ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

路上の子どもたち育成研修 ★番外編 スタッフの部屋★

2010年03月31日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

2日間で行われた合宿の1日目の夜に、スタッフが集まり今日の振り返り、明日の流れの確認、子どもたちの様子を共有しました。

ソーシャルワーカーのジェン「子どもたちは、よく何をしてはいけないか、何をしなければいけないかを分っていて、きちんと課題に取り組んでいたし、よく参加していたわ。それから、休憩の後にはきちんと戻って来るし、食事を用意してもらったらきちんとありがとうって言っていたわ。」

ストリートエデュケーターのノト「子どもたちは、何か書いて表現するよりも、話して自分を出す方がやりやすいみたいだね。だから、明日は話しが出来る時間を多く取った方がいいね。それから、子どもたちが落ち着いて一人で考える時間があるといいかもしれない。」

スタッフたちは、長い時間かけて用意してきたプログラムを、子どもたちの反応や流れに合わせて変えて行きます。



ソーシャルワーカーのリチャード「子どもたちは、今日夕方に集合して出発だったのに、お昼から待っていたよ。楽しみで仕方なかったんだね。」

ストリートエデュケーターのノト「”今日はみんな一人づつのベッドで寝れるよ”って言った時の子どもたちの表情見た?キラキラってしたよ。やっぱり、ベッドが一人ずつって言うのは、子どもたちにとっては、特別なことなんだよね。」

ソーシャルワーカーのジェン「今日の子どもたちは、よく参加して素直に自分を表現することが出来ていたから大成功だったと思う。そしてもっと、私たちが子どもの気持ちに触れることができれば、もっと大きなことが出来るって感じた。私も興奮して眠れそうにないわ。」

子どもたちが嬉しい時間を過ごすとき、私たちスタッフにとってもそれはとても嬉しい時間です。子どもたちが悲しい過去を振り返るとき、私たちも痛みを感じます。子どもたちが力強く前を向いている時、子どもたちを誇りに思い、私たちが貢献できたほんの少しのことを誇りに思います。

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●「書き損じはがき」を大募集中しています。
感謝を伝えるブログ「いっしょにご飯をたべよう」★
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http://www.ican.or.jp/street.html
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(認定NPOのため、5000円以上の寄付は税制優遇の対象となります。)
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*詳細:エコポイントカタログ⇒「環境活動を行っている団体への寄附」⇒「 b.リサイクル廃棄物対策」⇒「K35アイキャン」へ
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●その他、アイキャンに関する情報はアイキャンのHPへ
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危機的状況に置かれた子どもの全国キャラバン

2010年03月26日 | お知らせ
■認定NPO法人アイキャン 危機的状況に置かれた子どもの全国キャラバン
(広島県、大阪府、熊本県、東京都、山形県、北海道、愛知県)



詳しくはコチラ
http://www.ican.or.jp/event_in_japan.html

路上の子どもたちやごみ処分場周辺に住む子どもたち、先住民族の子どもたちなど、危機的状況に置かれた子どもたちの状況とその取り組みについて、フィリピンから3人のスタッフが帰国し、全国キャラバンを行います。

主 催:認定NPO法人アジア日本相互交流センターアイキャン
総合問い合わせ先:日本事務局 アジア日本相互交流センターアイキャン
【TEL】052-908-9214 【Email】ryoko_tsukada@ican.or.jp(塚田)
但し、申し込みは各会場「申し込み先」をご参照ください。
参加費:無料
受付時間:各会場の講演開始時間の30分前より。
*当日飛び入り参加も歓迎致します。どなた様も遠慮なくご参加ください。

