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #7『たたらの巻』


秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #8「隠岐諸島の巻」


秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん #9「国譲りの巻」(最終回)



きっと観覧中。ああ。これか。っていうのに出くわすと思います^^






さとこはんの着物着付け教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。

次回第2回は、8月20日(月)です。

会場 京都 洛庵(定休日です) pm1~5時半までを予定。
費用2000円。

お問い合わせは、一陽。或は下記リンクのさとこさんまで。



着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
ふあふあくらぶ 奈良の生駒と京都の町家で着付け教室

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京都国立博物館に行こう~vol.7 後期 王朝文化の華 陽明文庫名宝展

2012-05-31 03:42:35 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
京都国立博物館に行こう~

後期 王朝文化の華 陽明文庫名宝展


とうとう終わってしまいました~

さすがに最終週は、連日入場制限の出る時間帯があったようです。


今回は、大変堪能しました。
何回観ただろ~
まずは、読まず聞かずのまっさらな状態で観覧したり、あとはキャプションを読みながら観たり、音声ガイドを聴きながらみたり、講演や図録の知識を入れてからまた観てみたり、
そして、各分野をその日その日じっくり楽しんだりしてみました。
とっても充実しました~

もうアホじゃないの?ってほど、通ってしまいましたが、

やっぱり王朝の文化というものは、截金師にとってもっともっと深く知り、関わり、探りたいものなんです^^


ということで、今回は土曜講座も全日参加してみました。
とくに印象深くて、楽しかったのが

中周子先生

『歌合』のおもしろさ-王朝貴族の雅な闘い-

の講演でした。
皆で歌を詠み上げてみるという参加型の講座は初めてで、とっても面白かったです。博物館の土曜講座でこんなに笑ったのは初めてかも。。
いや?昔、狩野先生の講座で、先生が鼻血を出したとき以来です(笑)心配もしましたが。


まあ何せ、先生たちの情熱が伝わると楽しいのだと思います。
最近は女性の先生方の講演が熱くて、私は引き込まれることが多いです^^
なんかもう、好きで好きでたまんないんです~っていうのが、お話の中にあふれているんですよね。


今回展示はされてなかったのですが、もっとも有名で大規模だったという
天徳四年(968年)内裏歌合の名勝負

漫画にもあったという(陰陽師かな?)


恋すてふ(ちょう) わが名はまだき たちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか

しのぶれど 色に出にけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで 


この歌を、その場に居る気になって、左右に別れて歌合戦。みんなで詠んだり判じてみたりしました。
わたしは、しのぶれどを勝ちにしてしまったけれど、やはりこの歌は甲乙つけられないですね。
恋すてふは、後からじわじわきてしまう感じなんですよ~
本当に名勝負だったのですね~

 

つぎに
禖子内親王のお話が印象的でした。
歌合がたいそうお好きだったという。


禖子内親王(ばいし(みわこ)ないしんのう、長暦3年8月19日(1039年9月10日) - 嘉保3年9月13日(1096年10月1日)は、後朱雀天皇の第4皇女。母は中宮藤原嫄子(藤原頼通正室の姪。後に養女とする。)


わずか十一歳のころ 歌合に詠んだ歌。

待春

谷深く 住む鶯も わがごとく 心にかけて 春を待つらむ


なんだか胸がぎゅっとなり、泣けてきてしまいそうになりました。


不思議にも、たくさんある歌合の記録の巻物の中から、この方の歌が軸表装になっていて、折りしも9月13日。

九月十三夜

こよひしも などか光の まさるらむ いでそふ月は あらじと思ふに



十三夜の月を歌ったものです。

それは上記をみて頂ければわかりますが、この方の命日になります。
偶然か故意か、必然なのか?大変めずらしいことなのだそう。

栄花物語では、果ては御心もたがはせ給ひて・・などの節が書かれていて。
中右記にも、九月十三にち。十三夜死去。天喜六年(1058年)依病退斎院。以来、被責狂病、不知前後・・・


きっと感受性の強い方であったので。。あるいは。。などなどと、話しておりました。




賀茂の斎院として1046-1058年のあいだ、ご奉仕されていたようです。
加茂斎院とは、上賀茂・下鴨両社にお仕えする斎王のこと。
葵祭りで有名ですね。
当時は現代のようなセレモニーではないので、祭祀を執り行うための潔斎は、今とはくらべものにならないものだったろうな?と、思います。




