26日に行われた南神奈川の準決勝、横浜と鎌倉学園が勝ち進んだ。横浜は4年連続、鎌倉学園は30年ぶりの決勝進出。横浜は初の3年連続18回目の優勝を、鎌倉学園は夏、初めての優勝を狙う。横浜対鎌倉学園はこの1年、秋の大会で鎌倉学園がコールド勝ち、春の大会では横浜がコールド勝ちと一方的な試合で1勝1敗。夏は最近では10年前の記念大会の準々決勝で横浜が勝っている。
横浜対星搓国際湘南は9-8で横浜が逆転し、星搓国際の猛反撃を凌ぎ、逃げ切った。試合は横浜がエース板川、星搓国際は1年生三浦の先発。
先手は1回裏、星搓国際が四球のランナー2人を置いて、注目の強打者松下がこの夏、初めてのホームランを放ち、いきなり3点。
横浜の反撃は3回表、ヒットの遠藤と敵失の後、万波の2点タイムリーで1点差。
星搓も4回裏、投手三浦の代打一柳のソロホームランで、リードを広げた。
5回表から星搓はエース石橋。横浜は石橋を攻め、山崎、齋藤の連続ヒットの後、2死になると、長南に代打河原木。ダブルスチールを仕掛けた後、河原木の同点タイムリー。角田のヒット、板川の代打度会の勝ち越し二塁打、遠藤の2点タイムリーと連打で、一気に5点奪い、3点リードとした。
横浜は5回裏から及川がマウンドに。
7回表、横浜が河原木の二塁打、遠藤、小泉のヒットなどで、2点を加え、5点差に。
ノーヒットピッチングをしていた及川で横浜がこのまま勝ちかと思われたが、9回裏、星搓国際が猛反撃。1死から坂本の二塁打、一柳、代打藤澤の連打で1点返し4点差。さらに、濱田のヒットで、1死満塁。ここで、横浜は万波。2死からボークで1点返し、更に、松下の2点タイムリーで1点差に迫るが反撃はここまで。横浜が辛くも逃げ切った。
横浜は板川が4回5安打3四球1奪三振4失点。及川が4回1/3を4安打6奪三振4失点。打線は14安打。
鎌倉学園対横浜創学館は接戦を5-4と鎌倉学園が制した。
先発投手は鎌倉学園小島、創学館枯木。創学館は連投のエース佐藤えお出さず、初登板の枯木。
先手は創学館で、1回表、角津の三塁打と近藤の二塁打で1点先取。
しかし、1回裏、鎌倉学園がすかさず逆転。磯崎のヒットと新倉の四球のチャンスで、松丸が2点タイムリーで逆転。更に、竹村もタイムリーで2点リードとした。2回にも、四球のランナーを玉野がヒットで、返し3点差に。
創学館は4回表、近藤の二塁打、儀同のヒットなどで、1点。なおも、2死1・3塁ここで、鎌倉学園はエース小島をあきらめ、大浦。大浦が抑え、2点差のまま。
創学館は5回からマウンドにエース佐藤。
7回表、創学館は三塁打の池田を犠牲フライで返し、1点差。
しかし、7回裏、2死から四球と捕逸、盗塁を刺そうとした送球の悪送球とミスが重なり、痛恨の失点。
8回表、創学館は1死から椎名のホームランで再び1点差に迫るが、ここでリリーフした新倉に以降1四球と抑えられ、追いつけなかった。あと一歩だったのに。好試合だったようだ。見に行きたかったなあ。
創学館は枯木が4回4安打3四球4奪三振4失点。佐藤が4回2安打2四球2奪三振1失点も自責点なし。
鎌倉学園は小島が3回2/3を5安打1奪三振無四球2失点。大浦が3回2/3を4安打2四球1奪三振2失点。新倉が1回1/3を無安打1四球無失点。
ヒット数は創学館が上回っていたし、佐藤を最初から使っていれば・・・、創学館が行けたかも。創学館には残念。