5月7日
朝、ケース内を見ると、
雌1匹が、翅をつけたまま、蟻巣から出ていた。
ケースごと、
28℃に設定したインキュベータに入れ、
10分ほどして、ケースを取り出すと、
雌は翅を落としていた。
蟻巣に戻る気配は無く、
ケースの側面を歩き回っている。
ケース内の2匹の雌を取り出して、
調べてみた。
あれほど過酷なペアリング行動の繰り返しにもかかわらず、
交尾を終えた雌は3匹とも、
傷もなく、元気で健康体であった。
参照「脱翅雌」
3匹の雌は、
それぞれ30匹ほどのワーカーを与え、
新しい人工蟻巣に収容した。
参照「飼育蟻巣」
驚いたことに、
雄10匹はすべて健在であった。
自然状態では、雄は飛行すると100%死亡するが、
ケース内ペアリングでは、交尾後であっても、
生き残れるのである。
三つの人工蟻巣は、
大型の飼育ケースに入れ、本格的にコロニーの育成を開始した。
新女王の産んだ卵から、ワーカーが羽化すれば、
このプロジェクトは完全な成功となる。
5月10日には、卵がみられた。
卵塊も日々数を増し、5月中に幼虫も順調に成長した。
6月に入ると、蛹が見られるようになった。
朝、ケース内を見ると、
雌1匹が、翅をつけたまま、蟻巣から出ていた。
ケースごと、
28℃に設定したインキュベータに入れ、
10分ほどして、ケースを取り出すと、
雌は翅を落としていた。
蟻巣に戻る気配は無く、
ケースの側面を歩き回っている。
ケース内の2匹の雌を取り出して、
調べてみた。
あれほど過酷なペアリング行動の繰り返しにもかかわらず、
交尾を終えた雌は3匹とも、
傷もなく、元気で健康体であった。
参照「脱翅雌」
3匹の雌は、
それぞれ30匹ほどのワーカーを与え、
新しい人工蟻巣に収容した。
参照「飼育蟻巣」
驚いたことに、
雄10匹はすべて健在であった。
自然状態では、雄は飛行すると100%死亡するが、
ケース内ペアリングでは、交尾後であっても、
生き残れるのである。
三つの人工蟻巣は、
大型の飼育ケースに入れ、本格的にコロニーの育成を開始した。
新女王の産んだ卵から、ワーカーが羽化すれば、
このプロジェクトは完全な成功となる。
5月10日には、卵がみられた。
卵塊も日々数を増し、5月中に幼虫も順調に成長した。
6月に入ると、蛹が見られるようになった。
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