さえ@まにら
先日、内務省やマニラ市の路上の事業地のバランガイ(最小行政単位)の人たちとともに、「路上の子どもたち」についての研修を行いました。路上の子どもたちの問題の解決には、NGOだけでなく、行政を含めて対策を行っていくことが重要です。この日は、バランガイ(最小行政単位)の役員たちが、路上の子どもたちへの理解を深め、行政として何が出来るのか考えてもらうためのオリエンテーションです。
その中で、いつもアイキャンの活動に参加している路上の子どもの一人が、行政の人たちに自分たちの状況を知ってもらうために、勇気を出して話してくれました。
「僕は、マーク(仮名)17歳です。マニラ市に住んでいます。小さい頃から、路上にいて、スリやシンナーなどたくさん悪いことを学びました。でも、路上にいる子どもの背景には、壊れた家庭があるのです。みなさんに聞いて欲しいことがあります。僕は、14歳の時盗みをしたという理由で捕まりました。でも、その時は僕は盗みをしていなかったのです。何かあるとぼく達は見た目や住んでいる場所で判断され、疑われます。だから、みなさんにお願いです。ぼく達を、その環境だけで判断しないで下さい。同じように路上に住む子どもたちも、みんないい子ばかりです。アイキャンに関わるようになってから、僕は変わりました。盗みも止め、お給料は小さいけど、働く場所も見つけました。盗みは、もちろんご飯が食べられないから盗みをしていたのだけれども、自分で汗を流して働いたお金で、ご飯を食べるのは、やっぱり気持ちよいことです。僕の仕事は、使わないタイヤを集めて来て、タイヤから鉢を作ることです。それから、今は、アイキャンのTシャツ印刷技術のトレーニングを受けていて、それも仕事に出来るといいなと思っています。」
【Tシャツ印刷技術トレーニングに参加するマーク_写真手前】
【1年前のマーク_写真左】
あるバランガイの役員の方がマークにコメントをくれました。
バランガイ役員:「マークは、アイキャンと関わってどれくらいになるの?」
マーク:「1年ちょっとです。」
バランガイ役員:「あなたが、気が付いたこと、仕事をして生活をよくしていくこと、あなたの影響を受けて、そのことに気づいて変化していく子どもたちがたくさん出てくるといいわね。」
路上の子どもたちが直面する課題は、行政とNGO、地域や家族、そして社会全体で解決していかなければならない課題です。しかし、行政やNGO、地域や家族、社会に存在する一人ひとりは、どれだけ路上の子どもたちの「現実」を知っているのでしょうか。
社会を動かすのは、子どもたち自身です。
******************************
●平成22年度外務大臣表彰受賞
http://blogs.yahoo.co.jp/ngo_ican/MYBLOG/yblog.html
●スタッフ・インターン募集
http://www.ican.or.jp/
●「書き損じはがき」を大募集中しています。
感謝を伝えるブログ「いっしょにご飯をたべよう」★
http://blog.goo.ne.jp/atsumeyou
●路上の子どもが幸せに成長できるように、会員になっていただける方を募集しています。
http://www.ican.or.jp/street.html
●ご寄附の受付はこちらとなります。
(認定NPOのため、2,000円以上の寄付は税制優遇の対象となります。)
http://www.ican.or.jp/members.html
●エコポイントをアイキャンに寄付することにより、「環境xフェアトレード」を盛り上げることができます。
*詳細:エコポイントカタログ⇒「環境活動を行っている団体への寄附」⇒「 b.リサイクル廃棄物対策」⇒「K35アイキャン」へ
●その他、アイキャンに関する情報はアイキャンのHPへ
http://www.ican.or.jp/
先日、内務省やマニラ市の路上の事業地のバランガイ(最小行政単位)の人たちとともに、「路上の子どもたち」についての研修を行いました。路上の子どもたちの問題の解決には、NGOだけでなく、行政を含めて対策を行っていくことが重要です。この日は、バランガイ(最小行政単位)の役員たちが、路上の子どもたちへの理解を深め、行政として何が出来るのか考えてもらうためのオリエンテーションです。
その中で、いつもアイキャンの活動に参加している路上の子どもの一人が、行政の人たちに自分たちの状況を知ってもらうために、勇気を出して話してくれました。
「僕は、マーク(仮名)17歳です。マニラ市に住んでいます。小さい頃から、路上にいて、スリやシンナーなどたくさん悪いことを学びました。でも、路上にいる子どもの背景には、壊れた家庭があるのです。みなさんに聞いて欲しいことがあります。僕は、14歳の時盗みをしたという理由で捕まりました。でも、その時は僕は盗みをしていなかったのです。何かあるとぼく達は見た目や住んでいる場所で判断され、疑われます。だから、みなさんにお願いです。ぼく達を、その環境だけで判断しないで下さい。同じように路上に住む子どもたちも、みんないい子ばかりです。アイキャンに関わるようになってから、僕は変わりました。盗みも止め、お給料は小さいけど、働く場所も見つけました。盗みは、もちろんご飯が食べられないから盗みをしていたのだけれども、自分で汗を流して働いたお金で、ご飯を食べるのは、やっぱり気持ちよいことです。僕の仕事は、使わないタイヤを集めて来て、タイヤから鉢を作ることです。それから、今は、アイキャンのTシャツ印刷技術のトレーニングを受けていて、それも仕事に出来るといいなと思っています。」
【Tシャツ印刷技術トレーニングに参加するマーク_写真手前】
【1年前のマーク_写真左】
あるバランガイの役員の方がマークにコメントをくれました。
バランガイ役員:「マークは、アイキャンと関わってどれくらいになるの?」
マーク:「1年ちょっとです。」
バランガイ役員:「あなたが、気が付いたこと、仕事をして生活をよくしていくこと、あなたの影響を受けて、そのことに気づいて変化していく子どもたちがたくさん出てくるといいわね。」
路上の子どもたちが直面する課題は、行政とNGO、地域や家族、そして社会全体で解決していかなければならない課題です。しかし、行政やNGO、地域や家族、社会に存在する一人ひとりは、どれだけ路上の子どもたちの「現実」を知っているのでしょうか。
社会を動かすのは、子どもたち自身です。
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(認定NPOのため、2,000円以上の寄付は税制優遇の対象となります。)
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●エコポイントをアイキャンに寄付することにより、「環境xフェアトレード」を盛り上げることができます。
*詳細:エコポイントカタログ⇒「環境活動を行っている団体への寄附」⇒「 b.リサイクル廃棄物対策」⇒「K35アイキャン」へ
●その他、アイキャンに関する情報はアイキャンのHPへ
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