やはり深くこころに映ったのは、下村観山『嵐山・賀茂川』前期だけだったので残念です。
もっと観ていたかったな~


重文 短刀 銘吉光 黒漆桜川蒔絵合口拵
写真ではよく見えませんが、桃の飾りなどが擦れたようになっているのですが、これはわざと他の金属をはめ込み更に他の金属で被せ、磨くことによって古色風に見せるという、とても高度な象嵌技術なのだと思います。



堂本印象 早蕨『春風春水』 かわいい『寒山拾得』 
え~っと^^普通は化け物のような姿のおじさん二人組みで描かれるものですが、これはとってもかわいらしーです~



和漢色紙帖 近衛信尹
和漢抄の唐紙の料紙も美しかったのですが、こちらの金泥描きの料紙にも惹かれました。
金の発色と生き生きとした線は、下地ととても相性が良く、うまくくいついているようにみえました。
泥絵の具に胡粉?引き染め?それともつけ染めなのかな?
何だかとってもふっくらしていて、もしかしたら紙に土粉を入れて漉いているものとか?



美味しそうなかぶら『菜介』は竹内栖鳳、繊細な『菊図』は菊池契月。


選びだしたらきりが無いのですが、写真栄えしそうなものだけをアップしてみました。
図録がとっても充実しています^^
今回はとくにお勧めです~



京都国立博物館





さて、次回の展覧会は



<特別展覧会>
古事記1300年 出雲大社大遷宮
大出雲展
H24.7.28(土)~9.9(日)

これまた楽しみです^^





着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室

京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
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京都国立博物館に行こう~vol.6 王朝文化の華 陽明文庫名宝展

2012-05-07 00:09:45 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈



重要文化財 春日鹿曼荼羅図 陽明文庫蔵 鎌倉時代(13世紀)
藤原氏の氏神である奈良・春日神社の春日信仰から描かれたもの。遠く鹿島神宮から召喚され、
神が鹿に乗って来たと言い伝わる。
鹿さまの美しい毛並み。質感。静かにそよぐ紙垂の微かな動きなど。必見。


きました~^^近衛家の至宝です~
わ~これはもう京博大ヒットだと思います~

細川家の至宝と違って巡回展は、今のところ聞いていません!!無いと思います!
そして今回初のお目見えが、古いものはもちろんのことですが、近代絵画までも初。
初めてみる。
上村松園のものもありましたし、

ことに下村観山の
嵐山・加茂川(前期のみ)

嵐山の桜の景色は夢見るように美しく、思わずひとめ惚れをしてしまいました。



そして私は今回。初めて茶杓というものに、心ときめきましたよ~♪
茶杓の前で、腕を組んで立ち尽くしている人がいたら、私かもしれません。
でもまだ、茶入れの良さには気付くことが出来ないでいます^^


前半は、ほとんどが平安期・鎌倉・室町の書で、巻物が多く続きます。
有名な御堂関白記・藤原道長の日記は3番目のお部屋。
結構誤字も多いらしく、ごちゃごちゃもしていたりして、人物を想像すると可笑しいです。

書はよくわかりませんが、宮中の歌合せの様子や、11世紀頃のかな文字は、たいへん美しく。
文字のわからぬ私のような者にも、その美しさが伝わります。

後半からは、太刀・可愛い銀細工・人形・茶道具・近世・近代の絵画。
それぞれとても魅力的。
人形や銀細工はその細かな細工や可愛らしさに驚かされます~

やはり細川家は武家の持ち物。
近衛家は公家の持ち物なのですね。品と雅さが違うことを知りました。


書は近衛信尹。
猛々しさの奥に雅さが隠せずにいて、興味深い人物です。

そして抜群のセンスと博学多彩を誇る、近衛家熙。
今回は珍しく表装までも図録に掲載されるという。今までに無いことがおこっています。
是非、雅な表具装飾も含めて楽しんで観て下さい。

さらに音声ガイドを聴くと、人物像を掘り下げて説明してくれます。
今回語りは、竹下景子さん。京都国立博物館の文化大使です。
語りだけでなく、ところどころにでてくる和歌も美しく詠んでくれて、いつもお気に入りの
A&Dオーディオガイドさんですが、いつにも増してお勧めしたいです^^
雅楽の演奏も盛り込まれ、平安気分を盛り上げてくれます。
ガイドでは担当学芸員の赤尾先生のお話も、聴くことができます。朗々としたお声での解説です。
A&Dオーディオガイド
http://www.adaudioguide.com/
A&Dオーディオガイドさん~ どうかいつの日にか石田彰さんでのガイドもお願いします!