報告内容は場所によって異なり下記A・B・Cの3タイトルのうちいずれかとなります。

【報告内容A:マニラ首都圏に生きる路上の子どもたち】
■タイトル: 「路上の子どもたちとともに、認定NPO法人アイキャンの取り組み」
■報 告 者: 清水 沙江子
(「路上の子どもたち」の事業 プロジェクトマネージャー)
■内 容:
 フィリピンのマニラを歩くと、路上で物乞い、靴磨き、物売りをしているたくさんの子どもたちに出会います。「路上の子ども」たちです。子どもたちに、家族はいるのでしょうか。学校には通っているのでしょうか。何に喜び、何に悲しみ、どのような思いで路上での生活を送っているのでしょうか。普段マニラで路上の子どもたちとともに活動している清水が、子どもたちの状況、アイキャンのこれまでの取り組みとこれからを子どもたちの「想い」に焦点を当てて報告させていただきます。

【報告内容B:ごみ処分場周辺に住む子どもたち】
■タイトル:「ごみ山に生きる人々とともに、認定NPO法人アイキャンの取り組み」
(JICA草の根パートナー事業)
■報 告 者: 野村幸代(アイキャンマニラ事務所代表)
■内 容:
 ごみ処分場周辺において健康でより豊かな生活を求めて人々とともに働くNGOの活動をご報告します。誰しも自分や家族の幸せを望んで生きていると思います。フィリピンのごみ処分場周辺に住んでいる人々も、幸せを求めてここにやってきました。厳しい現状のなかで生きる人々の喜びや痛み、そしてそんな人々ともに働くNGOの活動について、マニラ駐在員がお話しいたします。開発、国際「協力」、海外「援助」などについて、またフィリピン文化について、関心を持っている方、どうぞお気軽にお越しください。

【報告内容C:先住民族の子どもたち 】
■タイトル:「先住民族ブラアンの子どもたちとともに、認定NPO法人アイキャンの取り組み」
■報 告 者: 今里 拓哉
(「先住民族ブラアンの子どもたち」の事業プロジェクトマネージャー)
■内 容:
 ブラアン民族は数千年前からミンダナオ南部の海沿い一体で、狩猟や林産物の採取、補足的な焼畑を糧に豊かな生活を送っていたと言われています。しかし今日、彼らの多くは海から遠く離れた山奥で食べることすら間々成らない厳しい生活を送っています。一体ブラアンに何が起きたのでしょう?彼らに望みはないのでしょうか?アイキャンスタッフが現地で撮影した写真を通してブラアンの「文化」「歴史」「現状」「未来」について一緒に考えてみませんか。皆さんのご参加、お待ちしています。

場所や日程など詳しくはコチラご覧ください↓ 
http://www.ican.or.jp/event_in_japan.html

<日付順>
=広島県=
【報告内容A:マニラ首都圏に生きる路上の子どもたち】
開催日:2010年4月4日(日)

=広島県=
【報告内容B:ごみ処分場周辺に住む子どもたち】
開催日:2010年4月10日(土)

=大阪府=
【報告内容C:先住民族ブラアン族の子どもたち】
開催日:2010年4月16日(金)

=熊本県=
【報告内容B:ごみ処分場周辺に住む子どもたち】
開催日:2010年4月17日(土) 

=熊本県=
【報告内容B:ごみ処分場周辺に住む子どもたち】
開催日:2010年4月18日(日)

=東京都
【報告内容B:ごみ処分場周辺に住む子どもたち】
開催日:2010年4月20日(火) 
※中央大学の学生さんのみ

=大阪府=
【報告内容B:ごみ処分場周辺に住む子どもたち】
開催日:2010年4月23日(金)

=山形県=
【報告内容B:ごみ処分場周辺に住む子どもたち】
開催日:2010年4月24日(土)

=北海道=
【報告内容B:ごみ処分場周辺に住む子どもたち】
開催日:2010年4月25日(日)

=愛知県=
【フィリピン料理教室】
開催日::2010年4月29日(祝)

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路上の子どもたち育成研修②

2010年03月23日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

【セッション2】
「路上の子ども」を広く理解し、自分の状況と照らして考えるセッションです。
アイキャンスタッフが、スクリーンを使って、フィリピンの「路上の子ども」の状況を、統計等を通じて紹介しました。




