ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

ノトが日本の地域から学んだこと。

2011年01月31日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら


【終了証書を受け取るノト】

ストリートエデュケーター(路上教育者)のノトが11月から12月の中旬までJICA大阪で行われた地域開発の研修に参加しました。研修参加者は、ノトの他、南アジアと南米からNGOや政府機関で開発に関わる4人と、日本人数人です。少人数で、しかもワークショップや実践を取り入れたとても濃い研修でした。


【水俣市でのワークショップの様子】

地域開発の中で、「地域」の定義や、外部者として地域へ入っていく方法、課題(問題)の見つけ方、どう住民と課題の認識を統一し、一緒に解決を目指すかそのプロセスを細かく学びました。地域開発の実践モデルとして、熊本県水俣市を訪問しました。日本の4大公害病の1つ水俣病が発症した水俣市ですが、ここ水俣市では、「元気村作り条例」が2001年に制定され、豊かな村作りが住民たち手によって行われ成功を収めています。公害を乗り越え、そして、住民たちの力で元気を取り戻した、その成功の秘訣は何なのか、探しに行きました。


【右端、ノト】

路上の子どもたちの事業は、除々に地域を巻き込んだ事業へ大きく発展しています。家庭における子どもを守る機能が家庭内暴力や養育放棄によって崩壊した時、次ぎに子どもを守り得るのは地域の機能です。その機能がしっかりと子どもたちを守ることが出来れば、「路上の子ども」という現象は、予防できるはずだと私たちは考えます。路上から地域へと広がる事業の中で、ノトの学んだ研修の成果を存分に発揮してもらいたいと思っています。

また、ノトは、フィリピンから出ること自体が始めてでした。「日本で、一番びっくりしたことは何?」と聞くと、「日本人の礼儀正しさ、そして公共マナー、ポイ捨てをしないとか交通ルールをすごく守っていることにびっくりした。」と言っていました。研修のみならず、日本の文化に触れたことや他国からの参加者と友情関係を築けたことも、彼の中でとても大きな財産となったようです。

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誇れる伝統のために

2011年01月27日 | 先住民ブラアンの子どもたち
たくや@ミンダナオ


【伝統衣装を身にまとい舞う先住民族の少女】

アイキャンの生計向上活動に参加する先住民族はそれぞれの伝統衣装を大切にしています。祭りや行事の際などに身にまとい、その姿は大変艶やかです。しかし貧困化が進むにつれ、新しい伝統衣装を作る担い手が減少しています。特にその特徴である模様は人々の記憶によってのみ受け継がれいるため、少しずつ廃れ、失われていると言います。

生計向上活動担当のアイキャンスタッフたちは忙しいスケジュールの合間を見つけては伝統模様のデータ化を少しずつ進めています。そしてこれから伝統衣装や伝統模様を施した手工芸品を作ろうとするお母さんたちに提供し、参考にしてもらっています。


【エクセルを応用して伝統模様のデータ化を進めるハーミー(左)とシーナ(右)】

 
【衣装だけでなく、ポーチやカバンに施された伝統模様】

上の写真はまだ試作段階なので、アイキャンはお母さんたちと共に品質向上に取り組み続けています。先住民族の子どもたちが誇る伝統を守るためにできることはまだまだあります。

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紙芝居の贈り物 第2弾

2011年01月24日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

去年の春に日本の中学生からマニラの子どもたちの教材にと、紙芝居が届けられました。

その第2弾として、2つ目の紙芝居がこの年末に届けられました。
さすが美術部のみなさん、絵の迫力や色使いに引き込まれるような紙芝居です。



今回の紙芝居のお話は、「お兄ちゃんがモンスターになっちゃった」という題で麻薬の危険性を分りやすく子どもたちに教えてくれる内容になっています。ベトリスちゃんという女の子が主人公です。ベトリスちゃんのお兄ちゃんのライアン君は、友達の誘惑に乗り、麻薬に手を出してしまいます。ライアン君は、麻薬中毒になるまでは、いつも妹の相手をして遊んでくれるとてもやさしいお兄ちゃんでした。そのお兄ちゃんが麻薬のせいでモンスターのように変わり果ててしまい、その姿に心を痛めるベトリスちゃんのお話です。



ストリートエデュケーターのエドセルによる紙芝居の始まりです。

エドセル「みんなモンスターって知ってる?どういうのをモンスターって呼ぶのかな?」
子どもたち「悪い霊に取り付かれたらモンスターになるんだよ。」
子どもたち「病気になったらモンスターになるんじゃないかな。」
エドセル「そっか、そんなモンスターもいるかもしれないね。じゃ、このお話の中のモンスターがどんなモンスターか見てみようか。」

エドセルは、子どもたちが理解しているのを確かめながら、ゆっくりとお話を進めて行きます。

エドセル「みんなこのお話を聞いて、どんな気持ちになった?どう思ったかな?」

子どもたち「お兄ちゃんが中々良くならなくて悲しかった。」
子どもたち「他の知らない人や、悪い人に付いていっちゃいけないなと思いました。何をしようとしてるか分らないから。」
子どもたち「子どもでも、誰が信用できるか、何が良くないことか分ってないといけないんだと思いました。」



