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南海地震等調査特別委員会視察報告

2018-02-05 23:24:36 | 日記
1月23日~25日、東日本大震災の被災地である岩手県を委員会で視察してきましたのでご報告いたします。

1)陸前高田市
岩手県内最大の被災地であり、人口減少が加速する中、土地かさ上げによる区画整理事業が進められているが、入居予定が約60%との事で今後のまちづくりの困難さが予測された。

*津波高14.5mを観測した道の駅。震災遺構として保存される。


2)大船渡市
①防災集団移転事業
 大船渡市は平地が少なく、既存の高台集落の空いた土地に被災された方々が移転する「差込型住宅事業」を推進している。高知市も発災前に適地の選定や確保することが求められていると感じた。
②災害公営住宅 
 市・県・UR都市機構の3者によって約800戸が整備・管理されている。また整備に当たっては既存の建物を改修して活用することや、ペット可物件の整備等も検討課題。入居にあたってのアンケートなど要望をできるだけ丁寧に聞き取ることとともに、被災者の高齢化やそれぞれの世帯の状況が変化することも考慮し、住宅整備をできるだけ早急に行わなければならないと感じた。
③仮設住宅
 まもなく震災後7年となる現在、いまだに8団地・658戸もの仮設住宅が残り、143戸・266名の市民が暮らしている現状はあまりにも苛酷と感じた。特に学校を敷地として整備している箇所は、児童・生徒のみなさんの教育環境に及ぼす影響は大きい。

3)釜石市 上下水道の復旧 
 上水道の課題として、発災時の情報収集および電源確保、止水栓位置の早期確認、給水設備・施設の耐震・耐水・耐浪改修など。
 下水道の課題では、震災を受けて、漁業集落排水処理から移転に伴い合併浄化槽に変更したことや、処理時間の平準化でのコスト減対策など今後の下水道事業運営のためコスト意識をもちながら復興をすすめている点は参考となった。また仮設トイレの確保・設置は緊急時直ちに必要な施設であるため、十分な事前の準備をしておかなくてはならない。

4)宮古市 復興計画
 被災地区の規模や現状に応じて、“全体協議型と“検討会立ち上げ型”にわけて市民主体の復興計画計画づくりをすすめたことは大いに参考にしたい。
また災害時の電源確保が課題となったため、豊かな自然を生かした再生可能エネルギーによるまちづくりをすすめ、エネルギーの地産地消、産業振興や雇用創出もめざし取り組まれている。

<お知らせ>
●市長と語ろう会 テーマ:南海地震長期浸水対策について潮江・南部健康福祉センター ホール 2月 8日(木曜日) 18時30分~20時30分
潮江・アスパルこうち ホール 2月15日(木曜日) 18時30分~20時30分
高須・東部健康福祉センター 集会室 2月22日(木曜日) 18時30分~20時30分

www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/80/talkwiththemayor2017.html
●オーテピア西敷地は
「広場がいいね!市民集会」
2月24日(土)10:00~11:30人権啓発センター
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