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横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

こんな工夫

2018-03-21 07:12:10 | 日記



蓑毛のわくわく広場。
桜の木の下は草原になっていて植物や生き物がさまざま見られる。






カテンソウ(イラクサ科)があった。
雄花序の蕾たち。いくつか黄色い雄しべが見えている。






折りたたまれていたのが外にはじける時に花粉を飛ばす。面白い工夫だ。
その瞬間になかなか立ち会えないのが残念だ。
それに、いつも雌花序を確認し忘れる。






下を見て歩いているとアマガエルが動いた。きれいな緑色だ。






「こちらにもいる」と誰かの声。
振り向くと、茶色っぽいアマガエルがいた。薄く緑色が入っているようにも見える。

ほとんど同じ場所で違う色のアマガエルを見たのは初めてだ。






カメラに追いかけられて動けない。



アマガエルは環境で体の色を変化させる工夫をしているらしいが、どういう仕組みなのだろうか。
また、どれぐらいの時間で変化するのだろう。

アマガエルを熱心に観察しておられる方の下記のサイトによれば、
変色にかかる時間は、数十分、数時間、一週間から十日と幅があるらしい。

アマガエルのお話




猫の目と蛇

2018-03-20 06:56:04 | 日記



毎年、今の時期になると蓑毛の小さな流れまでハナネコノメを見に行く。






1cm以下の白い花が数個で花序を作っている。






雄しべ8本、白い萼に赤い葯が映える。
2裂した白い花柱がすっと伸びているのも面白い。

ハナネコノメはネコノメソウ(猫の目草)の仲間。猫の目を思わせる実が生るかな?






水辺なのでハナネコノメの下にジャゴケが広がっていることも珍しくない。






なるほど蛇苔という名前が尤もと思える葉状体の姿だ。
ジャゴケは雌雄異株だそうで、これは雌株。
キノコのようなものが伸びているのが雌器托で先端の傘についている黒っぽいのが胞子体だそうだ。




甘いかな

2018-03-19 07:17:28 | 日記



蓑毛で桜を見た後、バスを途中下車して浅間山(弘法山)に上がった。
ちょっと気になるものがあったのだが、それは空振りだった。






舗装道路の脇の斜面にクサイチゴがいっぱい咲いていた。
草苺というが実は木苺、モミジイチゴなどと仲間だ。
実が赤くなる頃にもう一度やって来たい・・・ちょっと食べてみたいものだ。






斜面を上がって権現山の頂上近くに来るとキブシが咲いていた。






何羽かのメジロが小さな花をつついている。
蜜か花粉か、わずかなものでもメジロにとっては嬉しい食べ物なのだろう。






花そのものを食べてしまう訳ではないので、キブシも安泰だ。




桜もいろいろ

2018-03-18 07:09:33 | 日記



気象庁は、きのう東京でのソメイヨシノの開花を宣言した。

丹沢のふもと、田んぼの向こうに桜が見える。






ここは蓑毛の「わくわく広場」。平成24年に桜ともみじを植樹して整備されたそうだ。






玉縄桜、おかめ桜、陽光桜、染井吉野、八重桜など4月中旬まで楽しめるという。

今回は行っていないが近所には薄墨桜が咲く場所もある。






玉縄桜はソメイヨシノの早咲きを大船フラワーセンターで育成した品種だ。






おかめ桜は秦野水無川の河川敷にも植樹されて菜の花との共演が見事で2年前に見に行ったことがある。






わくわく広場の近くの蓑毛運動公園には、春めき桜が咲いていた。






春めき桜は南足柄で育成された品種で、狩川の両岸が桜並木になっている。






車道を渡って自然観察の森に行くとマメザクラが咲いていた。







マメザクラは箱根や丹沢などで見かけることの多い野生種で、名前の通りに小さな花だ。






帰りに弘法山に立ち寄るとヒカンザクラ(緋寒桜、カンヒザクラ)が咲いていた。






濃い色の花が下向きに咲くのが特徴だ。


お花見というと圧倒的に染井吉野だが、ほかにもさまざまな桜が目を楽しませる。