この紙芝居、路上の各事業地で使わせてもらいました。私が仕事帰りに事業地の近くを通りかかった時、1人の子どもが駆け寄って来て言いました。「この前ね、セッションで麻薬のお話を聞いたんだよ。絵がすごかったんだよ。さえも来ればよかったのに!」

日本の高校生のみなさんの気持ちは、確実に子どもたちに届いたんだなと、私もとても暖かい気持ちになりました。

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村に水を引こう。(3)

2011年01月22日 | 先住民ブラアンの子どもたち


たくや@ミンダナオ

深刻な水問題に悩まされているマリガヤ村に水を引くための水道パイプが、途中のバルナボ村とアスパン村まで到達しました!

参考
水源→バルナボ村→アスパン村(今ここ!)→マリガヤ村(目標!)

関連記事:『村に水を引こう。』 『村に水を引こう。(2)』

4年ほど前に地域行政によって、水源→バルナボ村→アスパン村まで水道が引かれました。しかし水漏れや水詰まりや破損により、十分な水量が供給されず、村は常に水不足な状態が続いていました。よってマリガヤ村まで水道パイプを延長する前に、まず既存の水道パイプの点検補修工事を行いましたた。

水源は山奥に位置し、車やバイクでは行くことはできません。そのためアイキャンは地域行政や工事担当業者、3つの村の人々ととともに、人海戦術で資材の運搬から水道パイプの設置までを行っています。


【水源にある貯水タンクの補修工事】


【山中に水道パイプを引く様子】


【山中に水道パイプを引く様子】


【古い水道パイプを掘り起こし、新しいパイプに交換する作業】

水道が到達したバルナボ村とアスパン村の住民の声です:

バルナボ村の住民:
「水がこの村に到達したと聞いた時は本当に嬉しかったです。これからは小川まで行くことなく、家で洗濯することができます。」

アスパン村の住民:
「今までの水量とは大違いです。これまでは貯水タンクが満タンになることはなく、常に飲み水が不足していました。しかし今回の工事により、タンクは安全な水でいっぱいです。」


【家で洗濯するバルナボ村のお母さん】


【安全な水で水浴びを楽しむアスパン村の子どもたち】

アスパン村からマリガヤ村まで約3キロ。マリガヤ村に水が引かれるまであと少しです。

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街での販売。

2011年01月18日 | 先住民ブラアンの子どもたち


たくや@ミンダナオ

ジェネラルサントス毎年恒例のイベントに、先住民族ブラアンのお母さんたちが出店しました。これは技術訓練し続けてきた手工芸品を町の人に販売するという生計向上活動研修の一環です。

市内のイベントに出店するのはこれが2回目です。前回の経験者はさすがに堂々と接客することができています。


【町の人に接客するブラアンのお母さん(左)】


【若い子には天然ビーズのアクセサリが人気】

約3週間の販売期間を終えたお母さんたちの感想です:

「前回に比べて出店場所は悪く、店舗は小さいです。しかしそれでも商品の種類は増え、より多くの人に販売することが出来ました。」

「前回の人気商品である竹やココヤシ貯金箱を多く製作したところ完売しました!私たち先住民族が作る商品が売れて嬉しいです。」

「もっと販売する機会を持ちたいと思いました。地域の中心部にも簡単な店舗を構えることが出来ないか、メンバーと相談しているところです。」

先住民族であることに対して劣等感を抱いていたお母さんたちに確かな変化を見て取ることが出来ます。

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路上の青年リーダー、今年の振り返り

2011年01月15日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

2010年2月からグループ化された路上の青年たち、ジャストワーカーたちは、この日、振り返りのセッションをしました。

ソーシャルワーカーのローズ

ジャストワーカーが始まったのが、いつか覚えてる?そう2月だね。始まってから今月で11ヶ月目です。今までどんなことをして来たか、振り返ってみましょう。みんなで思いつく限り書き出してみようか。



そう、まずはみんなが始めて会った合宿があったね。それから、事業地を回って行った月に1回のミーティング。ラグーナでの2回目の合宿では、問題解決セッションや夜ロウソクを使ったセッションをしたよね。10月にはジャストワーカーメンバーが中心となったパン屋さんの職業訓練が始まりました。高齢者の団体やパヤタスの事業地への訪問もしました。

みな一緒にここまで歩んで来ました。その中での、みんなの今の時点での強みと弱みを考えて見ましょう。人間誰でも強みと弱みを持ち合わせています。強みだけ、弱みだけの人っていないでしょ。では、また思いつく限り書き出して見てください。

強み
・協力するようになった。
・忍耐強くなった。
・それぞれの地域のリーダーになってきた。
・スタッフの話を良く聞くようになった。

弱み
・恥ずかしがり屋。
・騒がしい。
・協力しない子がたまにいる。





ソーシャルワーカーのローズ
「はい、みんなありがとう。この弱みが、次の年のみんなをガイドしていく鍵となっていきます。人間すぐに変わるものではないんですね。でも、自分たちの弱みと強みを認識しておくことで、今は弱みを使わずに、強みを使おうと自分をコントロールしていくことが出来るようになると思います。ずっとこの弱みを弱みのまま持っていたいですか?いたくないですよね。なので、自分をコントロールする練習を少しずつしていきましょう。」