「フィリピンには、25万人の路上の子どもたちがいます※1 。食べる物がなく、住む場所もありません。犯罪、虐待、ドラッグ、ラグビー(シンナー)等、様々な危険に晒されています。人身売買の被害にあうケースもあります。400万人の子どもが路上で働き、そのうち40%の子どもが小学校を終えることが出来ません※2。子どもたちの状況は、社会の鏡です。あなたは今どんな状況にいますか?そしてどこに向かおうとしていますか?」


次に、この問いかけに対して、子どもたちはお互いに距離を取り、1人になって静かに自分の状況を見つめます。

  

「僕の家族も含めて、ラグビー(シンナー)を含めてドラッグ中毒になってしまっています。そして、みんな15歳や16歳で子どもを産みます。」

「どんなに勉強したいと思っても、家族にお金がないこと。私は、サンパギータを売って親を助けているけど、それでも勉強する余裕がありません。教育が子どもたちには足りてないのです。」

「ぼく達の課題は、路上にあるマリファナやラグビーや抗争からどうやって遠ざかり、そして、どうやって路上で物売りをして家族を助けるかということです。僕は路上でキャンディやタバコを売っています」

「ぼく達路上の仲間は、いつも問題を起こします。盗みをしたりやラグビー(シンナー)を吸ったり、ケンカをしたり。そして、警察に連れて行かれて、同じように捕まっている人や警察から暴力を受けることもあります。」

「私の家族は、いつも食べるためのお金がないから、言い争ってばかりです。時には殴り合いのケンカにもなります。」

教育、早婚、ドラッグ、抗争、家族との関係、子どもたちは自分たちの課題を素直に話してくれました。社会の負の集まる路上で多くの時間を過ごすために、子どもたちは、犯罪や暴力、ドラッグに巻き込まれやすくなります。その状況でも必死で自分をそういったものから遠ざけようとがんばっている子、すでに関わってしまっている子、それぞれの状況が見えてきます。(続きます。)

※1 Lamberte, Exaltacion,2000 Ours to Protect and Nurture: The Case of Children Needing Special Protection, Dela Salle University – Social Development Research Center; National Project on Street Children, UNICEF Manila
※2 NSO(National Statistics Office)の2001年度の調査数字
http://www.census.gov.ph/data/pressrelease/2002/ch01prtx.html


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3月にアイキャンの事業地の子どもと交流しませんか?
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ヤシの実の可能性

2010年03月20日 | 先住民ブラアンの子どもたち
たくや@ミンダナオ

 ジェネラルサントス市で開催されていたイベントの終了に伴い、『お母さんたちのお店が開店』でご紹介した店も無事閉店しました。

 閉店間際に、アイキャン生計向上活動に参加するカリンお母さんが、好評だったヤシの実商品の背景を話してくれました。


【接客中のカリンお母さん(右)】

カリンお母さん:
 「いつも私たちは木から落ちたヤシの実を振って、その音から中の状態を判別します。中には空っぽの実もあり、それらは不要なので今までは放置していました。やがてアリが穴を開け、中の果肉をゆっくり食べ、乾燥して殻だけとなった状態のヤシの実となります。これらを活用できないかとグループで話し合ってできたのがこの貯金箱です。あっと言う間に完売したのには驚きました。今では空っぽのヤシの実を見つけたら小さな穴を開け、アリが中を食べやすいようにしています。」


【アリとお母さんのコラボ商品「ヤシの実の貯金箱」】

カリンお母さん:
 「木から落ちた際に割れてたヤシの実の殻を加工し、竹の取っ手をツタで取り付けたのがこのしゃもじです。昔、祖母が実用していたのを思い出し、それを試行錯誤しながら形にしました。材料は全て庭先に有り余っているものばかりなので、道具以外の材料費を必要としない優れた商品です。これも完売しました。」


