気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

簀戸の季節到来

2018-06-02 15:11:50 | しつらえ
今朝も朝から晴れ渡り、気分よく自宅稽古の準備に。

外回りからそして風炉の準備、掃除機をかけ終わると
 

庭から三種類の山紫陽花と縞葦を活け、

確認のため遠目から眺めて、ふと思い出したことは、今年も
障子から『簀戸(すど)・葭戸(よしど)』に入れ替えることで、
慌てて障子を外し、相方の手も借りて一枚づつ二階へ持って上り、
代わりに簀戸を一枚づつ降ろして、嵌(は)めれば出来上がり。
年々中仕事から大仕事になってきたよう、よいしょと。
古びたる葭戸取り出し嵌めにけり
            日野草城
古い簀戸ですので、葭を押さえていた糸が一部で外れており、
直さなくてはなりません。
漏れる光量が少なくなりますが、九月まで楽しみましょう。
簀戸はめて柱も細き思ひかな
          高浜虚子


更好棚も、もってこなくては。
 

月末には稽古茶事の予定ですから、熱を帯びたお稽古、
簀戸での稽古はかなり暗いですが、簀戸を通す空気の流れを
感じれますか?。
外は25℃と蒸し暑い空気が・・・清々しい風へと
この先人の知恵に感心します。
真夏になればより効果的ですね。