ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

TULAY PROJECT:絵手紙ありがとう!~ピキット・タリタリ小学校にて~

2009年03月31日 | 紛争地の子どもたち
ゆきも@まにら



日本とフィリピンを結ぶTulay Projectの一環として昨年行われた絵手紙大会の続編をご報告します。Tulay Projectでは、愛知県の中学生とフィリピン各地の子どもたち5,000人以上が「私と僕の、楽しい嬉しい瞬間」と題した絵手紙を描(書)き、海を越えて子どもたちの元へと届けられています。(詳しくはこちらをご覧ください)

今月中旬、ミンダナオ島北コタバト州ピキットにあるタリタイ小学校の子どもたちに、日本の中学生のお友達からの絵手紙が届けられました。

絵手紙を手に愛知県の中学生の皆さんのメッセンジャーとして訪れたICANスタッフ2名は、一瞬のうちに子どもたちに囲まれて押し潰されかけてしまいましたが、子どもたちは学年毎に一枚一枚手元に受け取ると、食い入るように絵手紙を見比べ始めました。



「うわ~、この文字なんだ~?私たちのとは違う!」とか「字は読めないけど、この子はお友達がたくさんいるからハッピーだよって、言ってるんだ!」と、小さな教室は笑い声と喜びに満ちた声に溢れました。

タリタイ小学校を含むピキット周辺の子どもたちは、武力衝突による避難と帰還を長年繰り返してきました。このような背景から、特にモロ(イスラム教徒)でマギンダナオ族の子どもたちが多く住むこの地域では、「キリスト教徒」や外から来る知らない人たちに対して強い警戒心を示すこともあります。

ピキットの子どもたちが描いた絵手紙の多くは、平和を願うPEACEという文字や、暴力のない土地で家族が仲良く暮らしている絵、畑に家畜が横たわっている牧歌的な絵が描かれていました。日本の中学生のお友達はこれらのメッセージからピキットの子どもたちにどんな思いを巡らせるのでしょうか。

ミンダナオ島では、子どもの平和を願う心を踏みにじる暴力が相次いでいます。
28日金曜日には、北コタバト州の隣のマギンダナオ州で再び政府軍とMILF部隊との8時間に及ぶ武力衝突が発生し、30名近くが犠牲となりました。

ICANはいつか国境を超えた子どもたちが将来ともに手を取り合い、お互いを暴力の手から守れる仲間になるよう日本とフィリピンの子どもたちの「かけ橋(TULAY)」であり続けます。


【この日は間近に控えた卒業式の練習が行われました。卒業生おめでとう!】



『必ずあります。私にできること』

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手芸ワークショップ~ビーズで小物作り~

2009年03月30日 | ごみ処分場の子どもたち
まい@まにら

3月上旬、サバイタヨの子どもたちから前々からリクエストの出ていたビーズの小物作りのワークショップが、屋根が完成したばかりのCCCの屋上でおこなわれました。


講師はケソン市の社会サービス開発課(Social Service development department)で生計向上のための手芸トレーニングなどを専門としているメン先生にお願いしました。

今回子どもたちが挑戦したのは携帯ストラップ、イヤリング、ブレスレット、ネックレスです。はじめてにメン先生が子どもたちの前で説明をしながら一つづつ作っていきます。




次に、各テーブルに材料が配られ子どもたちが先生のサンプルを参考にしながらビーズの大きさや色を組み合わせて自分たちの小物を作っていきます。





難易度はそれほど高くないのですが、なにしろ細かい作業。特にペンチを使って接合するときなどはそれまで笑っていた子どもたちも真剣なまなざして取り組んでいました。






今回参加したのは10歳~18歳までの子どもたち27人。将来販売できるものを作れるようになって、サバイタヨの活動に還元できたらと夢は膨らんでいます。今後も、子どもたちは訓練を通して継続的に腕を磨いていきます。子どもたちは、より質の高い素敵なアクセサリが作れるようになってコミュニティ内外での販売したい!と楽しみながらも真剣です。