【天然資源100%「ヤシの実しゃもじ」】

 山に住む先住民族ブラアンは「貧しい」と町の人は言います。確かに現金収入は極端に限られ、経済的に厳しい状況に置かれていることは、確かです。しかし山で暮らす彼女達が、「貧しい」と一言で彼女たちが持つ「豊かさ」をも否定されるべき存在ではないことを、お母さんたちは教えてくれます。

 近代化の波により、貨幣経済に組み込まれてしまった先住民族ブラアンの家族は、教育や医療を受けるために現金が必要となり、現金収入を得るために町に移り住むケースが後を絶ちません。しかしその多くはまともな職に就くことが出来ず、結果、現金収入のみならず、ブラアンの人たちが持っている固有の豊かな資源をも失ってしまいます。ジェネラルサントス市内の路上生活者のほとんどは、先住民族の人々です。

最後にカリンお母さんに尋ねてみました。

たくや:「出店で得た収入はどうされるおつもりですか?」

カリンお母さん:「話合いの結果、グループ全体の売上げの10%を今後の材料費としてグループ貯金します。そして残りをメンバー内で分配します。私は生活に必要な塩や砂糖を購入し、残りはもしもの時のために貯えます。」

ブラアンの子どもたちが住み慣れた山での生活を持続できるよう、お母さん達とアイキャンは取り組み続けます。

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元気に遊ぶ権利

2010年03月16日 | 先住民ブラアンの子どもたち
たくや@ミンダナオ

フィリピンの学校は6月から3月までなので、現在フィリピンの学校も日本同様に年度末です。アスパン小学校のアイキャン給食担当教諭のコルテス先生に1年を振返ってもらいました。


【いつも笑顔のコルテス先生】

たくや:「残りの給食の回数もあとわずかですね。アスパン小学校にとっての初めての給食を担当されていかがでしたか?」

コルテス先生:「正直大変だと思ったことは何度もありました。通常の業務に加え、給食材料の買出し、調理してくれるお母さんたちのコーディネート、材料費の清算など、仕事が増えるわけですし。しかし頻繁に様子を見に来てくれるアイキャンスタッフ、調理してくれる保護者、他の教師達が進んでサポートしてくれたのでやり遂げることが出来ました。また子どもたちが変わっていく様子を感じ取れることが遣り甲斐でした。」

たくや:「子どもたちにどのような変化がみられましたか?」

コルテス先生:「出席率の向上や栄養状態の改善はもちろんですが、とにかく子どもたちが元気になりました。」

たくや:「具体例を教えてもらっていいですか?」

コルテス先生:「例えば、休み時間の過ごし方が全然違います。給食がなかった去年までは、教室内や木陰でダラダラと休み時間が終わるのをただ待っている子どもが殆どでした。しかし、今は見てください。あのように、子どもたちはあっちこっちではしゃいでいます。」


【ボールの代わりにサンダルを投げるドッジボール的な遊び「スター」】


【フィリピンでも女の子に人気のゴム跳び】

給食活動は全ての子どもたちが持つ「教育を受ける権利」だけでなく、更に大切と思われる「元気に遊ぶ権利」をも保障しています。

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路上の子どもたち育成研修①

2010年03月14日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

2日間をかけて、路上の子どもたちの育成研修を行いました。アイキャンはマニラの6ヶ所で路上の子どもの事業を行っていますが、この日は、この6事業地の代表の子どもたち5名ずつ計30名が集まりました。子どもたち自身が現状を変えていくリーダーとなるために、自分たちの抱えている課題、地域の課題を共有し、それに対してどう行動していくか考え示してもらいました。

内容が盛りだくさんなので、数回に分けてご報告させていただきます。

【セッション1】
初めて出会った子どもたち同士、お互いを知るための活動から始まりました。

「今までの忘れられない経験」をテーマに子どもたち同士が共有。多くの子どもたちが悲しい過去の経験を一生懸命話してくれました。中には、「僕、泣いてもいいですか?」と断って、泣きながら話をしてくれた子もいました。





