気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

カヌレの蜜蠟は鋳造仏にも

2016-12-22 13:51:10 | 日記
今日の朝食はいつものグリーンスムージーと「楽健パン」、
物足りず、頂き物のダニエル「カヌレ」を口に、
 
一口大ですが、かじると、もちっとした後にねっとりとした
食感が、そしてラム酒の香りとともに、甘さが押し寄せます。
出来立て直後は外のカリカリ感もあり香ばしいのだそうですが、
消費期限直前で残念!、渋めのコーヒーが合いますね。
カヌレ」とは、
仏語では「溝のついた」意味に、正式名は「マヌレ・ド・ボルドー」
ボルドー女子修道院で作られ、ワインの澱を取り除く作業に卵白を
使うため、余った大量の卵黄の利用方法として考え出された。
材料は牛乳・バニラビーンス・゙薄力粉・卵黄・ラム酒・バター・蜜蝋で、
日本では、ティラミスなどスイーツ・ブームの陰に隠れておりますが、
1990年代中頃にプチブームを迎えていたそうです。
(子育てでスイーツ女子?休学中、記憶にありません)
近年、関西でも難波に専門店がオープンしたり、
今朝頂いた神戸芦屋で有名な菓子店「ダニエル」さんでも、
オンライン・ショップで売り出した途端あっという間に
一日分が売り切れになったそうで、多様化するスイ一ツ界、
5㎝大の大きさから2㎝大へと小さくされたのも、
プチブームになりつつある要因かもしれませんね。

この特徴は銅製のカヌレ型に蜜蝋を塗り、生地を流して焼くこと
なのですが、「蜜蝋」が珍しく、
ろうそくやクリーム・化粧品・漢方薬・クレヨンなどに使われています。
日本で東大寺や鎌倉の大仏様を造るとき等にも使われております。
ロストワックス技法」と呼ばれ、メソポタミア起源の技法で、
1.最初に大まかな芯材上に蝋で精密な原型を作り、外型に
型の素材となったシリカ、水ガラス、石膏等を重ねる。
2.型の内部の蝋を熱で融かして取り除く。
3.できた空洞に溶融金属を流し込む。
4.型を取り除き、形を整え完成です。
             (ウィキペディアより改変)
なら仏像館第6室
奈良では東大寺の大仏様以外にも、仏様にお会いできますが、
奈良国立博物館「なら仏像館」に来館されれば、一同の仏様
魅かれる出会いがあるかもしれません。