ICANでは、サバイタヨの子どもたちのほか、コミュニティに住む若者や大人を対象に職業技術訓練を行っています。現在多くの住民が、ごみ山が閉鎖しても住みなれた土地で人々が豊かな生活の営みを保ち続けられるよう、収入につながる技術を身につけています。



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TULAY PROJECT:絵手紙ありがとう!~カヌマイ分校にて②~

2009年03月26日 | 先住民ドゥマガットの子どもたち
まい@まにら

先日、カヌマイ分校で絵手紙の引渡しを行った後、ICANスタッフが数人の生徒に引き止められました。何かと思うと・・・。

なんと日本からの絵手紙を受け取った高校生3人がそれぞれすぐに以下の返事を書いて渡してくれました。(注:全てタガログ語だったため以下、訳しました)





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日本の皆さんへ

お元気ですか?皆さんからの絵手紙を受け取り、お礼をいいたくて手紙を書きました。日本の皆さんも僕が書いた絵手紙を喜んでもらえたらいいのだけど・・・。
僕が受け取った絵手紙はとてもきれいでした。本当にありがとうございました。

ジョマールより

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こんにちは。お元気ですか。
あなたにもらった絵手紙は本当に素敵でした。
是非、いつかお友達になりたいですね。
本当にありがとうございました。まだ会ったことはないけどきっとあなたは本当に優しい人なんでしょうね。いつも、楽しくすごしてくださいね。
そして、これからも健康に気をつけてくださいね。

あなたの友達“ルビー”より

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こんにちは。

お元気ですか?
私も神様のご加護のおかげで元気に過ごしています。日本での学校はどうですか?まだ会ったことがないけど、なんだか友達になったような気分です。
あなたからの絵手紙を受け取ったとき本当にうれしかったんですよ。
フィリピンにいる私の元に届いたあなたの絵手紙はとってもとってもきれいでした。いつか是非、フィリピンにも遊びにきてください。

ミルナより




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SPNPのメンバー紹介~ミリーさん~

2009年03月25日 | フェアトレード
まい@まにら

今日はマジックバッグや帽子などを担当しているミリーさん(仮名)をご紹介します。

はじめに紹介したバンビさんと同じく、SPNPの結成メンバーとして2001年から参加しています。その前は乳飲料の訪問販売をしていました。しかし当時住んでいた家が強制退去となり、1998年にパヤタスに引越してきました。




ミリーさんは4人の娘さんのお母さん。もともと裁縫についてはあまり知識はなかったのですが、SPNPに参加してトレーニングを受けて今では、マジックバッグ丸い小銭入れ、3 in 1 ポーチ、帽子鍋つかみカフェエプロン、ショルダーバッグ、ブックカバーなどたくさんの商品を担当しています。

***********************

●SPNPに参加して楽しかったこと、よかったことはなんですか?
一番楽しいのは、SPNPに参加して友達がたくさんできたことです。
たくさんの技術も身につけることができ、知識も増えました。この活動によって家計の収入向上につなげることができましたし。

そしてやはり、注文が入ると嬉しいですし、研修などでパヤタスを訪れてくれる日本人のお客さんに会うことも楽しいです。でも何より、毎日仲間と一緒に楽しみ、協力して作業するということが楽しいですね。

●将来の目標はなんですか?
仲間たちと、今後もずっと一緒に仕事がしたいと思います。そして将来もっと他の商品を増やすために、色々なトレーニングを受けてみたいと思います。

●日本の皆さんにメッセージを。
商品を購入してくれている皆さん、本当にありがとうございます。私たちの作った商品を気に入っていただけて、うれしいです。





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TULAY PROJECT:絵手紙ありがとう!~カヌマイ分校にて①~

2009年03月24日 | 先住民ドゥマガットの子どもたち
まい@まにら

日本とフィリピンを結ぶTulay Projectの一環として昨年行われた絵手紙大会の続編をご報告します。Tulay Projectでは、愛知県の中学生とフィリピン各地の子どもたち5,000人以上が「私と僕の、楽しい嬉しい瞬間」と題した絵手紙を描(書)き、海を越えて子どもたちの元へと届けられています。(詳しくはこちらをご覧ください)