「ロープを見るといつも、父親が私を袋にいれ、縛った辛い経験を思い出します。耐えられなくなって、私は家を出ました。結局話をしないまま父は亡くなってしまいましたが、話をすれば良かったと今では思います。」

「お父さんに怒られて、お兄ちゃんが家を出て行ってしまったことです。去年お姉ちゃんが交通事故で亡くなった時のお葬式でも帰ってくることを期待していたけど、結局帰って来ませんでした。」

「この前お母さんが死んだ時です。僕は、お母さんのために何も出来なかった。結核は、薬を飲めば治るのに、僕はそこまで辿りつけなかった。」

「去年の台風で、すべての家が流されるのを見た時です。」

「お父さんが出稼ぎから戻ってきて、家族に渡したお金がたった500ペソ(約1,000円)のみだったこと。その500ペソは、今でも忘れられません。」

スタッフが子どもたちに聞きます。「自分の話をしてどう感じた?」
子どもたちが答えます。「自分の気持ちを出すことが出来て良かった。」「気持ちが軽くなった。」

辛い気持ちを外に出し、そしてその気持ちを受け入れてくれる人たちがそこにいること。その経験は、気持ちを静め乗り越える助けになっていきます。

未来に向けた行動を考えることが、今回の育成合宿の目的ですが、まずは、自分を見つめること、そこが子どもたちにとってスタートとなります。



(続きます。)

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知花くららの地球サポーター再放送

2010年03月12日 | お知らせ
アイキャンが特集されていた番組が、BSジャパンと、北海道、九州の地上波で、放送されるようですのでお知らせいたします。

アイキャンはフィリピンの以下の事業になります。
・パヤタス地区における地域型保健事業及び生計向上事業

下記番組概要です。

タイトル:知花くららの地球サポータースペシャル
放送局・日時
BSジャパン:3月20日(土)16:00~17:20
テレビ北海道:3月22日(月・祝)15:30~16:50
TVQ九州放送:3月22日(月・祝)15:00~16:20

タイ、ソロモン諸島、ニカラグア、インドネシア、マラウイ、フィリピンの
6カ国から合計18話分の放送。

■タイ編■
・コミュニティーにおける高齢者向け保健医療・福祉サービスの統合型モデル形成プロジェクト
・アジア太平洋障害者センタープロジェクト
・農業協同組合におけるコミュニティーリーダー育成プロジェクト

■ソロモン諸島編■
・カカラ水供給計画
・青年海外協力隊派遣 (技術科教師) 新名真明さん
・青年海外協力隊派遣 (言語聴覚士) 松浦晴美さん

■ニカラグア編■
・青年海外協力隊派遣 (助産師) 小野寛子さん

■インドネシア編■
・ジャカルタ都市高速鉄道計画
・ジャカルタ漁港リハビリ計画
・シニア海外ボランティア派遣 (手工芸) 岡田美智子さん
・南スラウェシ州地域保健運営能力向上プロジェクト

■マラウイ編■
・小規模灌漑開発技術協力プロジェクト
・マラウイ共和国中部ンコタコタ県における保健・医療・衛生及び栄養改善計画
・青年海外協力隊派遣 (家畜飼育)小林太郎さん

■フィリピン編■
・メトロマニラ西マンガハン地区洪水制御事業等
・パヤタス地区における地域型保健事業及び生計向上事業
・イロイロ州地域活性化・LGUクラスター開発プロジェクト

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中央分離帯に暮す家族、再定住の始まり

2010年03月11日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

台風の被害を受けた家族の再定住が始まりました。

移住先は、2つに分かれます。1つは、ケソン市UPAO(Urban Poor Affairs Office)が準備した土地、ブラカン州サンホセデルモンテです。UPAOは、市役所機関でケソン市に暮す都市貧困層への再定住プログラムを実施しています。サンホセデルモンテは、マニラ中心部から約2時間北に行った場所にあり、ここに約15家族がすでに移住を終えました。この場所に家族ごとに小さな家が用意され、2011年から月に200ペソ(約400円)づつの支払いが始まります。すでに引越したお母さんによると、まだ電気や水は通ってないけれど、マニラよりずっと空気のきれいな場所とのことでした。

