気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

露を打つ

2018-06-09 17:02:02 | お稽古
晴れ間も見え出した朝、梅雨の切れ間の晴れなのでしょうか。

台風5号の動きが気になりますが、月曜に最接近しそう・・・

今朝からの自宅稽古のため、外回り・内回りの掃除を済ませ、
花を採りに庭に出ると、『ツユクサ・露草』の花に再会!
水無月になり庭の片隅でひっそりと咲くも、写真を撮り忘れて
いると次の日には萎ぼみ、次に咲くのを待っていたのです。

でも一花だけ、可哀相ですからそのままに。

採ってきた花、紫陽花、青楓とホタルブクロを活け、
十分に「露打ち」をし、床に。
露打ちは乾き切ったことを嫌う茶趣の一つとされています。
          (新版・茶道大辞典(淡交社)より)
  

「露」といえば、露だけを吸って生きている「ホタル」
水分補給だけでエサは取らず、交尾・産卵をして・・・
ゲンジボタルは10日間ほどの命でしたね。
東大寺の大仏ホタルもこれからが見頃に・・・
そして今年も棗にも蛍が・・・


そんなこんなで、気が付いたら十五分前、着物が・・・
お稽古開始時間は今朝は九時から、一時間の違いとはいえ、
準備の方がぎりぎりセーフ。
学生さんは学業に勤しまなければなりません。春休み以来で
来られるのは久しぶり、今回を含め二回しかお稽古が出来ず、
本番を想定して、お道具をだしての稽古になりました。
ちゃんと「(露)を切るような」所作も出来ていましたよ。

なお本来の『露を切る』とは新版・茶道大辞典(淡交社)では
”点前用語。点前中、天目茶碗から湯、または水を建水に捨て
 しずくを手、または茶巾でぬぐうことをいう。”と

二時間ほど、お稽古に勤しまれて、終われば足を投げ出し・・・
正座は慣れないことですから。フフフ