2月9日にはアンティポロ国立高校の分校に、日本の中学生の皆さんが書いた絵手紙139枚が届けられました。校庭に全校生徒が集合し、一人ずつ、絵手紙が手渡されました。生徒たちは既に昨年の9月にまだ見ぬ「日本の友達」に向けて絵手紙を書いていたため、その返事として届いた絵手紙を何度も読んでいました。



「大切にとっておいて日本から誰かお客さんが来たときや、日本人と知り合いになったら見せてあげるんだ」

「この手紙を書いたのはどんな人なのかな?」

「自分が描いたカードが日本に送られたと思ったら嬉しいな」

生徒の皆さんからもたくさんの質問や喜びのメッセージをもらいました。




そしてなんと、絵手紙の引渡しが終わったらサプライズが。
サプライズの内容は、また次回報告します。

路上教育 -ブルメントリットでは

2009年03月23日 | 路上の子どもたち
まい@まにら

ICANでは2006年から、ブストスにある『子どもの家』で勉強する元路上で暮らす子ども達の通学支援を行っていましたが、昨年より現在、路上で暮らす子ども達の調査およびストリートエジュケーション(路上教育)を進めています。(詳細はこちらのページをご覧ください。)

2月21日、ブルメントリット(マニラ市北部)にて路上の子ども達を対象にしたアートワーク活動がICANの路上教育スタッフによって行われました。クレヨンで絵を描くためにスペースを探していると子ども達のほうから「あそこに少し広い場所があるよ」と教えてくれました。絵を描きながら8~18歳の子ども達と話をすることができました。





ブルメントリットで出会った子ども達は、もともと家族が線路脇に住居を構えていて強制立ち退きを経験したケースが多いです。また現在も家族と連絡を取っている子ども達は比較的少なく、学校に通っている子どももあまりいません。

自分が「今日一日」を生き抜くために路上で寝食を行い24時間を路上で過ごします。ブルメントリットの路上で暮らす子ども達の多くはごみからリサイクルできるものを換金したり、あるいは通行人からお金をもらってその日の自分の食費に充てています。
また、生き延びるために窃盗やひったくりなど法を犯してしまう子ども達もいます。空腹を忘れるために、シンナーを吸って紛らわす子どももいます。



ICANでは今後も「現実の生活」と「夢」を引き出した上で、少しでも路上の子どもたちの夢に近づくように、路上で様々な活動を行っていきます。今月末に予定されているのは、「子どもの権利」のセッションに「薬物使用の害」について混ぜたものです。このエリアの子どもはシンナー漬けになっている子が少なくないためです。

今後さらにこのエリアでもまたほかのエリアでも、性教育、道徳、保健教育などのレクチャーを路上で行っていきます。



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SPNPのメンバー紹介~ネネさん~

2009年03月18日 | フェアトレード
まい@まにら

SPNP(パヤタスの生計向上のためにがんばる母親達)のメンバー紹介、第三回目はネネ(仮名)さんを紹介します。

SPNPでの最年長、59歳。トレードマークは大きなめがねとにっこりスマイル。(私の中の個人的なトレードマークですが・・・)
SPNPに参加する前から編み物や雑巾作りをしていたので裁縫技術もとても高度。担当商品は、編み財布、携帯ケース、にわとり鍋つかみ、バティックワンピース等々。



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● SPNPに参加して楽しかったこと、よかったことは何ですか?

SPNPに参加するようになって、色んなことが変わりました。私は1人で2人の子どもを育てているのですが、私の収入だけで子ども達を学校に通わせることができるようになりましたし、日々の生活で必要なものも私の収入でなんとかまかなえるようになりました。

●将来の目標はなんですか?

私たちのグループがもっと発展して大きくなっていくことを期待しています。そして、仕事などを必要としている他の仲間たちにとってもSPNPが彼女たちの支えになって行きますように願っています。


●日本の皆さんに一言メッセージを。

私たちパヤタスに暮らす住民をサポートしてくださり、ありがとうございます。今後も、よろしくお願いします。本当にありがとうございます。そして、皆様にも神のご加護がありますように。



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ぎょう虫退治は怖くない!