今回はキャプションの文字も大きくなっていたり、解説も丁寧で、和歌などもいくつか解釈がでていたりします。
いつも解説の分かりづらさを誇る京博ですが、ここに来てやっと。やっと観る人の願いをきき入れて下さっているようです。
私は泣けてきました。
出品目録には分かりやすく、近衛家略系譜まで記載。

図録もとっても充実しています^^素晴らしい!




こんな素晴らしい展覧会!もっともっと話題になってもいいはずなんです!

もう2度と見れるかわからないものが出ているわけなんですよ?

何で宣伝力がいつも弱いんだろう~

もう「ぶらぶら美術・博物館」にでも来てもらったらどうでしょうね~

私は前期で5回ほど行ってしまって恥ずかしいほどです。
前期は6日までなので、最後に桜だけ、もう一度みてお別れしてきました。


<特別展覧会>



王朝文化の華-陽明文庫名宝展-

H24.4.17(火)~5.27(日)
五摂家の一つである近衞家に伝えられた典籍・古文書などを収めている陽明文庫の名品を一堂に展示します。藤原道長自筆の国宝「御堂関白記」や重文「藤原忠通書状」などの歴代の名宝、国宝「倭漢抄」下巻や国宝「大手鑑」などの名筆を含む、国宝8件・重文60件を中心に、これまでにない規模の特別展覧会となります。

詳しくはこちら

京都国立博物館





さて、次回の展覧会は

<特別展覧会>
古事記1300年 出雲大社大遷宮
大出雲展
H24.7.28(土)~9.9(日)

これまた楽しみです^^





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京都国立博物館に行こう~vol.5 呉昌碩と斉白石

2012-02-23 00:26:05 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
京都国立博物館に行こう~^^

呉昌碩と斉白石!!




<特別展覧会>


中国近代絵画と日本
H24.1.7(土)~2.26(日)
中国の近代を中心に活躍した呉昌碩、斉白石、高剣父、徐悲鴻等の絵画作品を、当館が近年受贈した須磨コレクションを中心に展示し、その多彩な展開を追います。

も、残すところあと4日になってしまいました~

中国近代絵画と日本ということで、タイトルから????
なんにもイメージがわきません~
油絵とかなのかな??とか
正直まったく興味ももてなかったわけです。


ですが、やっぱり京博だな~
大変味のある良い展覧会でした~^^

日本では近代絵画というと、もう西洋画もどきなばかりですが、中国では国画というものが、近代という時代の流れを受けても、きちんと受け継がれているように思いました。
それに、なにより構図に驚きます。
まあ。日本人には考えられない構図や間の取り方で、それは大きな大陸と風土が関係しているのかな?
とても興味深かったです^^

http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html


うん。そしてじわじわくる感じです。

特に今回は斉白石の絵がすっごく可愛くて、周囲の友人達もハマっている様子。
色と構図。生き物たちは、命を生き生き表現されていて、ときめきます。
描かれたひよこたちは、ふわふわ~^^ちょこちょこ駆けているようで、思わず追いかけて捕まえたくなります~~
植物では、後期・白椿図。前期のこぶし図。全期・藤の絵がお気に入りです♪



山並みと水辺の絵も、長閑な時間に取り込まれてしまいそうでした。

構図と色彩の感覚がずば抜けているんだろう、と思います。


斉白石 かっこい~^^

斉白石は職人さんの出で、中国の絵画といえば時代が下ったとはいえ、文人画の流れを汲むものなのだろうと思います。職人上がりの白石もいろんな思いをされたのでは無いかな~。


近代中国絵画とは、おおまかにはアヘン戦争からこちら、中国の激動の時代の中で描きつづけられてきた絵画だということですよね。
この時代、この大陸の風景をどのように画家たちが感じて描いてきたのか?と思うと、感慨深いものがあります。



