一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

美麗 院政期の絵画展

2007-09-30 16:50:23 | 美術展感想
先日。
一年ぶりほどで、奈良国立博物館に行ってまいりました。
30日の最終日に記事アップとは申し訳ございません^^;

思ったより、ガラガラ。
仏像、仏画と正直かなりのものがでています。
今回、図録ばかりで見れてなかったものが念願かなってみれました。

ことに、平安末期の截金の優美なこと。美しさにため息がでます。

この美しい日本の美意識を受け継ぎ、残したいものです。

なので、一流と言われる学者さんが、おかしな絵の出版物はやめて欲しいと、思うのでした。

本物の揃う、けれども人の足の運ばれない作品展。
テレビで、有名な学者さんのおかしな絵ののった出版物、各所にたくさん置かれ売られていきます。
。。。
何かおかしくないですか


もっと身近に本物と向き合える機会が、何かつくれればとぼんやりと想うのでした。

9月22日の夢のような日。

2007-09-29 01:01:28 | よきもの
今月22日に、カフェミレットさんにて、美味しいオーガニックごはん。
MIYUさんによるヨガ体験、みつゆきさんによるアイリッシュハープ、松本学さんバーンスリーの演奏と、夢のような一日を過ごしてまいりました。

陽が落ちてゆく中、静原のやさしい自然にかこまれてヨガを体験し、おいしい元気のでるご飯をいただき、月がのぼりゆく中、アイリッシュハープとバーンスリーの演奏をきくのです。
何日かたった今では、ほんとうに夢であったのではないかと、思うほどです。

こんな素晴らしい時を用意してくださったMIYUさん樹里さん、みつゆきさんと松本さんにほんとうに感謝しております。

この素晴らしい時を、ぜひたくさんの方に体験してほしいものです。
私にできることは、伝えることくらい。できうるかぎり、お伝えしたいと思っております。

少し体調が悪く、こわばっていたのですが、すっかり毒気を抜かれふにゃふにゃになってしまいましたよ。

千賀ゆう子さんワークショップ

2007-09-28 23:54:51 | よきもの
先日。京都古門前のギャラリー葵庵さんで、おもに舞台などで活躍される女優千賀ゆう子さんによる、『語り』のワークショップがありました。

体験ワークショップなので、腹式呼吸から早口言葉と始まって、私達も語ってみましたよ~。

難しい!
ですが、語ることの美しさ、不思議を体に感じる事ができました。
先生が語ると、たとえば花舞い散る情景や景色、月の冴え冴えした情感、色、形までもがまざまざと浮かびあがります。距離や感触までもかんじるようでした。
ただ読むことから語ることによって、言葉が魂でももったようで、
あたらしい何かを垣間見たような、不思議な日となりました。

読みものから、語りものになったとたんに、精彩を放ちだす物語りもたくさんあるそうです。

今回は平家物語りと、川を皆で語りました。

そして夜には千賀ゆう子さんの語りの公演。
今回は岡本かのこの『川』。
今年6月には、京都長楽寺さんで、『建礼門院』を語られたそうです。
今回は見逃してしまいましたが、次の機会には必ず伺いたい!
長楽寺さんは建礼門院ゆかりの地であり、京都円山公園を奥まったところに位地する、静かで美しいお寺です。

そんな長楽寺さんでの公演を楽しみにしております。


ぱっとしない今日この頃。

2007-09-27 01:05:58 | ものつくり
ここまで、ものつくりが手につかないのも初めてです。
決して何も思い浮かばないというわけでもなく、作りたいものもあります。
でも向かってみると、さっぱりのらない感じ。エンジンもかかりません。
そしてあろうことか、作らなくてはいけないものまで手につきません。
ここまでひどいのもはじめて

実は、本人としてはとうとう来るべき時が来たという感じなのです。
自分の中の古いものを壊して、新しくしたい。
このまま行き詰るのか、脱皮できるのか苦しいところ^^
そんな訳で、この世の存在の根源・螺旋。旋舞をしてみました。
神秘的でかわいく、礼儀正しいセマーのダンスをマネして。
こんなかんじ。

すてきな説明のリンク

こんなとき。
静かに黙って信じてくれる人がいてくれることに、ほんとうに感謝しています。ほんとうに、ほんとうにありがとう。