一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

相国寺の伊藤若冲展

2007-05-25 21:27:02 | 美術展感想
動植採絵が30幅、全てと、本来の姿。釈迦三尊へのご荘厳ということで
、拝見することができます。

お寺の堂内で、拝見してみたい。
絵の中で、ときどき強いコントラストをみられることができます。
薄暗い堂内。横から差し込む光りにどのような、効果がみられるのでしょうか。


しかしながら、たくさんの人出です(-.-;)

金箔焼き合わせ

2007-05-16 10:44:13 | 截金の説明
金箔を三枚~四枚ほど合わせて、炭火で焼き合わせます。

この時。急に熱したりするとタワミが大きくでたり、焼きムラになったり、剥がれの原因になったりします。昔は焼きに七、八年と言われたそうですが、なるほどまだまだです。

こうして出来た箔は一面、やわらかい、あたたかい色の美しいちりめんのようになります。
この深い風合いは炭火ならではで、アイロンなどの電気の力では、私はだせたことがありません。

キリ金は、全てが些細な加減です。勿論焼きすぎたりしたら扱いづらく、色も白っぽくなってしまいますのでご注意を。

七宝とコラボ

2007-05-03 10:35:24 | 作品公開
このほど。
京七宝とコラボレーションさせていただくことが叶い、店頭に並べていただくことになりました。

五月一日、京七宝びそうさんが中京区御幸町夷川上がるに新店をオープンされ、そちらにサンプルとして置いて下さっています。

京七宝にキリ金をさせていただける。
何にもかえがたく、楽しい体験でした。