しかし何度も出掛けていますが、人気がないみたいです。
とても良い作品展なのに、もったいないな~

もちろん前半のお部屋には、いわゆる文人画の優品もたくさん出ていて、こうゆう絵画は静かに観ることで、水の流れや風を感じることができるので、人が少ないことは、とてもありがたいとこでもありますけども。


呉昌碩は言わずと知れていると思いますが、斉白石はこれからもっともっと世に上がってくるのでは!!?と思います!
いつも京博は、先取りなんですよね。
若冲や蕭白のときも、その数年後にブームになってましたもんね。

残り少ない日数になりましたが、是非お出掛けくださーい!
一陽ももう一回は行くつもりです←また?^^;
表具(一文字のところ)に使われている裂の文様が面白いのでー

あと、一陽は詳しくわからないのですが、絵に使われている篆刻もとても見ごたえがあるようです。
ショップで3000円から、印も彫ってもらえるのですが、なかなか、い~です^^


音声ガイドは

一陽の一番のお気に入り
エイアンドディー・オーディオガイドさんです。
今回スタンダードですが、やはり当時の人物の紹介が上手にされています。
そして学芸員西上先生のお話が入っているのですが、ついにやにやしてしまいます。
静かな展示室で笑い声をたててはいけませんよ?
西上先生は大変よいキャラクターです(笑)
必聴の価値ありです。いろんな意味で^^


ブログ記事は、すっかりサボってしまいましたが、
前回の細川家の至宝ももちろん前・後期と共に行きました。想像どおり良かったです。


今は巡回展で、九州国立博物館で開催されているそうです。
九博は、鎧など武具が多めとのこと。
http://www.kyuhaku.jp/



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京都国立博物館に行こう~vol.4 百獣の楽園

2011-08-22 02:11:39 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
京都国立博物館に行こう~

<特別展観>
百獣の楽園
―美術にすむ動物たち―
7月16日(土)~8月28日(日)


も、
残すところあと一週間になってしまいました~
忙しくてなかなかゆっくり行けませんでしたが、やっと行ってきました^^

夏休みなので、お子様にも楽しめるような展示になってもいましたが、
そこは京博のこと、派手ではありませんが超一級品揃いです。

詳しくはこちら→http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html



常設館ファンには懐かしい作品もたくさん出ていましたよ。
でも私は見たことないものも、結構でていて楽しめました♪


音声ガイドはカセットミュージアムhttp://www.ca-mus.co.jp/index.shtml

いつもは、キャプションも音声ガイドもとても難解な京博ですが、今回はとても分かりやすくシンプルで、私の周囲も喜んでいる様子でした。私としては難しいなら難しいで、やる気がでてカッとなるので楽しいのですが^^;

音声ガイドはキャプションには無いお話も、多数でてくるので、お勧めです^^


そしてさらに今回図録が800円!
B5サイズ?と少し小ぶりですが、厚さは1.5cmあります!とってもお得!
そこから友の会の会員は10%引きなので、やっぱり買っちゃいました。。。


私は

芦雪
雪村
元信
心に残ります。

あと馬の埴輪がかわいい~

そして十二支と狸の喧嘩の絵巻がよかったかな。
まあ恨んではいけない。という仏教説話なんだそうですが、狸がちょっと。。いや、かなり可哀想なんですよね。

最後から2番目のお部屋の絵巻にも人文字の絵があって、めっちゃ可笑しかったです~
他にも私と同じように、ニヤニヤしてる人を見かけました。
「古」という字をマネして、両手を広げぴょんっ。と、私もしてみましたよ^^←展示会場で、ではありませんよー


土曜講座の帰りに、久しぶりに友人と待ち合わせて
中国茶とケーキのお店
洛庵さんに

ここもめったにやっていませんが(笑)
ケーキがすごく美味しいー^^
そしてジャスミン茶が忘れられない味で、夏の暑い間、仕事していると飲みたくて仕方なかったのですが、やっとありつけました~
お味も香りもとても良くて、冷たいジャスミン茶は体をスッとしてくれて、ここのお茶は飲むととても気持ちがいいです^^
でも写真に写っているのは、お腹に優しいというプーアル茶です(友人の注文)。
今回の手作りケーキはチーズケーキでした。相変わらずサイズも大きいですー
チーズケーキにうるさい友人が、「おいしー。。。」って^^
一陽はもう何べんも言っていますが、普段甘いもんがあんまり好ではありませんー
でもここのは好きー
なんだろう?とても仕事が丁寧なんですよ。職人さんっぽい味なんです。
何でもお父様は、腕のよい塗師職人さんだったそう。

