気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

終月は紹鷗棚にて

2016-12-12 08:35:43 | お稽古
新たな気持ちで精進すべく、朝日射す朝を迎えました。
今日の花と花言葉は「マンリョウ・寿ぎ」です。
自宅稽古の準備に取り掛かるべく、まず外回りの掃除から、
余りの寒さに、手が悴んでまいります。
車のフロントガラスが凍っており、この冬初めての冬日に。
(調べると奈良の最低気温は-0.9℃、寒いはずです。)

お稽古を、南側の小間でしたいのですが、台子の自主練中
今月いっぱいは、我慢してください。

寒い広間にて、準備にとりかかります。
庭では最後の一枝の杜鵑が寒さにじっと耐えていると思えば
寒椿が私の番だと言わんばかりに、真紅色で輝いており、
つい西王母の代わりに、切りとった蕾の寒椿の一枝で、
白の初嵐を組み合わせてみました。
なお茶席では寒椿は茶花には不向き?で、山椿と称すれば
良いとされておりますが、お稽古ですからね。
 
終月は『紹鷗棚』にてのお稽古、
武野紹鴎好で紹鷗袋棚ともいい、鳥居引拙(いんせつ)創案の
袋棚に手を加えられ、1549年「紹鷗袋棚記」の一ヶ条の最後に
右、ふくろだなの習。すき道の一秘事にて候ま々、
必人に御をしへあるまじく候。
「我名をば大黒庵といふなればふくろだなにぞ秘事はこめける」 
 
エアコンも早めにONにし、床のしつらえになります。
炭が盛んに熾っており、いつお越しになられてもOK
部屋も炭火で温まってくれるとよいのですが?。
  
主菓子は「袴腰餅」でお待ちしております。