少しずつですが、子どもたちが確実に変化しています。

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夢はアイキャンすること

2011年01月11日 | ジェネラルサントスの子どもたち
たくや@ミンダナオ

この日は月初めの土曜日。ジェネラルサントスの奨学生が通学費を受け取りにアイキャン事務所を訪れる日です。奨学事業担当のインダイは奨学生や保護者たちから近況を尋ねながら通学費の受け渡しをします。また日本にいるパートナーさんから届くお手紙やお誕生日カードを奨学生に渡す日でもあります。


【通学費の受け渡しを行うインダイ(右)】


【パートナーさんからお誕生日カードが届きました!】

通学費を受け取った後、高校4年生のキャロルが自身について話してくれました。

キャロル:
「私は12人兄姉の末っ子としてジェネラルサントスに生まれました。父は小さな塗装業を営んでいますが、幼い頃は生活がとても苦しかったのを覚えています。」

インダイ:
「その頃の状況を説明してくれる?」

キャロル:
「私が小学3年生の時、父が病に伏せ職を失ってしまいました。また同時期に兄の一人が盗みの疑いをかけられ投獄されたのです。」

インダイ:
「生活費は誰が稼いでたの?」

キャロル:
「母が清掃人を始めました。しかし日給25ペソ(約50)なので14人を養うことは出来ません。私たち兄姉は近所の家の家事をすることで食事に有りつけてました。そんな生活が4年間も続きました。」

インダイ:
「兄姉は学校を続けることできた?」

キャロル:
「当時まだ通学していた二人の兄は高校を中退せざるを得ませんでした。アイキャンの奨学生でなかったら、当時小学生だった私も間違いなく中退していたでしょう。私が学校に通い続けることが出来たのはアイキャンと日本にいるパートナーさんのおかげです。」

インダイ:
「他にアイキャン奨学生で良かったと感じたことある?」

キャロル:
「幼い頃の私はとても恥ずかしがり屋で消極的だったのを覚えています。しかしアイキャンが催すワークショップや演劇や漫画製作などの活動に参加する事によって私は多くを学び、様々な才能を伸ばすことが出来ました。特に今年は奨学生代表として『子ども議会』に参加し、マニラの路上の子どもたちや日比国際児と出会い語れたことは貴重な経験となりました。」

インダイ:
「今年、高校卒業した後の予定は?」

キャロル:
「大学でビジネスマネージメントを専攻したいと思っています。そしていずれは起業して、その儲けを地域に還元することが私の夢です。アイキャンが私たちに様々なチャンスをくれたように、今度は私が地域の子どもたちに学校へ通うチャンスを提供します。」


【左から奨学事業担当スタッフのインダイ、キャロルの母、キャロル、キャロルの父】

キャロルをはじめアイキャン奨学生たちは活動を通して、地域の子どもたちに絵本の読み聞かせ活動や炊出し活動を企画し、実行し続けています。アイキャンは奨学生たちが「出来ること(I CAN)」の輪を広げ続けてくれる事を信じています。


【地域の子どもを集めて絵本の読み聞かせを行うキャロル】

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明けましておめでとうございます~展示会のお知らせ~

2011年01月08日 | 子どもの参加
ゆきよ@まにら。

明けましておめでとうございます。

フィリピンでは爆竹や花火の中で新年を迎えました。大きな音で災いを吹っ飛ばすという中国からきた言い伝えがあるそうです。私の自宅の前には台湾系の方が住んでいるのですが、大みそかのカウントダウン前には、その方が何十もの連発爆竹を道路に敷き詰めて火をつけたので、うちの場合は、けたたましい音ともうもうとした煙に包まれた年のはじめとなりました。静けさの中にお寺の鐘が鳴るのを聞きながら、こたつに入っておそばを食べる年越しが、非常になつかしいです。。。

さて、ICANフィリピンの仕事始めは1月3日。4日にはマニラ事務所スタッフミーティングを行いました。



上のミーティングの写真で話しているのは、子どもたちによるエコの取り組みについてです。昨年末から今年に入るまで、フィリピンの子どもたちと日本の子どもたちが自分たちの環境を守る取り組みを絵に描いてきました。フィリピンの子どもたちは日本の子どもたちの描いた絵から、いろんなことを学びました。





今月は、フィリピンの子どもたちの絵が日本に届き、名古屋市イオン大高店にて1月13日から16日までみなさまに見ていただけます。もちろんいったんフィリピンに届いた日本の子どもたちの絵も日本に戻し、一緒に展示いたします。両国の子どもたちのエコの取り組みを多くの方に見ていただければと思います。

今年も子どもたちの交流だけでなく、社会の中でかき消されがちな子どもたちの声にしっかり耳を傾けて、そして子ども自身が声をあげる場を作っていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。