ご本人の人物はとっても明るくて面白くて、いっぱい笑っていつも楽しくなって帰ってきます^^

最近休みがふえて月・火・水がお休みです。
営業も1時~だったかな?ん?2時~になったのだったかも?要確認です。
場所は博物館からわりと近く。河井 寛次郎記念館のほん近くです。
http://www.kyoto-life.co.jp/ks/shop_food_t/rakuan.htm

食べログ 洛庵



さて次回の京都国立博物館はー

細川家の至宝
-珠玉の永青文庫コレクション-

前期:10月8日(土)~10月30日(日)
後期:11月1日(火)~11月23日(水・祝)


詳しくはこちら~
http://hosokawa2011.exh.jp/index.html

次回期待大です。
菱田春草もでるので楽しみにしています。
36歳?という若さで亡くなってしまいましたが、魂の清廉な様子が好きです。
黒き猫が有名なのかな?でも他の絵の方が春草の美しさが出ているようですきかなー?

何にしても、細川家の至宝です。優品揃いですー



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ジャングル大帝!!野外上映ー!京都国立博物館に~

2011-07-13 18:54:20 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
夏だ!京都国立博物館にいこう~

カテゴリー
京都国立博物館に行こう!!とその界隈もよかったら、ご参考にしてください^^


京都国立博物館にて~



小・中学生無料!!


◆「ジャングル大帝」野外上映会

夜間上映~

各日 午後7時30分~9時(1966年版・上映時間80分)

日時 ①7月22日(金)
    ②7月29日(金) 
*中学・小学生の方は無料。一般の方は「百獣の楽園」チケットの半券をご提示ください。友の会会員証の提示も可。

雨天中止!

*小学校低学年以下のお子様は、保護者同伴でお願いいたします。



上映は1966年版、とても貴重です~
なかなかこんなふうには観れないかもしれませんねー

詳しくはこちら
http://www.kyohaku.go.jp/jp/kouza/etc/index.html


バンダイチャンネル1997年版劇場予告映像(1997年版なので、あくまでご参考まで!)
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=1701&mvc=3_21732_0_0
バンダイチャンネル1989年版プロモーション映像(1989年版なので、あくまでご参考まで!)
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=2333&mvc=3_21737_0_0


<特別展観>
百獣の楽園
―美術にすむ動物たち―
7月16日(土)~8月28日(日)
特別展観も、小・中学生無料(学生証の提示有りかも?)。

詳しくは、京都国立博物館→http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html
◆少年少女博物館くらぶ
小学・中学生向け鑑賞会「博物館 まるまるアニマル!」
ゾウやラクダなどの大きな動物、かわいらしいイヌ・ネコ・ウサギ、色あざやかな鳥たち、カエルやサソリ、カブトムシにタコ、ついでに龍まで!動物をモチーフにした楽しい美術品を解説します。

日時 ①8月2日(火)
    ②8月5日(金)
午前10時30分までに特別展示館入口前集合(各回40分程度、①・②とも内容は同じです)
講師:当館研究員 水谷亜希先生
参加費:無料


楽しそうな企画いっぱいです!!



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秀吉建立の大仏殿。~京都国立博物館界隈~

2011-06-18 22:40:07 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
京都国立博物館付近を散策します^^

まず5月懸かりの博物館は、次々とつつじが満開に咲きみだれていました。


西門方向から旧館に向かって撮影



その昔、この辺り一帯は、方広寺という豊臣秀吉が建立したお寺の境内にあたりました。
小さくなりましたが、いまでも京都の豊国神社のとなりにあります。
博物館の敷地を囲む一つが2mも超える大きな石垣は、当時のなごりなんですよ。(大仏前交番周辺から見れます)


