一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

原発にあらためて思う

2011-05-22 01:49:17 | お知らせ

5月28日(土)原発のゆくえ 日本のゆくえ
フリージャーナリスト 岩上安身氏のトークライブ

伊勢でこのような企画が立ち上がり。
友人が活動しています。まだチケットが若干残っているそうです。


詳しくはこちら→暇つぶしブログ

「迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である」
という訴えが2005年には石橋克彦氏・地震学者により、なされていたことをこの友人から教えて頂いて、この方の著書・地震の本も少し読んでみました。

京都の友人からは「もんじゅ」廃炉運動のリーフレットをいただき。。

まあ、私の頭なので理解できることはお粗末なのですが、
活断層の上に原発があるなんてことは、原爆地雷が埋めてあるような気さえしてしまいます。
自分自身ももちろん含めた上で、日本人の愚かさを思い知ったことでありました。

これから育っていく命や、地球や自然に申し訳ないこと。
そして自分に何ができるのか、なにかよい埋め合わせでできることがあるのか。。


【webラジオ昔話】むかしむかしのものがたり 第18話「花咲かじいさん」 第19話「金太郎」

2011-05-21 01:06:27 | webラジオ昔話むかしむかしのものがたり

石田彰さんと氷上恭子さんがたったお二人だけで、昔話をwebラジオで語ってくれます。

むかしむかしのものがたり 第18話「花咲かじいさん」
http://radiotomo.typepad.jp/old/2011/04/18-6ba2.html  
↑ここからクリックして入って、緑の矢印のとこをポちっと押すと昔話を聴くことができます。
配信は過去2回までとなっていますので、お気を付けください。

むかしむかしのものがたり 第19話「金太郎」
http://radiotomo.typepad.jp/old/2011/05/19-de24.html
↑ここからクリックして入って、緑の矢印のとこをポちっと押すと昔話を聴くことができます。
配信は過去2回までとなっていますので、お気を付けください。

むかしむかしのものがたり→ http://radiotomo.typepad.jp/old/


四月に「花咲かじいさん」
五月に「金太郎」
と時節に合わせた感じになっていて、季節感があることはとても好ましく、私は喜んでいます^^


花咲かじいさん
桜の季節にもってこいのお話ですが、
桜のお話を前記事にしておりますので、よかったらこちらもみてやって下さいませ♪
花の眠る場所。~桜の章~
とても悲しくも残酷な内容を含むので、もしかしたら難しいのかな。。などと懸念してましたが、ほんと可哀想でよくできたお話になっていました。
恭子さんのポチがとても愛らしく、尚更哀しくなりましたね。お婆さんの哀しみように、貰泣きしそうになりました。
彰さんのお爺さんの演じ分けが相変わらず素晴らしいこと~お殿さまもツボりました~

ところで、昔の犬の名前でポチって。。て、ひっかかってしまって~シロとかでないんだな~って。
でも昔話の花咲かじいさんの歌でも、きちんとポチになってたーと、思い出してみたり。

裏の畑でポチがなく~♪正直爺さん掘ったれば~♪ ←こんな歌があったんですよ^^

そこで ぽち袋の、ポチが浮かびました。

この「ぽち」を犬の名前に使うと「ちいさい」って意味になるのだろうと思います。「ちび」みたいなものなのかもしれませんね。
ぽち袋は、花町発祥のようですよ~


金太郎
こちらも言わずと知れたお話で、五月のお節句に馴染み深いですね。
いちおう平安時代、実在していたとされる人物なのでしょうか?
昔話とは少し違った、伝説にあたる人物に英雄伝が付随していったお話なのだと思います。

そうですね。石田さんの声が好きなファンには、特に、とても嬉しい仕上がりなんだと思います。
ちっこい金太郎さん。可愛いかったですねー^^

もとは今昔物語にもあるらしいですが、やっぱり江戸の頃、歌舞伎や浄瑠璃で人々の知るところになったようです。

そういえば先達て、初!人形浄瑠璃を拝見してきました^^
実は、何故か文楽の修理所?の中には入ったことあるのですが、お舞台は初めて~
文楽はずっと大事にとって置いた感があったもので、出演者の方も素晴らしかったし、感激~。。ほんと良かったです~
またハマってしまいそうで怖いくらいでした。


今回すっかり遅くなってしまったので、2回分まとめての感想とさせていただきました^^;

次回は「ねずみ経」というお話だそうです。
ねずみ経?まったく覚えがありませんが、どんなお話か楽しみですねー♪

制作ブログとまでは、大変そうだけど、ツイッターとかしないんでしょうかね~?

