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萬福寺方生池の牛蛙で仲夏の使い方を

2016-07-05 12:05:58 | 神社・仏閣
仲夏」の候、最近暑くなってきましたが、
 お体に変わりはないでしょうか?」
時候の挨拶は使う時期がとっても大事ですね。
この「仲夏」を使えるのは、芒種(6月6日頃)から
7月7日の小暑までの時期になり、主に6月中です。
ということは、今後手紙を出すには、「盛夏」にしなくては。

仲夏を思い出したのは、先日萬福寺へ伺ったおり、
「ウシガエル・牛蛙」を見かけ、外来種だから季語は?
「蛙」は春ですが、「牛蛙」は多くは夏で「仲夏」に。
禅寺や真昼の池に牛蛙 』   橋本公枝
詠んでみました。
『蓮の葉にかくれんぼする牛蛙』 愚句
『蓮の陰つんとしている牛蛙』 愚句

萬福寺の梅雨の晴れ間のなか、
総門前にある駒蹄影園碑(明恵上人歌碑)で宇治茶発祥の話と
駒蹄影園碑(明恵上人歌碑)
萬福寺を龍にたとえ、隠元禅師が掘った井戸と言われる
『龍目井』は龍目で左右一対あり、参道の踏み石は
龍の背ですから、端を歩いてくださいとお願いをし、
  
総門前で、屋根の上の摩伽羅の話と扁額の「第一義」は
禅の本髄を現す言葉とされ、書は第五代・高泉の手との話も

真昼間ですから、まだ蓮の華が咲いているかな
と思い、総門を入ると放生池へ足を向けました。
数本の華が見えるだけで、残念です。
 
放生池の端に、大きな蛙を見つけました。
オスの『牛蛙』(うしかわず)食用ガエルとも呼ばれ、

大正時代に、輸出用として北アメリカから輸入されて
今や特定外来種として全世界的に悪者に。
中学時代に、カエルの解剖でも使っておりました。

余り咲いておりませんでしたが、蓮の花を供覧します。
毎葉蓮  曙蓮
最後に
「仲夏の候、これからもっと暑くなりますが、
         お元気でお過ごしください。」