シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2018年6月14日午前1 パレルモ ~パラティーナ礼拝堂

2018-09-02 19:04:01 | 旅行
10年ぶりのパレルモ散策、だいぶ印象が変わりました。お気に入りの建物も見つけました。


まずは朝食から。昨晩のレストランが朝食会場になってます。が相当怪しい雲が、、室内スペースで食べることもできるのですが、折角なので強気にテラスで朝食!なんといってもここで朝食が食べれることがホテル選びの決め手だったので負けていられません(何に^^;)頑張ります。


このミートパイ的なものが美味しくて毎日いただいてました。


もちろんここでもケーキなどの甘い物系が充実。


その中でもかなり美味しかったのが左下に写っているカンノーリ。シチリアを代表するドルチェなので記念に食べておこうぐらいの気持ちで選び、名物に美味しいものなしなんだよなぁぐらいの気持ちで食べたら、、美味しくてびっくり。


おかわりしちゃいました(笑)小麦ベースの生地は揚げられてサクサク、その中にいれるクリームはリコッタチーズペースのふんわり系。そこに入ったチョコチップもいい感じ。大きさも甘さもほどよく明日の朝の楽しみになりました^^。


若干強めに風にも負けずゆっくりコーヒーを飲みながら、今日の観光ルートを考えます。写真中央にあるカテドラーレはやっぱりもう一度観たい場所。


すると頑張っていると?ご褒美が。左側にうっすら虹が映っているのわかりますでしょうか?実際にはもっと濃く見えてさぁパレルモの町にくり出そう♪とテンションがあがります。


食堂の入り口にある絵がなんか気に入ってしまったのでパチリ。ソーセージがいい感じ。


テンション高めに散策に出発!とおもってホテルを出ようとしたらあっけにとられるぐらいの土砂降りが。。止む終えずホテルのロビーで待機します。ところが雨は弱くなるとまた強くなるの繰り返し、どうしようと思っているとどこからともなく傘売りさんが^^;5ユーロのオレンジの派手な傘を買って出発です。(傘売りさんは雨降っていないときは何しているの?と不思議に感じるぐらいいっぱいいました。)
まずはパレルモのへそと云われるクアットロ・カンティ、四つ辻・十字路という意味。まだ雨が降ったり止んだり不安定だったのでゆっくり見るのはあとにして先を急ぎます。


カテドラーレ、実は前回パレルモを訪れた際一番感動した場所。


大きな建物なのに繊細なレリーフがいっぱいでやはり美しいです。でも先を急ぎます。


何故そんなに急ぐかというと今回一番行きたい場所が一番人気の場所だったので。団体さんが来る前に入らないと!それがここパラティーナ礼拝堂。前回修復中だったため見ることができなかった場所です。現在、シチリア州立議事堂として使われているノルマン王宮内にあるアラブ・ノルマン様式の礼拝堂、まずはその煌びやかさに圧倒されます。正面のモザイク画は1800年に創られた新しいものだそう。


こちらがキリスト教美術の最大傑作の1つと云われている「聖ペテロと聖パウロを従えた王座のキリスト」こちらは古く14世紀に創られたものだそうです。玉座の絵も素晴らしいのですがその下の茶色の幾何学模様的モザイクに強く惹かれます。


大理石のアーチも細かいところまでモザイク画がびっちりと描かれています。


マルセイユなどでもアラブ・ノルマン様式の礼拝堂を見てきたのですがやはり煌びやかさでは群を抜いている気がします。眩しい!


そして煌びやかさを引き立てるこの細かい職人芸!いったい完成までにどの位の時間をかけたのでしょう。


天井部分は独特な鍾乳石飾り。レバノン杉を使ったイスラム建築様式だそうです。これは初めて見る感じ。


床にも見事なモザイク画、まったく油断できません(笑)


煌びやかな礼拝堂を満喫したあとは美しい回廊で一息。


いつの間にか晴れてきた!


なだらかな階段にアーチを組み合わせた高い天井に吊るされた灯り、シンプルなんですが好きな構図。


王宮の外をでるとやはり行列ができていました。早めに来てよかった!ただ上空は晴れているのにまだ不穏な雲が。。今日はこの傘手放せなそう。
王宮の裏で見つけた時代を感じさせる建物、教会かな。


ちょっと煤けているけど細かい装飾された鐘楼が素敵。


こちらは赤いドームが特徴的なアラブ・ノルマン様式のサン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会。椰子の木と朽ちた感が相まっていい雰囲気。


扉の上の鉄のクルン模様と壁に埋め込まれた風の植木鉢が南欧風(個人的見解^^;)


こちらの壁に埋め込まれたのは可愛らしい礼拝堂。縁取りの赤が絶妙な色合い。


オズの魔法使いのブリキの木こりのような青いオブジェが気になる建物。お店だったのかギャラリーだったのかは謎。


パレルモはアラブっぽかったり南欧ぽかったり魅力的な建物がいっぱい(私の好みの)。この何気ない四角くてベランダが鉄柵のアパートっぽい建物とか。


こちらの色鮮やかな南欧風のアパートメントも素敵。


窓の上の半円縞々飾り模様が独特。窓の上の丸い穴が睫毛の長い目みたいで窓枠と合わせるとどことなく鳥さんっぽい。


一番気に入ったのはトップの画像にしたこの建物。石壁の色合いと朽ち具合と無造作に置かれた緑のバランスが絶妙。


実は前回来たときはパレルモはゴミゴミしていて人の目つきも厳しく、カテドラーレなど観光ポイントは素晴らしいけどあまり居心地のよくない町、、というイメージだったのですが今回はどちらかというと整然として穏やかな雰囲気、、ちょっとパレルモの印象が変わり始めてきました。





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