2009年03月16日 | ごみ処分場の子どもたち
まい@まにら

先月、パヤタスのCCCコミュニティケアセンターにて、子ども達を対象としたぎょう虫の虫下しが行われました。今回はCCCの預かり保育の園児たち21人を含む69人が参加しました。
また、現在、ICANが職業訓練支援を行い、薬剤師の講座を受けているパヤタス住民二人がアシスタントとして作業に参加しました。2歳~13歳までの子ども達が集まったのですが、まずは、看護師マデットによる子ども達と保護者に向けてぎょう虫についてのレクチャーが行われました。


【お母さんたちに薬について説明する看護師スタッフ】

子ども達にわかりやすいように絵を使って、ぎょう虫がどのようにして体に入ってくるか?どうやって体の中で成長するのか?どれくらいの量の卵が体の中に生みつけられるかなどの説明が行われました。パンツをはかないまま地面に座り込んだり、爪や指から口に入り込んだりする以外にも、きちんと加熱していない食肉を介して入ってくる場合もあるそうです。

子ども達の中には既にきょうだいや近所の友達からぎょう虫について見聞きして「薬を飲んでお尻からギョウチュウが出てきたらどうしよう」と怖がっている子どももいます。また、お母さんや保護者の中にも「ギョウチュウが動きながら子どもの口や耳から出てきたら怖い」ということで、虫下しをためらう人もいます。

ギョウチュウの状態によってはそういうケースもあるそうなのですが、ケースによっては虫下しの薬を飲む前にぎょう虫を眠らせる薬を飲ませ、動きを静めてから虫下しを投与するそうです。(その結果、便と一緒に出てくるとか。)




レクチャーが終わると、検温を行い、熱が無い場合は、保護者が同意書に署名をした後、薬が与えられます。(普通、虫下しの薬を飲むのは3~6ヶ月に1度が理想的なのですが、薬を飲んでいるかどうか確認も含め同意書に署名をしてもらいます)


【同意書に目を通すお母さんたち】



まずセンターで飲み方のデモンストレーションをして、この後3日間、家でも薬とビタミン剤を飲み、その結果をCHV(ヘルスボランティア)やマデットまで報告するそうです。(結果によって次回の虫下しの時期や予防方法について再度アドバイスをします。)




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コミュニティケアセンター屋上に屋根がつきました!

2009年03月12日 | ごみ処分場の子どもたち
まい@まにら

2007年に改築され、パヤタス事業の活動の中心となっているコミュニティケアセンターCommunity Care Center(以下、CCC)では、現在屋上の屋根の建設が進んでいます。

もともとCCCは、外務省日本NGO支援無償資金協力の助成金やケアセンター改築キャンペーン等を通してパートナーの皆様、一般市民の方々から集まった寄付により2007年10月に改築が実現しました。(関連記事はこちら

しかし、当時「円」が暴落し当初予定していた屋上の屋根の建設まで完成させることができませんでした。屋上は風通しも見晴らしもよくスペースも広いため、子ども達の活動場所にも適しているのですが、実際は、日中は日差しが強すぎて炎天下での活動に使用するには限界がありました。実際に、わずかな壁の影に避難しながら話し合いをしている子ども達の姿もあり・・・。

この度、名古屋南ロータリークラブさま、SHOM(在比各国大使夫人のグループ)のみなさまからの寄付により、念願の屋根設置が実現できました。工事は2月半ばから始まりました。




【工事の様子】



【2月末に完成しました!】

あと事故防止のために屋上の周りにフェンスをつけてもらうことになっているのですが、そちらはまだ完成していません。ちなみに屋根の設置はフィリピンのNGO業界で建築関連の仕事をよく請け負っているカビテの業者さんにお願いしました。

3月には早速このスペースを使って子ども達の色々な活動が予定されています。今後このスペースで行われる子ども達や地域の人たちの活動も追って報告していきます。

フェアトレ商品生産組織:SPNPのメンバー紹介~バンビさん~

2009年03月09日 | フェアトレード
まい@まにら

ICANのフェアトレ商品の主なものは、パヤタスの女性たちの組織SPNPが生産しています。今回はそのSPNP(パヤタスで生計向上のためにがんばるお母さんたち)のお母さんたちを紹介したいと思います。

