気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

湯木美術館「茶事へのいざないー夏の茶道具展」へ

2016-07-21 07:51:32 | 美術館・博物館
             入館券(黄瀬戸福字鉢)
東洋陶磁器美術館の煌びやかさに、眩暈?
心を落ち着かせないと・・・。
向かった先は、『湯木美術館』です。
中央公会堂前の栴檀木橋を渡り、南へ
なお名の由来通り、栴檀の木が植えられています。

高麗橋通りを南へ、直射日光が痛いぐらい
日傘をさすも、照り返しが強く、スマートフォンから
梅雨明けをつげておりました。
突然、石垣の建物が、華道「未生流家元会館」と

さらに南へ、昔は証券会社は大企業のビルばかりだったのが、
今はやりのタワーマンションが目立ちますが、
反対に、レトロなレンガの建物が際立ちます
「オペラドメーヌ高麗橋」と「難波教会」です。
 
道修町(どしょうまち)と呼ばれる地域で、
製薬会社の本社が多く立ち並んでおりましたが、
今は合併などで、少なくなっております。
右折すると『湯木美術館』に到着。
気を付けないと、見逃してしまいますよ。
二階へ登ると受付があります。
 展示場ロビー
夏季展は『茶入れのたしなみ』で、
プロローグは朝茶事の紹介から始まり、
ケース1
掛物 与謝野蕪村筆 大井川画賛


ケース2
炭斗、羽箒:ホロホロ鳥
瓢達磨香合 松平不昧書付 江戸時代
片輪車蒔絵香合 18世紀

ケース3
風炉・釜 真形釜 利休形切合朝鮮風炉
建水 飛騨曲観世水
蓋置 保全 青竹

茶碗 絵高麗梅鉢

濃茶器 又隠棗(千家名物)


ケース4
利休瀬戸茶入 銘「有明」17世紀:ボワッとしおります
色絵丸紋茶器 仁清 17世紀

ケース5
蕎麦茶碗 銘「夏月」朝鮮王朝 16世紀
黒平茶碗 一入作 17世紀
祥瑞沓形茶碗 中国 明、17世紀


ケース6
四季雨発句絵賛 呉春筆 18世紀:芭蕉の句を四首
蕣(あさがお)絵賛 松花堂昭乗筆 17世紀
  小堀遠州・江月宗玩・松花堂昭乗賛


ケース7
古染付山水文芋頭水指 柳沢堯山所持 中国明17世紀
日本からの注文で焼かれたそうで「わび好み」が現れる

縁金ギヤマン色絵鉢 フランスバカラ社 20世紀


ケース8
向付 鼠志野 黄瀬戸四方


やはり侘び茶にあっておりますね。