一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

2010年 日本ホビーショー

2010-04-30 03:10:47 | お知らせ
私の所属しているカトレアガラスクラフト研究会さん
http://gla-ken.net/

で、今年第34回2010年 日本ホビーショーに出展されるそうです。
http://www.hobby.or.jp/hobbyshow/10/

名称    日本最大の手づくりホビーフェア
      第34回 2010 日本ホビーショー 34th 2010 JAPAN HOBBY SHOW
会期    2010年5月6日(木)~5月8日(土) 午前10時~午後5時
会場    東京国際展示場(東京ビッグサイト) 東展示棟 東1・2・3ホール
      〒135-0063 東京都江東区有明3-21-1
      TEL.03-5530-1111(代) http://www.bigsight.jp
開催規模  2009年度実績 企業:197社、個人:154名 計720小間
主催    社団法人 日本ホビー協会
後援(予定)経済産業省/文部科学省/東京都/日本商工会議所/NHK厚生文化事業団 
     (社)日本PTA全国協議会/(社)インテリア産業協会
協賛(予定)CHA全米ホビー協会/(社)全日本文具協会/(社)日本家庭園芸普及協会
     (社)日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会/日本釦服飾手芸卸協同組合連合会
      協同組合全国花材流通協会/(社)日本縫製機械工業会/(財)日本手芸普及      協会(社)日本編物文化協会
入場料 1,000円(3日間共通券/ホビークッキングフェア2010と両会場共通入場券/高校      生以下無料)
同時開催  ホビークッキングフェア2010









私もこの中の何点か出展させて頂けることになりました^^
ご縁ある方がおられましたら、どうぞ見てやって下さいませ~

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目指す截金ガラス装飾

2010-04-28 01:48:55 | 截金の説明
日本の截金工芸とゴールド・サンドウィッチ・ガラスの融合


まだまだ未分化な截金ガラスワーク。小銭を稼ぐ為のものと言われてしまったり、”こんなもの”と罵られることも、残念ですがときどきあります^^

確かに、まだ截金ガラスワークははじめて間もないものです。私の技量が足らず稚拙さから脱出できていない事も確かなことで、そんな風に言われてしまうのも仕方のないことかもしれません。
ですが、生活の為に截金という分野を、貶めているわけではありません。

私にとって截金は一生を共にする友人のような存在です。生かし生かされる大切な関係でありたいと思っています。

この分野に私が持っている希望も確かなもので、なぜか不思議と誰に何を言われようとも、この目標としたものを諦めるつもりもありません。
もちろん迷ったり、哀しくなったり、することはありますけどね^^にんげんだもの~

ですが何度ヘコタレたって負けません~生涯を通して、少しづつでも現実のものに、そして極めていくつもりでいます。



http://www.britishmuseum.org/explore/highlights/highlight_objects/gr/s/sandwich_gold-glass_bowl.aspx
大英博物館所蔵 ゴールド・サンドウィッチ・ガラスボール
およそ紀元前270-200年

イタリア・カノッサのカタコンベより出土。おそらく副葬品。

ゴールド・サンドウィッチ・ガラスという技法は、紀元前3~4世紀からよくみられるものですが、起源は不明。
出土もヨーロッパ・ロシア・中近東の広範囲にわたりますが、制作地も不明。
謎につつまれています。

ガラスに金箔を挟んだ工芸全般をゴールド・サンドウィッチ・ガラスといいますが、ここまでの細かい装飾は、私には截金のようにしかみえません。

埋葬品である事から、何か宗教的な意味を持つ装飾品だったのでしょうか?
紀元前も日本の昔も、神仏を思って美しく装飾し、奉げる技術であったのかもしれないというのは、不思議なことです。



これから目指すものは、まるで琥珀のように、ガラスに截金の装飾を閉じ込め、奥行きを出し、美しい色とともに何層にも重ねていくことが目標です。



が。

まだまだ道のりは遠いようです。

今年は今年の一歩を進むだけですね。。。



^^。

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むら田 祇園店 さんにて

2010-04-26 19:13:00 | お知らせ
呉服・細貨 むら田 祇園店さんにて
夏用の截金ガラスワークの帯留をお求め頂きました。
大変ありがとう御座います。

ガラスという素材には、まだまだもて遊ばれている段階で、作品は子供っぽさも抜けていない代物であると思います。
しかしそれだけに、可能性をもった新たな分野でもあって、遊び心として面白いものとご理解頂ければ何より有り難いことです。

しかし材質のクオリティーは一切落としておりません。
炭火で数枚を丁寧に焼き合わせた
100%プラチナ箔
五毛(もっとも純度の高い金箔)98.9%の金箔

ベネチアンガラス
のみ使用しております。


懐大きく。
むら田さまには、ほんとうにありがとうございます。

しつこく、ギリギリまで作りつづけ、当日の朝まで焼きつづけ作業し、写真をとりそこね。
またもやご迷惑をかけています。
申し訳ありません。。

今回はご依頼でもあり、和装に合うように、渋めの色に挑戦してみました。








截金をガラスにサンドしてガラスを重ね更に截金細工し、幻想的な感じを出そうとして試みたものです。

今回25ヶほどお納めさせていただきました。
祇園店の他にも阪神店にてご覧いただけるようです。

本物をみてみたい。
と、思って下さる方がおられましたら、是非一度足をお運び頂ければ。
幸いです。

むら田 祇園店さん
ブログにも紹介していただきました。
http://www.kyoto-wel.com/shop/S81565/blog_list.html
プロフィールにも
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