もう一方は、前回ブログでご紹介した、リサール州アンティポーロです。こちらは、3月末に移住の予定となりました。大統領管轄の委員会であるPCUP(Presidential Commission For The Urban Poor)が地主から土地を買取り、再定住地先として提供するものです。土地は無料で提供されますが、建物は自分たちで建てなければなりません。PCUPは、都市貧困層が土地や家を含む社会的サービスへアクセスできるように働いている政府組織です。

アンティポロについて、以下のブログをご参考ください。
http://blog.goo.ne.jp/icanmanilaoffice/e/9c5863dcc6de7c81fa6b4b2494ff3ef1

サンホセデルモンテに引越しをする前に子どもが話をしてくれました。「今住んでいるところには、友達もたくさんいるから、移動するのは、少し悲しいの。でも、今のところには、家がないでしょ。向こうには、家があるの。でも家がなくても、6ヶ月も過ごしたから少しは慣れて来てたの。これからどうなっちゃうのかしら。分らないわ。」

子どもたちも再定住地先の生活について不安に思っているようです。再定住をした家族の子どもたちの多くは、学期の途中で転校をするには、いろいろな書類をそろえたりと手続きに時間がかかるため、親戚や知り合いの家に住まわせてもらい、学校をそのまま続けています。しかし、3月末に学期が終わり新しい年度が始まれば、子どもたちも移住することになります。家族が新しい場所で生きていくために必要なものは、やはり仕事です。そして、アンティポロに移住する家族にとっては、家と仕事です。アイキャンでは、移住先でも役に立てることが出来るように職業訓練を継続していくと同時に、アンティポロで家もないなか生活をスタートさせるために、住民とアイキャンの活動は続きます。

【現在も中央分離帯で暮す人々、小屋の様子】


【ここにも、2月11日以前には家がありましたが、引越しになくなりました】


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ピーナッツが給食に

2010年03月08日 | 先住民ブラアンの子どもたち
たくや@ミンダナオ


【アイキャンによる給食】

アイキャンは先住民族ブラアン族が通う5つの小学校で、学校と保護者と学校給食を行っています。その取組みの一つに学校菜園があります。学校は収穫を販売したり、そのまま給食の材料にすることで、将来はアイキャンなしに、子どもたちへ給食を提供することを目指しています。

以前『子どもたちと水牛による学校菜園』でお伝えしたダタールサルバン小学校はサツマイモを植えた後、更にトウモロコシの菜園を試みました。

しかしフィリピンはエルニーニョ現象による高温・日照りが続いており、アイキャン給食校の菜園も影響を受けてしまっています。トウモロコシは打撃を受け、収穫は微々たる程度でした。これには皆ショックを受けています。


【日照りの影響で実が小さいトウモロコシ】

この経験を活かし、学校・保護者・アイキャンの三者は話合いを重ね、リスクの少ない作物や実験的に様々な作物を栽培することなどを検討しました。

そして先日、ピーナッツの収穫が実現しました!


【収穫直前のピーナッツ菜園】


【実りを喜ぶ保護者たち】


【収穫したピーナッツの一部】

この収穫の収益でダタールサルバン小学校は全校生徒を対象とする給食を2回実施できることになります。これを受けて、PTAはこれに手ごたえを感じ、更に学校の敷地を菜園用として活用することを決定しました。


【新たに学校菜園として開墾されることになった土地】

学校と村人、アイキャンの挑戦はまだまだ続きます。

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魔よけのお守り

2010年03月06日 | 先住民ブラアンの子どもたち
たくや@ミンダナオ

赤ちゃんをあやしたつもりが、逆に泣かせてしまう。先住民族ブラアンの人々はこれを「意図しない呪い」があやそうとした大人から赤ちゃんに移ってしまったのだと言います。敏感な赤ん坊はこの呪いに反応して泣き出すのです。

