一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

雅楽

2008-03-17 01:23:51 | うんちく
何年かぶりに、いちひめ雅楽会の公演に行って参りました。
舞にきれいな衣装、演奏、大きな太鼓、なにもかもグレードアップされていて、とても楽しめました。
今回はたくさんの客員の方がパンフレットに名を列ねておられ、さすが客員の方々の演奏は素晴らしく、あっという間に安眠状態です^^;
それまで目もぱっちりしていて、大きな太鼓は雷のような音を轟かせているというのに、客員の方々の演奏。特に鳳笙の演奏にぐっと意識が無くなってしまうのですよ。
なんとふしぎ。美しい音色でしょう。

白衣大士の文様。

2008-03-15 21:36:10 | 作品公開
初めての一位の木への截金は少々難攻してしまいました。
白衣なので、プラチナ箔で荘厳したくなりました。
しかしはじめてみると、一位の木はしっとりと色付いているため、目をむいてしまいそうで、金箔とのコンビネーションに変更。後からしっくり落ち着くように、さらにプラチナに手を加えてあります。

古典的な様子ですが、少し遊び心も加えてあります。

朋文氏彩色小箱

2008-03-14 00:39:00 | ものつくり
古典日本画を手がけておられます、朋文さん彩色の小箱に截金を少しだけ、あしらわせていただきました。
これはお届けものです。
そして本日無事に手渡しました。奈良時代の書物を好んで読まれる方なので、とても喜んでくださいました。

天平風のかわいい鮮やかな色彩に、かなりドキドキと作業してしまいました。
この美しい色をそのままにしておきたかったので、コーティング剤は無しとしました^^
きっちり彩色してくださってるので、金箔もしっかりと付いています。

七宝に挑戦

2008-03-04 00:23:15 | ものつくり
京七宝『カトレア美装』さんにて、七宝体験しました。
しまった。受講者皆さんインストラクターの先生方ばかりで、うっかり紛れ込んでしまいました。
でも何とか助けていただいてできました。
明姫さんとの出会いを受けて、何事も小さくまとまらないように、大胆にを心掛けているせいか、結構面白くまとまったと思います。ありがとうございます。明姫さん。
そして持ち前の、偶然と失敗を新しい発見として、再構築するものづくりの楽しみ方を伸ばしていきたいものです^^。