さえ@まにら
さっそくですが、問題です。(答えは文末に)
1.「国連の子どもの権利条約」は、4つのカテゴリーに分かれている。それは、生きる権利、育つ権利、参加する権利、教育を受ける権利の4つである。マルかバツか?
2.フィリピンは、アキノ大統領が1989年に「国連子どもの権利条約」に署名した。マルかバツか?
3.「国連の子どもの権利条約」では、17歳未満を子どもと定義する。マルかバツか?
この内容は、先日実施したバランガイ(政府の一番小さい単位の役所)におけるセミナーで勉強した内容の一部です。
路上の子どもたちに対して、炊き出しや路上教育、医療活動、通学補助などたくさんの活動をしていますが、子どもたちに対する活動だけでは、十分ではありません。路上の子どもの存在は、大人の無関心によって作りだされ、偏見によってさらに状況は悪化していくからです。
そこでアイキャンが行っているのが、バランガイに「子どもを守る委員会」を作る取り組みです。例えば、出生証明書を出し忘れている人がいないかを確認したり、学校からドロップアウトした子どもたちに、別の教育を提供出来るようにしたり、虐待を受けた子どもたちの保護と家族への介入等が委員会の仕事となります。この委員会の特徴は、メンバーとして、バランガイの役員だけでなく、地域の子どもに関わる人たち、例えば、保育所の先生、小学校の先生、保健師、教会、NGO等も一緒にメンバーとして参加します。地域を巻き込んで、たくさんの人の目で子どもたちを守っていく仕組みを作るのです。その取り組みの中の1つとして、子どもの権利のセミナーを実施しました。
セミナーの最後にビデオを見ました。女の子が虐待をされ、近所の人や、神父さん、学校の先生、そして母親にSOSを出しますが、誰も信じてくれず、助けてくれないという内容のものでした。その感想で参加者の1人が言いました。「この女の子は、いろいろな人に助けを求めに行ったけど、バランガイには行かなかった。それは、バランガイが何かあった時に助けてくれるということを知らないからだと思う。私たちは、委員会を作っていくと同時に、子どもたちや地域の人たちに知らせていかないといけない。」と。
路上の子どもたちは、バランガイの役人というと、盗みをしたら捕まえに来る人、追いかけてくる人というイメージを持っています。そして、捕まえられる際に理不尽な暴力を振るわれることもしばしばあります。子どもたちが、何かあった時に自らバランガイに助けを求めに来られるように、子どもたちのイメージを変えていく必要があります。そのためには、まずはバランガイの役員、地域の人たちの子どもたちへの理解を深めるようにアプローチが必要です。子どもの権利が守られる地域を目指して。
答え)1.バツ 教育を受ける権利ではなく、守られる権利。教育を受ける権利は、育つ権利に含まれる。2.マル 3.18歳未満が正解
国連の子どもの権利条約について <参考:ユニセフのホームページ>
******************************
●東日本大震災の活動
http://www.ican.or.jp/tohoku.html
●平成22年度外務大臣表彰受賞
http://blogs.yahoo.co.jp/ngo_ican/archive/2010/08/29
●スタッフ・インターン・ボランティア募集
http://www.ican.or.jp/
●「書き損じはがき」を大募集中しています。
感謝を伝えるブログ「いっしょにご飯をたべよう」★
http://blog.goo.ne.jp/atsumeyou
●路上の子どもが幸せに成長できるように、会員になっていただける方を募集しています。
http://www.ican.or.jp/street.html
●ご寄附の受付はこちらとなります。
(認定NPOのため、2,000円以上の寄付は税制優遇の対象となります。)
http://www.ican.or.jp/members.html
●その他、アイキャンに関する情報はアイキャンのHPへ
http://www.ican.or.jp/
さっそくですが、問題です。(答えは文末に)
1.「国連の子どもの権利条約」は、4つのカテゴリーに分かれている。それは、生きる権利、育つ権利、参加する権利、教育を受ける権利の4つである。マルかバツか?
2.フィリピンは、アキノ大統領が1989年に「国連子どもの権利条約」に署名した。マルかバツか?
3.「国連の子どもの権利条約」では、17歳未満を子どもと定義する。マルかバツか?
この内容は、先日実施したバランガイ(政府の一番小さい単位の役所)におけるセミナーで勉強した内容の一部です。
路上の子どもたちに対して、炊き出しや路上教育、医療活動、通学補助などたくさんの活動をしていますが、子どもたちに対する活動だけでは、十分ではありません。路上の子どもの存在は、大人の無関心によって作りだされ、偏見によってさらに状況は悪化していくからです。
そこでアイキャンが行っているのが、バランガイに「子どもを守る委員会」を作る取り組みです。例えば、出生証明書を出し忘れている人がいないかを確認したり、学校からドロップアウトした子どもたちに、別の教育を提供出来るようにしたり、虐待を受けた子どもたちの保護と家族への介入等が委員会の仕事となります。この委員会の特徴は、メンバーとして、バランガイの役員だけでなく、地域の子どもに関わる人たち、例えば、保育所の先生、小学校の先生、保健師、教会、NGO等も一緒にメンバーとして参加します。地域を巻き込んで、たくさんの人の目で子どもたちを守っていく仕組みを作るのです。その取り組みの中の1つとして、子どもの権利のセミナーを実施しました。
セミナーの最後にビデオを見ました。女の子が虐待をされ、近所の人や、神父さん、学校の先生、そして母親にSOSを出しますが、誰も信じてくれず、助けてくれないという内容のものでした。その感想で参加者の1人が言いました。「この女の子は、いろいろな人に助けを求めに行ったけど、バランガイには行かなかった。それは、バランガイが何かあった時に助けてくれるということを知らないからだと思う。私たちは、委員会を作っていくと同時に、子どもたちや地域の人たちに知らせていかないといけない。」と。
路上の子どもたちは、バランガイの役人というと、盗みをしたら捕まえに来る人、追いかけてくる人というイメージを持っています。そして、捕まえられる際に理不尽な暴力を振るわれることもしばしばあります。子どもたちが、何かあった時に自らバランガイに助けを求めに来られるように、子どもたちのイメージを変えていく必要があります。そのためには、まずはバランガイの役員、地域の人たちの子どもたちへの理解を深めるようにアプローチが必要です。子どもの権利が守られる地域を目指して。
答え)1.バツ 教育を受ける権利ではなく、守られる権利。教育を受ける権利は、育つ権利に含まれる。2.マル 3.18歳未満が正解
国連の子どもの権利条約について <参考:ユニセフのホームページ>
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●平成22年度外務大臣表彰受賞
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●その他、アイキャンに関する情報はアイキャンのHPへ
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