また、親しみをこめて肩をポンと触られることってありますよね。ブラアンの人々はこの際にも意図せず呪いが移されてしまうことがあると言います。この場合には、触れられたらその場ですぐ触り返すことによって、呪いが中和され、呪いを阻止することが出来きるのです。

しかし赤ちゃんや幼い子どもは無防備です。そこでお年寄は、ブソックと呼ばれる草の実を子どもの身に付けさせます。このブソックの実には「魔除」のチカラが秘められており、呪いやお化けから身を守ってくれると昔から伝えられているのです。


【山奥に生息するブソックの実】

アイキャン生計向上活動の一環でブラアンのお母さん達がアクセサリに活用する天然ビーズもこのブソックの実です。最近までは畑に生える雑草扱いされていたようですが、お母さん達が作るアクセサリに活用されることにより、「ステキなお守り」としてその価値が見直されているそうです。


【天然ビーズアクセサリを作る技術研修に参加している母親とそれを見守る子どもたちとアイキャンスタッフ】


【ブソックの首飾を2つも身に付けるブラアン少女】


【アイキャン生計向上活動に参加するブラアンのお母さん達によってケータイストラップにもなったブソックの実】

人見知りしてすぐ泣き出してしまう赤ちゃんにアイキャン天然ビーズアクセサリを身に付けると泣かなくなるかもしれませんね。

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紙芝居の贈り物(子どもたちのデング熱保健教育)

2010年03月03日 | ごみ処分場の子どもたち
ゆきも@まにら

アイキャンの子どもたちの保健教育に新しい教材が加わりました。
昨年夏に研修でアイキャンの事業地を訪れた日本人の方から、紙芝居の贈り物が届いたのです。






題材は、「デング熱の予防」についてです。この紙芝居は、アイキャンのパヤタス事業地や路上教育の事業地で使っている教材をリメイクしたものです。女の子のセクシーな蚊のロリットちゃん(デング熱を運ぶ媒体)が主人公のお話です。





この手作り紙芝居を使い、パヤタスの青少年活動に参加する子どもたちを対象に保健教育を実施しました。この日参加したのは、7歳から16歳の32名です。

従来の教材はせいぜいB5サイズくらいの大きさなので、毎回子どもたちは絵を見ようと、看護師マデットやヘルスボランティアに押し掛けるようにして保健教育を受けます。

でも、この日はそうではありません。絵が大きくてきれいで見易いので、みんな珍しく落ち着いて席に着いて学ぶことができました。



ところが、今回はみんなきれいな紙芝居に釘づけになってしました。
「え~~、これほんとにお絵かきなの?大きくってよく見えるね。」
「日本人からのお友達と交流したけど、絵の才能がある人が多いね。」



子どもたちは、実際に絵具を使って紙芝居を作っている日本の学生さんの写真を見ながらひたすら歓声をあげていました。

子どもの皮膚を指して、おいしそうに血を吸うロリットちゃんの絵や、体内に入ったデング熱菌がヘモグロビンに噛みつく絵など、分かりやすい絵ばかりです。



あまりにも子どもたちが絵にみとれているので、この日は看護師マデットが紙芝居を使ったデング熱の予防について話をした後、それぞれの子どもが紙芝居の一幕を手に、自分たちで絵を見ながら解説をしました。



この日の参加したレイアちゃんは紙芝居の解説に、自分がデング熱にかかった時のことをみんなに話しました。「熱が出て、鼻血が出て苦しいのよ。ぼうふらが繁殖しないように、雨水は溜めたらダメなのよ。雨期は特に気をつけなくちゃ。」

レイアちゃんのほかにも、自分自身の苦しかった経験や、近所のおばさんの病気の体験を話し始める子どもの姿がありました。この紙芝居を通して、パヤタスでそして路上で、多くの子どもたちが正しい保健の知識と実体験を広めていってくれることを願っています。

紙芝居創りにご協力して下さったみなさま、どうもありがとうございました。
大切に使わせていただきます。

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