ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

歌おう!踊ろう!演じよう!(2)

2012年04月28日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

人に見せる、見せ方をゲームの中で練習していきます。

◆ゲームⅠ
講師「トントントントンという、太鼓の音に合わせて走り、ストップの合図で、ポーズを決めていきます。私がいる場所がいつも前だと思ってください。私も走るので、どこが前になるか、考えて止まってポーズを決めてね。はいスタート!トントントントン・・・・・(子どもたち走り回る)」

「ポーズ!(子どもたち止まってポーズを取る)」


「OK!もう一回行きます。トントントントン・・・・・(子どもたち走り回る)」

「ポーズ!じゃ、次は、自分のスペースを確保して、大きくポーズします。スタート、トントントントン(子どもたち走り回る)・・・・・・」

「ポーズ!(子どもたち止まってポーズを取る)」

「よし!じゃ、次は、前の人は、体を低くしてポーズ、真ん中の人は、中ぐらいの高さ、一番後ろの人は、高く大きくポーズして。はい、トントントントン・・・・・(子どもたち走り回る)」

「ポーズ。(子どもたち止まってポーズを取る)」


「ここで練習したのは、①必ず観客の方に体を向けること、②みんなが見えるように高さを調節すること、③自分のスペースを確保することでした。少し身について来たかな。」

◆ゲームⅡ
講師「次のゲームは、太鼓の音が止まったら、お題を出します。お題を出したものをチームで形作って表現してください。はい、スタート!トントントントン・・・ストップ!お題は、屋台でご飯を食べるシーン」

(子どもたちがグループになって、シーンを作る。)
講師「じゃ、それぞれ、どんな気持ちか言ってみて?」
ご飯を食べている人の役:「おいしいなー。」
ハエが来ないように扇いでいる人の役:「もう、帰りたいなー。」
机の役:「机って疲れるんだよなー。」



講師「じゃ、次行きます!トントントントン・・・・・ストップ!お題は、ジープニーです。」

(子どもたちが、グループでジープニーの様子を作る)
講師「じゃ、それぞれ、どんな気持ちか言ってみて?」
乗客1の役:「支払いです!」
乗客2の役:「支払いです。」
ドライバーの役:「お客さん、どこまで?」
ジープニーの後ろに掴まってタダ乗りしている乗客の役:「一緒に乗せてください」



ここでも大切なのは、さっき練習した、①観客の方を向くこと、②高さを調節すること、③自分のスペースを確保、それから、こっちのチームは、特によかった点は、何だと思いますか?」

「笑わず、照れずに真剣に役になりきってた。」
「声が大きくでていたこと。」

講師「そうね。照れたり笑ったりしたら、見てる方は、どう思うかしら?それに、お客さんに理解してもらうために、大きな声を出すのもとても大切なことね。」

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ビアオ村に学校を建てよう(4)

2012年04月15日 | 先住民ブラアンの子どもたち
まい@ミンダナオ

ビアオ小学校の建築開始から約40日が経ちました。棟木だけだった屋根に、緑色のシートが敷かれていきます。これでもう雨が降っても大丈夫です。


【シートを重ねて屋根が出来上がっていきます】

内装もどんどん教室らしくなってきました。これまで砂で埋められていた教室の床に、針金の枠を作ってセメントを流し込み、平らにしていきます。ここに椅子や机が並べられ、子どもたちの声が響き合う日が、ますます待ち遠しくなってきます。


壁を見ると、長方形の2つの穴が開けられています。何のためのものでしょうか?


これは、電気のソケット用に開けられたものです。日本の家や学校では「電気がつく」というのは当然のことかもしれませんが、この地域では、多くの家には電気が通っていません。そして学校であっても状況は同じです。天気が悪くて室内が暗いときであっても子どもたちはそのまま勉強を続けるしかありません。ビアオ小学校に電気が通ることで、子どもたちの教育環境がよくなることが期待されます。


【天井裏から電気の配線を通します】

校舎本体の工事がほぼ終わったところで、外側・内側の壁や天井に、白いペンキを塗っていきます。これで見栄えもよくなってきました。



【壁一面が白いペンキで塗られていきます】

教室に、窓とドアが取り付けられました。窓は、先生たちの希望もあり、子どもたちの安全を考えた木製のサッシです。


【窓のサッシが取り付けられていきます】


【教室の前で笑顔を見せる子どもたち】

いよいよ完成まで間近です。

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歌おう!踊ろう!演じよう!(1)

2012年04月03日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

3月29日から31日の2泊3日で、自己表現ワークショップキャンプを行いました。講師には、PETA(Philippine Educational Theater Association)の方をお招きしました。みなさん、プロのアーティストとして、各方面で活躍されています。

24人の路上の子どもたちが集まりました。会場は、マニラから3時間ほど離れた山の奥、普段の路上の喧騒を忘れさせてくれる静かな場所です。

このワークショップの目的は、子どもたちが、自分を表現する機会を持つこと、そして、このキャンプに参加した子どもの中からさらに選考し、次に本格的な演劇を作ります。地域で、路上の子どもたちへの理解を深めてもらうための啓発活動として、子どもたちが演じる演劇です。ですので、子どもたちにとって、かなり厳しいトレーニンングとなりました。

まずは、ウォームアップのゲームです。




そして、3チームに分かれてて旗を作り、チーム名とチームリーダーも決めました。

【チーム太陽】


【チーム路上の子】

がんばった子どもには、いろいろな賞がもらえることになっています。それに向けて、子どもたちは、一生懸命です。いろんな技術を上げていくには、人の言うことを聞き、自分をコントロールすることが大切です。賞をあげて褒めてあげることは、子どもたちにとって、自分をコントロールするインセンティブになります。

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