画像は冬眠中の黒化ムネアカオオアリのコロニー。
北海道、日本アルプス山系などに生息している胸部が黒いムネアカオオアリについての調査結果である。
私がこのアリと初めて遭遇したのは、今から30年前、乗鞍山系においてである。
カラフトクロオオアリと同定した脱翅メスから、
胸部前節に仄かな赤味をさすワーカーが出た時である。
それ以後、亜高山に生息するカラフトクロオオアリ、ムネアカオオアリの調査を続けてきた結果、下記のいくつかの調査事実が確認できた。
1 調査地域での黒化ムネアカオオアリの生息地には、すべてカラフトクロオオアリが生息していた。
2 黒化ムネアカオオアリのワーカーは、カラフトクロオオアリ、ムネアカオオアリのメスいづれからも出る。
3 カラフトクロオオアリ、ムネアカオオアリいずれとも判断できない脱翅メスを採集することがある。
4 カラフトクロオオアリ、ムネアカオオアリの結婚飛行の時期は同一である。
ヤマアリにおける混血と同じことが起きている可能性がある。
北海道、日本アルプス山系などに生息している胸部が黒いムネアカオオアリについての調査結果である。
私がこのアリと初めて遭遇したのは、今から30年前、乗鞍山系においてである。
カラフトクロオオアリと同定した脱翅メスから、
胸部前節に仄かな赤味をさすワーカーが出た時である。
それ以後、亜高山に生息するカラフトクロオオアリ、ムネアカオオアリの調査を続けてきた結果、下記のいくつかの調査事実が確認できた。
1 調査地域での黒化ムネアカオオアリの生息地には、すべてカラフトクロオオアリが生息していた。
2 黒化ムネアカオオアリのワーカーは、カラフトクロオオアリ、ムネアカオオアリのメスいづれからも出る。
3 カラフトクロオオアリ、ムネアカオオアリいずれとも判断できない脱翅メスを採集することがある。
4 カラフトクロオオアリ、ムネアカオオアリの結婚飛行の時期は同一である。
ヤマアリにおける混血と同じことが起きている可能性がある。