たくや@ミンダナオ
今日はアイキャンが活動するミンダナオ島ジェネラルサントス市の「2009年度小学1、2年生の栄養状況」のデータを、皆さんと一緒に見ていきたいと思います。
これはジェネラルサントス市にある64の小学校に通う1、2年生の体重を「平均以下」「平均」「平均以上」の三段階にその頭数を記した政府のデータです。ポイントを絞って以下に紹介します。
(バゴンシラン小学校の体重測定の様子)
◆ 町別に注目 ◆
ジェネラルサントス市は8つの町(ディストリクト)から構成されていますが、この内、体重が「平均以下」の子どもが最も多い上位3つの町は以下のとおりです。
<ジェネラルサントス市内における体重が「平均未満」の1、2年生の割合>
1、ファティマ町 ・・・ 35.4%
2、ブラ町 ・・・ 34.9%
3、ブアヤン町 ・・・ 34.8%
今年アイキャンが給食活動を展開している5校の内、4校がこの「ファティマ町」に位置し、1校は「ブヤアン町」に位置しています。
◆ バランガイ別に注目 ◆
さらにフィリピンの町は「バランガイ」と呼ばれる行政区分の最小単位に分かれます。日本で言う「村」に近いかもしれません。ファティマ町の場合、2つのバランガイ、「バランガイ・サンホセ」と「バランガイ・ファティマ」から構成されています。
<ファティマ町における体重が「平均未満」の1、2年生の割合>
1、バランガイ・サンホセの5校 ・・・ 54.2%
2、バランガイ・ファティマの5校 ・・・ 16.6%
2つ目のバランガイ・ファティマは主に平地で、ここに位置する5校はいわゆる「町の学校」と言われています。それに対してバランガイ・サンホセは丘陵地で、ここにある5校はいわゆる「山の学校」で、主に先住民族のブラアンが通う学校です。同じファティマ町の中でも、町のこどもと山の子どもの栄養状態に大きな差があることがわかります。
言うまでもなくアイキャンの給食校は全て山の学校です。
<ファティマ町における体重が「平均以上」の1、2年生の割合>
1、バランガイ・サンホセの5校 ・・・ 0%
2、バランガイ・ファティマの5校 ・・・ 2.5%
さらに体重が「平均以上」の子どもに関して見てみましょう。町のバランガイ・ファティマの1、2年生もたった2.5%しかいませんが、山のバランガイ・サンホセに住む1、2年生には「平均以上」の子は1人もいません。
(ダタールサルバン小学校で給食のためのキッチン建築中)
アイキャンは、このような栄養状態にも関わらず、頑張って通学するブラアンの子どもたちが空腹を気にせず学校活動に専念できる環境を、地域の人々とともに少しずつ築き上げています。
******************************
ミンダナオ島の子どもが幸せになれるように、ICANでは3つの事業を行っています。会員になっていただける方、ご寄附をしてくださる方を募集しています。
1、ブラアン族の子どもたち(特に募集中!)
http://www.ican.or.jp/gensan_feeding.html
2、紛争地の子どもたち(特に募集中!)
http://www.ican.or.jp/pikit.html
3、ジェネラルサントス市内の子どもたち
http://www.ican.or.jp/gensan.html
子どもたちの教育環境を向上させる「書き損じはがき」も募集中です。
http://www.ican.or.jp/kakisonji.html
その他、アイキャンに関する情報はアイキャンのHPへ
http://www.ican.or.jp/
今日はアイキャンが活動するミンダナオ島ジェネラルサントス市の「2009年度小学1、2年生の栄養状況」のデータを、皆さんと一緒に見ていきたいと思います。
これはジェネラルサントス市にある64の小学校に通う1、2年生の体重を「平均以下」「平均」「平均以上」の三段階にその頭数を記した政府のデータです。ポイントを絞って以下に紹介します。
(バゴンシラン小学校の体重測定の様子)
◆ 町別に注目 ◆
ジェネラルサントス市は8つの町(ディストリクト)から構成されていますが、この内、体重が「平均以下」の子どもが最も多い上位3つの町は以下のとおりです。
<ジェネラルサントス市内における体重が「平均未満」の1、2年生の割合>
1、ファティマ町 ・・・ 35.4%
2、ブラ町 ・・・ 34.9%
3、ブアヤン町 ・・・ 34.8%
今年アイキャンが給食活動を展開している5校の内、4校がこの「ファティマ町」に位置し、1校は「ブヤアン町」に位置しています。
◆ バランガイ別に注目 ◆
さらにフィリピンの町は「バランガイ」と呼ばれる行政区分の最小単位に分かれます。日本で言う「村」に近いかもしれません。ファティマ町の場合、2つのバランガイ、「バランガイ・サンホセ」と「バランガイ・ファティマ」から構成されています。
<ファティマ町における体重が「平均未満」の1、2年生の割合>
1、バランガイ・サンホセの5校 ・・・ 54.2%
2、バランガイ・ファティマの5校 ・・・ 16.6%
2つ目のバランガイ・ファティマは主に平地で、ここに位置する5校はいわゆる「町の学校」と言われています。それに対してバランガイ・サンホセは丘陵地で、ここにある5校はいわゆる「山の学校」で、主に先住民族のブラアンが通う学校です。同じファティマ町の中でも、町のこどもと山の子どもの栄養状態に大きな差があることがわかります。
言うまでもなくアイキャンの給食校は全て山の学校です。
<ファティマ町における体重が「平均以上」の1、2年生の割合>
1、バランガイ・サンホセの5校 ・・・ 0%
2、バランガイ・ファティマの5校 ・・・ 2.5%
さらに体重が「平均以上」の子どもに関して見てみましょう。町のバランガイ・ファティマの1、2年生もたった2.5%しかいませんが、山のバランガイ・サンホセに住む1、2年生には「平均以上」の子は1人もいません。
(ダタールサルバン小学校で給食のためのキッチン建築中)
アイキャンは、このような栄養状態にも関わらず、頑張って通学するブラアンの子どもたちが空腹を気にせず学校活動に専念できる環境を、地域の人々とともに少しずつ築き上げています。
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ミンダナオ島の子どもが幸せになれるように、ICANでは3つの事業を行っています。会員になっていただける方、ご寄附をしてくださる方を募集しています。
1、ブラアン族の子どもたち(特に募集中!)
http://www.ican.or.jp/gensan_feeding.html
2、紛争地の子どもたち(特に募集中!)
http://www.ican.or.jp/pikit.html
3、ジェネラルサントス市内の子どもたち
http://www.ican.or.jp/gensan.html
子どもたちの教育環境を向上させる「書き損じはがき」も募集中です。
http://www.ican.or.jp/kakisonji.html
その他、アイキャンに関する情報はアイキャンのHPへ
http://www.ican.or.jp/