奈良東大寺の大仏を凌ぎ、6尺・約18mという毘盧遮那仏(びるしゃな-ぶつ)をまつった、大きな大仏殿があったのです。
今の博物館の南門は、三十三間堂南大門からつづく、ちょうど大仏殿に向かう参道にあたり、工事されている新館のちょうど裏手(或は豊国神社の裏手)が大仏殿跡だということです。
地震・火災により3度も建立しては失う、という羽目になってしまいましたが。
でもそれだけに、当時この辺りには沢山の職人さん達が住み着いていて、今もその名残があるのだと思います。


大仏殿跡地の公園

秀吉の霊廟は、博物館東の山手。阿弥陀ヶ峰に建立され、まつられています。
※阿弥陀ヶ峰は大変寂しい道で、ご近所のお年寄りからは、昔事件があったとも聞いています。女性の一人歩きや、ひと気の少ない時間帯は重々お気を付け下さい。

方広寺 豊国神社 阿弥陀ヶ峰 秀吉が眠る地 


動画を発見しました。

今も現存する、国家安康の梵鐘が一番有名かもしれませんね。

博物館のお庭には、方広寺遺跡から出土した石仏・石塔・建材、また秀吉が鴨川に架けた大橋の橋脚などもありますよ。
※現在常設館立替工事の為、特別展会期中以外、お庭には入れません。ご注意下さい。


秀吉建立のお寺には、養源院もあります。
こちらも博物館・南、三十三間堂東向かいにあります。昔は人の気の無いお寺で、血天井などもあり、何だか陰気な感じのするところだと思っていましたが、最近はよく人に道を尋ねられます。
八重の紅枝垂れ桜も美しいらしく、お参りする人もふえて、お寺もきれいになったみたいですね。
テレビの影響もあるのかな?




何故こんなことを書き出したかと言うと、理由はくだらないんですが、実は

石田彰さんと置鮎龍太郎さんによる『戦国BASABA弐 戦国トラベルナビ ~大阪・岐阜編~』(豊臣秀吉と、竹中半兵衛の縁の地を巡る企画CDです。)
というのを、ふらふらと予約購入てしまったんですね。。

石田彰さんの史跡ナビゲーションガイドということで、美術館の音声ガイド的なものを想像してしまって、とても期待してしまった訳なのですが。。
私らしく無い買い物~という結果となってしまいました^^;

そうですね。声優さんファンには、すごく楽しい内容なのだと思います。
単純に私が購買層に当てはまらなかっただけの事で、品物云々を何かいうつもりでは無いんですよ~^^
付属のブックレットには、声優さんお二方の写真も沢山のっていたし、史跡の説明も結構書き込んであって、お二人は楽しそうにガイドしてくれていましたし、折りしもロケ地で豪雪に見舞われた様子も面白かったです。
史跡を巡る、音声だけの旅番組のようですかね?

ですが、私のような者には過ぎた物でしたね~持て余してしまっています!勿体ないな~

そして秀吉縁の地であれば京都もなのに~と、なって。
もともとこの界隈を調べていたこともあって、ちょうど少し方広寺のことも調べていたし、近所の事だし、とむくむくとした気持ちになっての仕業なのでした。


曲がりなりにも、石田さんのファンであるので売り飛ばすには忍びない。。
そこで、もしファンの方でこちらのCDをまだ購入されて居らず、開封済み(2回くらい聴きました)でも構わないとおっしゃる方がおられたら、差し上げたいと思うのですが、希望の方おられましたら、よろしければ当ブログまでメールでご連絡下さいませ。
発送方法は、おそらくメール便になると思います。

まあ。ここのブログを石田さんファンの方がご覧頂いているとも思えないのですが(ファンであれば購入済みの方が多いと思いますしね)、きっとよっぽどご縁のある方になるのだろうと思います。
厚い石田彰さんファン、或は置鮎龍太郎さんファンであることを、条件とさせていただきます(笑)
ichiyo_raihku@mail.goo.ne.jpまでご連絡をお願い致します。


いろんな役者さんの朗読を聴いてみているのですが、やはり石田さんの語りが好きなんですよね。
「雨月物語」「立原道造」はやはり秀逸でした。
何度きいても、しっとりと味のくるものはいいですね。
なので、もっと聴きたいのです。。