まず始めはSPNP代表のバンビさん(仮名)をご紹介します。



高校生の息子さんを持つお母さんです。SPNPに参加する前は専業主婦をしていましたが、2001年SPNP結成時に結成メンバーとして参加します。2007年からはSPNPの代表を務めています。

********************************

● SPNPに参加して楽しかったこと、よかったことは何ですか?
他の仲間と研修に参加できたことですね。自分の生活に関して言えば、自分がSPで働くことによって家計を助けることができていることです。ここでの収入で子どもを学校に通わせることができています。

●今後の夢、目標は何ですか?
SPNPがもっと展開していくことを望んでいます。今は作業所を借りているから毎月家賃を払っているけど、いつかは自分たちのビル・建物で作業をしたいと思っています。そして、もっと顧客も増やしていきたいし、SPNPのメンバーもいつかは100人くらいまでに増やしたいと思っています。(にっこりスマイル)

●担当商品について。
私はテディベア、あみぐるみ(ぶたもじゃこ、かえる、スマイリー、ハチ、トリ、猫など)を作っています。一番作るのが好きなのはぶたもじゃこですね。反対に、作るのが難しいのはあみぐるみのです。顔や体が他のものに比べて編み方が少し複雑なので・・・。

●日本の皆さんにメッセージを。
私たちの活動を支援してくださって本当にありがとうございます。
また、今後ともご支援よろしくお願いいたします。





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避難所から消えた避難民~北コタバト州ピキット・シリク避難所~

2009年03月02日 | 紛争地の子どもたち
ゆきも@まにら





2月初旬、野外のテントや倉庫、学校などを仮設住宅として避難所生活をしていたピキット避難民の多くが突然避難所から姿を消しました。ピキットの市長が、集落への帰還を言い渡したのです。今は当初ピーク時の避難民のわずか10%ほどが避難所に残り生活を続けています。

2月13日にシリク避難所で出逢った男性もそのうちの一人です。「家には戻らないのですか?」とのスタッフの質問に、男性は「いつまた戦いが再開するか分からない。まだ正式に(比政府とMILFの二者間で)停戦協定が結ばれていないから恐ろしくてここを離れることが出来ない。」と言います。

避難したその日から畑や家を放置せざるをえなかった人々、また避難生活の傍ら日中だけ村に戻り畑を耕してきた人々の多くは避難生活に終止符を打ち、村へと帰って行きました。避難所に残っている人々の多くが、村に戻っても生活を復興していく手段や耕す土地がない人々だといわれます。またそれ以外には、地方政府が「帰還しても問題ない」と宣言した周辺5集落以外の出身者が避難所に残っています。

スタッフが「市長はこのまま避難所にいても、今後一切の救援物資はないと言っていますが、ここでどうやって生きていくのですか?」と聞くと、男性は「私たちの避難所生活はもう半年以上になります。救援物資がなくてもその都度変わる状況に自分の生活を合せながらどうにか生きていく手段はたくさんあるのです。村に帰り
命の危険を冒すより、ここでの生活難の方がましです。」と話してくれました。



男性の話を聞いていると、既に避難所を去ったはずの女性が会話に加わってきました。この女性は同じくピキットのランガイェン村出身の人で、つい最近までこのシリク避難所で暮らしていた一人です。この日は、避難生活で使っていた自分のテントを確認しに来ていたようです。テントにはまだ家財道具などが多く残されているのです。

この女性によると、「市長は、集落に戻った人たちにはお米などの食糧配給を約束する、と言ったのに1週間経ってもまだもらえません。」とのこと。この話から、避難所から人がいなくなったのは、治安が安定が理由というよりも、支援のいらない状態が意図的に作られた、という印象を受けます。支援のニーズが見えないところに移動しただけ、といった感じでしょうか。

DSWDの方によると現在、NGOが避難所に支援に入ることは禁じられているそうです。



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