昔話をwebラジオで!
次回配信は5月27日(金)
RADIO TOMO!
それにしても今回のクリギムおもしろかったな~ちゃわん虫~♪
石田さんもおせんべいも、ちょこっと湿気ってるくらいのもまた好きです^^


着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
「ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室」
http://ameblo.jp/fuwafuwapannookurimono/
京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいましたhttp://ameblo.jp/fuwafuwapannookurimono/entry-10820091491.html
ありがとうございます。

ランキング
に参加しています。
ポちっとご協力お願いいたします^^
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

こちらにもポちっと!
にほんブログ村 美術ブログ 工芸へにほんブログ村

花の眠る場所。~桜の章~

2011-05-20 01:08:24 | 花の眠る場所。
山いづる

里のさ坐の たま咲きて

沈む花の香

うつろう ひらの


春になると山の神さまは、里に下り、さの坐に宿る。
「サ」というのは田の神のことで、サクラの花には昔からこの神が宿ると考えられ、特別な花でありました。

その昔。
桜の花というものは、そのような存在であったそうです。

花と言うことばは、ほ・うらと意の近いもので、前兆・先触れと言う意味になるそうです。

なるほど後に、乙女たちに花占いなどという、花のひらをちぎって、恋を占うなんていう習わしのようなものができたのも、とても自然なことのような気がします^^

山に桜の花が咲くと、その咲き方で年の稲の収穫が占われ
その故に、花が散りさってしまうことは惜しまれ、同時に桜は田の仕事始めを告げる花であり、人々にとても近しく在る花でもあったのだと思います。

さらにその昔、桜は山の桜のみであって、山は容易に人が足を踏み入れる場では無かったから、遠くより桜の花を眺めて、その花で稲の実りを占った。なので花が早く散ったら大変であったそう。

奈良朝の歌は、桜の花を賞めて居らず、鑑賞用ではなく、実用的のもの、占いの為に植えていたようで、
万葉集によると梅の花を賞めているけれども、桜の花は賞めて居ないそうです。



打ち靡(ナビ)き春さり来(ク)らし。山の際(マ)の遠き木末(コヌレ)の咲き行く 見れば(万葉巻十)

の如き歌もあるが、此は花を讃めた歌ではない。名高い藤原広嗣の歌。


此花の一弁(ヒトヨ)の中(ウチ)に、百種(モヽクサ)の言(コト)ぞ籠れる。おほろかにすな(万葉巻八)

は女に与へたものである。此は桜の枝につけて遣つたものであらう。


此花の一弁(ヒトヨ)の中(ウチ)は、百種の言(コト)保(モ)ちかねて、折らえけらずや(万葉巻八)

此は返歌である。此二つの歌を見ても、花が一種の暗示の効果を持つて詠まれて居ることが訣る。こゝに意味があると思ふ。桜の花に絡んだ習慣がなかつたとしたら、此歌は出来なかつたはずである。其歌に暗示が含まれたのは、桜の花が暗示の意味を有して居たからである。

ということが、折口信夫先生のお話からわかります。


桜は一年の生産の先触れとして重んぜられ、花が散ると、前兆が悪いものとして、桜の花の散ることは惜しまれ。また哀しみ。
うつろうはかない姿に、ものの哀れと美しさを感じ。
神の宿るこの花を愛でる心ができあがっていったのでしょうか。。


花鎮(ハナシヅ)めのお祭りが平安朝の初めからありますが。
最初は花のやすらふ事を祈るものであったそうです。それが人の体にも疫病が出ると言うので、それを退散させる為の群集舞踏になっていく。。



私たちは普段、お花というものを、癒しや飾りのように、ただふわふわとした軽やかなもののように思っているものですが、
むかしの人々は、そのうつろう花という存在にどれほどの思いをかけていたか、そして自然と真剣に向き合っていたことをとても深く感じるものでありました~^^


桜の季節にアップするつもりがこんなに遅くなってしましました^^;

この桜のお話はもとは、伊勢の友人から山の神さまと桜のお話をきいて、感動したのがはじまりで、それからボツボツとお花のことを調べていくうち、集めたお話です^^



着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
「ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室」
http://ameblo.jp/fuwafuwapannookurimono/
京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
ありがとうございます。

ランキング
に参加しています。
ポちっとご協力お願いいたします^^
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

こちらにもポちっと!
にほんブログ村 美術ブログ 工芸へにほんブログ村