最近、乙女向けの物ばかり発売されてて、私の聴けるものが全くありません(涙)
純粋に聴かせてくれるものも、もう少し企画されないものでしょうかね~。。は~。。。


さて、次回の京都国立博物館は!!
<特別展観>
百獣の楽園
―美術にすむ動物たち―
7月16日(土)~8月28日(日)
ゾウやラクダなどの大型哺乳類、イヌ・ネコ・ウサギといった愛玩動物、色鮮やかな鳥たち、ユーモラスな両生類、虫や魚、迫力の霊獣・・・縄文時代から現代にいたる当館の収蔵品の中から、選りすぐりの名品でお届けする初の動物特集です。制作年代や書画・彫刻・工芸といった表現のちがいを越えて、日本で愛されてきた動物たちの姿をいきいきと映し出します。

子供向けと思いきや、

双鹿図 円山応挙 筆
百犬図 伊藤若冲 筆
雪舟
元信
宗達
光琳
芦雪
北斎 
など、そうそうたる作家陣の出展がみられる他、

埴輪・唐三彩・鎌倉木彫

古美術ファンにも嬉しい作品群のもようです。


◆「ジャングル大帝」野外上映会
手塚治虫の原作をもとに作られたアニメ「ジャングル大帝(映画版)」を博物館庭園で上映します。
テレビ版第1話と第41話を中心に再構成した本編は、1967年のヴェネツィア国際映画祭で児童映画部門第1位サンマルコ銀獅子賞を受賞しました。展覧会とあわせて、どうぞお楽しみください。

日時:①7月22日(金) ②7月29日(金) 各日午後7時30分~9時(上映時間80分)
*中学・小学生の方は無料。一般の方は「百獣の楽園」チケットの半券をご提示ください。雨天中止。
*小学校低学年以下のお子様は、保護者同伴でお願いいたします。

◆少年少女博物館くらぶ
小学・中学生向け鑑賞会「博物館 まるまるアニマル!」
ゾウやラクダなどの大きな動物、かわいらしいイヌ・ネコ・ウサギ、色あざやかな鳥たち、カエルやサソリ、カブトムシにタコ、ついでに龍まで!動物をモチーフにした楽しい美術品を解説します。

日時:①8月2日(火) ②8月5日(金)
午前10時30分までに特別展示館入口前集合(各回40分程度、①・②とも内容は同じです)
講師:当館研究員 水谷亜希
参加費:無料

夏休みらしく、子供たちに楽しいイベントもいっぱいですよ^^



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京都国立博物館に行こう~vol.3 法然 生涯と美術

2011-04-27 00:07:14 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
露の身は 

ここかしこにて きえぬとも

こころはおなじ 花のうてなぞ

法然上人 歌

人の身もまたいつどのように消えてしまうのか、儚いものですが、こころ(魂)は蓮華の座にて永遠のものであろうことを祈り、
故なくも、露の身となった方々への供養を捧げます。


法然上人八百回忌 特別展覧会前期・後期共に行ってきました^^



見どころは
法然上人絵伝四十八巻の国宝絵巻。
もちろん全ての巻というのは、難しいようですが、それでもこれだけの巻を一堂に拝見できるのは、とても稀なことだと思います。

そして米国・クリーブランド美術館所蔵より此の度日本にお里帰りしたという、融通念仏縁起。
この念仏縁起は現在のところ国内には残っておらず、海外に唯一流出したものが、今回初のお目見えです。
震災の影響で搬入が遅れ、展示も危ぶまれていましたが、後期までには何とか間に合ったとのこと。
秋?には東京国立博物館で『法然・親鸞展』が行われる予定ですが、こちらの作品は京博のみで東博に出展の予定はないそうですよ。

そして何より、滋賀県の玉桂寺という小さなお寺で発見された、三尺の阿弥陀如来さま。
清浄なとても良いお姿でした。
思わず手を合わせる方がとても多いのにおどろきます。
自然に、ただ静かに祈る姿を拝見するに、なにか人の心の内で意識が変わったのだろうか、という思いにもまた駆られます。

主題に記されているように、今回の作品展では絵巻を介しながら、法然の生涯を垣間見るような展示になっていて、なかなか感慨深いものがありました。

そして最後のお部屋では、截金が施された来迎図を拝することができます。

後期には知恩院さんからの、早来迎が展示されていて、山には満開の桜が咲き乱れる中、雲を駆り来迎されるお姿は、とても美しいものです。

隣には少し変わった知恩寺蔵の十体阿弥陀像があります。
なんとも優美で不思議な様子も感じられる絵です。
とても心にのこりました。

今回の仏画には、記載はありませんが、そのほとんどに截金が施してあり、久しぶりにじっくりと先人たちの截金を拝見させて頂きました。
堪能しました^^

でもやっぱりもう一回観ておこうかな~

法然展は5月8日(日)まで開催です~


前期の頃には博物館のお庭には桜が満開となっていました。




東のお庭の様子です^^


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http://ameblo.jp/fuwafuwapannookurimono/
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京都国立博物館に行こう~vol.2 番外

2011-03-05 00:36:00 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈


南宋画の傑作

遠浦帰帆図(えんぽきはんず)   伝 牧谿筆 


特別展・筆墨精神も終わってしまいました。。
毎回終わってしまうと、とても寂しいのです(笑)
そうして終わってみると心に残っている作品というのが浮かんでくるのですが、、
もう幾度となく、いろんなところで拝見したこの絵です^^

静かに絵の前に佇んでいると、風や光や、湖畔の湿潤な大気の流れまでもかんじそうで、
ゆったりと、風をはらんで水をゆく帆をずっと眺めていたくなります。。

いま。博物館には大好きな先生がいて、めったにお目にはかかれませんが、お見かけするといつも絵の前で静かに佇んでおられ、私はその様子をまた、拝見するのがとても好きなのです^^

どういう事かというと、昔職人である父が(父は料理をつくる人ですが)、毎朝陽光の中刃物の手入れをしており、私はランドセルを背負って学校にいくすがら、父が刃物を研いでいる姿を立ち止まっては眺めるのが好きでした。
それは、ただみていた訳ではなく、実は何かを吸収していたんですが、、
截金は、箔になっているとはいえ金属を竹の刃物で切るという、考えてみるととても可笑しなことをしているので、刃物に対するセンスは必須なのだと私は考えていて、
そしてそれが今になって、実際に刃物を研ぐときに役立っている、と言う訳なのです。


先生との事を思うと、そんな幼い昔を思い出します。。

私は近頃忘れていたのです。
静かに作品の前に立つということ、、
まるで鑑識官かなにかのようにジロジロと、どうにかして作品から少しでも掴んでやろうと、むしろいやらしい目で眺めていたように思います。まあ。それはそれで大切ではあるのですが。。


私は先生が佇んでいる様子が、いつも不思議でなりませんでした。
作品に耳をかたむけ、じっと何かを待っているようで、
遠くに静かに耳を澄ましているような、、心を澄ましているような。。そしてそこには愛情もあるのです。。

何を見。何を感じているんだろう。。

それは私には計りしれないもののような予感がして、とても先生に学びたいっ。。という気持ちが湧き上がってしまう(笑)

先生が生涯の師になってくださらないだろうか~
と、思う。今日このごろなのでした~~^^



博物館から眺める空の景色は大変美しいものです。
西はとくにひらけているので、夕焼けを美しく望むことができます。

冬の季節は雪に染まった愛宕の山も望むことができますよ^^

もっとお庭の開放を~~~
と、望みます。今頃は梅が美しいことでしょう^^←注:いまはやっていませんよ~常設館が建て替え工事のため休館です。


次回の特別展は

特別展覧会 法然-生涯と美術-
H23.3.26(土)~5.8(日)

http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

おっと、土曜講座は残すところ、あと一講座ですね^^すごい人気です。
お申し込みはお早めに~

京都国立博物館
http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

特設サイト
http://honen800.exh.jp/pc/index.html




わたしは法然上人の歌がすきです。。


月影の

いたらぬ里は 無けれども

眺むる人の 心にぞすむ



露の身は 

ここかしこにて きえぬとも

こころはおなじ 花のうてなぞ 


美しいですね、、^^





着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
「ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室」
http://ameblo.jp/fuwafuwapannookurimono/
京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいましたhttp://ameblo.jp/fuwafuwapannookurimono/entry-10820091491.html
ありがとうございます。

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